ハンドメイドで作品を作ったときに出る余り布。皆さんどうしていますか?
お気に入りの布なので捨てるのはもったいないですよね。
ちょっとした布があればできる小物もあります。余り布でできる小物のレシピをずらりとラインナップしました。
余り布をつかって作ってみましょう。
余ったハギレはどうする?
まずは捨てないで!
ハンドメイドは楽しいですよね。
それはもう布選びの段階から始まっています。
手芸店や布屋さんに行ってワクワクしながら生地を選ぶ。
そうして吟味して買ってきた生地で目的のハンドメイドのお品を作る。
それはもうきっと満足のいく作品、思い入れのある作品になることでしょう。
しかし余りがでないようにきちんと型紙をとっても、余り布は必ずでるもの。
大好きな布、柄、素材なので捨てるのは躊躇しますよね。
だからといって、使い道もないし…。
ちょっと待って!!
いろいろな作品に余り布が生まれ変わります。
まずは、捨てないで取っておいて下さい。
ハギレの保存
1cm幅くらいのハギレでもつくれるものがあります。
かさばるときは巾着や、箱などに入れて保管しておきましょう。
何かを作ってでるハギレの中には、長くて細いものも出るかと思います。
そんなごくごく小さなハギレでも針金ハンガーに巻きつければ布のハンガーになります。
途中で切れていても大丈夫。
何かと役に立つハギレ。スペースに余裕があればとっておいて下さい。
もしかしたらあるかもしれないバザー
お子さんが成長すると…
お子さんが幼稚園、小学校と進級するにつれ、幼稚園ではバザーがあるところも多く、何か品ものを提供しないといけない(義務ではありませんが、お声がかかります)ところもあるようです。
クラブ活動でもその収益が部費の拡充につながり遠征費の一部になるところも多いようで、ここぞとばかり張り切る保護者も。
たいていお中元、お歳暮の品をそのままバザーに出すということが多いようですが、中にはハンドメイドであっと思うものを出されているお母さんもいます。
現在は何も予定がなくても、お子さんが大きくなると何かとそのような行事が出てきます。
それはそんなに先のことではないかもしれません。
そんなときに余り布は多いに役立つ救世主になってくれます。
ワンディショップさながらの作家さんの気分で作品を作って出してみるのもいいですね。
何より喜ばれるし、ハギレならコストもそれほどかかりません。
それに捨ててしまう布が生まれ変わって誰かに喜んでもらるのなら嬉しいですよね。
コツを覚えたら案外簡単に量産できるものもあります。
そんなハンドメイド作品をこれからご紹介したいと思います。
しかし、駄作を商品として出すなんて…
心配ご無用。
そもそも、幼稚園や小学校のバザーは収益を目的としていません。商品を提供するのもボランティアなのです。
そのため商品自体の値段も小学生でも気軽に買える値段をつけているところも多く、買ったものが壊れたとしても、そこはご愛嬌でまかり通るところもあります。
かといって、あまりにも粗悪品はNGですが…。
なのであまり気を遣いすぎず、気楽に作ってみることが大切です。
要はこれを使ってくれる人は喜んでくれるかな~という気持ちで、作ることが大切です。
余り布でできる小物たち
それではさっそく余り布でできる小物を見てみましょう。
ほんの少しの布でできるものから余り布を寄せ集めてできるもの…。
工夫しだいで楽しいハンドメイド作品ができます。
コースター
ハギレでできるものといえば、真っ先に思いつくのは「コースター」。
余り布を、11cm×11cmの正方形に裁断。
切り替えをつけたい場合は、2種類の布を縫い合わせて、好きな位置で11cm×11cmになるように裁断するか、先に全体の大きさが11cm×11cmになるよう8cmと3cmにするなどして縫い合わせて作る方法があります。
ミシンがない!という方は手縫いでもできます。
ふたつきポケットティッシュケース
シンプルなティッシュペーパーケースもいいけど、このようにふたがついているとオシャレです。
一見難しそうにみえますが、コツを覚えれば簡単にできます。
ふたを開くとこんな感じです。
ティッシュペーパーを入れるところの奥にもうひとつポケットがあるので、バンドエイドなど入れておいてもいいですね。
材料
【切り替えなしの作り方:材料1個分】
- 54㎝✕14㎝の布(両端それぞれ1cmの縫い代込)…1枚
【切り替えありの作り方:材料1個分】
- 20㎝✕14㎝の布(両端それぞれ1cmの縫い代込)…2枚
- 16㎝✕14㎝の布(両端それぞれ1cmの縫い代込)…1枚
- お好みでレース、タグ
1枚の布を山折り谷折りを繰り返して折り込んでいき、両端をミシンで縫っただけ。
コツをつかめば簡単。量産するにはもってこいの小物です。
ICパスケース
これはバザーで出すと喜ばれる品物です。
おけいこごとで電車やバスに乗る子どもたちにとって、目立つ柄のパスケースはかばんの中で見つけやすいですね。
ホルダーをつけているので、自分でひもやボールチェーンなどつけて首にぶら下げてもいいし…。
もちろん、バザーでなくても自分用に欲しいハンドメイド作品です。
パスを入れると隠れてしまうけど、自分だけの楽しみとして好きなスタンプを押してます。
ビニールシートはなんと100均のクリアケースです。
材料
- 端切れ布(背面、中側の布)…9cm×13cm(2枚)
- 端切れ布(表窓の布)…9cm×11.5cm
- 革ひも…8mm×6cm長さ(なければ綿テープなどで代用可能)
- 窓部分のクリアケース…7cm×9cm
- 接着芯(縫い代不要)…7cm×11cm、7cm×9.5cm
※接着芯以外すべて縫い代込のサイズ
自分が好きなタグやレース、もちろん布地がかわいければそのまま何もつけずに作ります。
タグも1枚ずつ買うと結構高いので量産するときは、綿テープにスタンプを押して、カットしてミシンすれば即席タグが完成です。
モバイルケース
かばんなどにちょっとひっかけておくと取り出しやすく便利です。
ガラケーの頃には活躍したケースですが、スマホ、iPhoneではあまり使わないかな…。
そう思って3DSが入るサイズに作ってバザーに出したところ、子どもたちや、なんとお年寄りが真っ先に買ってくれました。
まだまだ需要はありそうです。
材料
- 表布…32㎝×12㎝
- 裏布…32㎝×12㎝
- キルト芯…30㎝×10㎝
- 革ひも…3mmくらいの幅の物を6㎝
- 綿テープ…3㎝幅のものを23㎝
- 飾りのレース(好みで)
- シェルボタン…1個
ボタンはシェルボタンを使っています。
※シェルボタン
貝殻を加工してできたボタンです。手芸店や雑貨屋さんなどで売られています。キラキラ光る天然素材がいい感じです。
リコーダーケース
小学校になったら使うリコーダー。
学校指定で買うことが多いと思いますが、リコーダーケースはシンプルというより味気ないものだったりしますよね。
ちょっとかわいくリコーダーケースを作ってみましょう。
ランドセルにひっかけると注目の的です。
材料
- 表布…縦8cm×横74cm
- 裏布…縦8cm×横68cm
- ふた部分…縦8cm×横6cm
- お好みでタグやシェルボタン、モチーフ、レースなど
学校指定のリコーダーケースが味気ないせいかバザーで出したらまっさきに売れました。
じゃばらのカードケース
油断するとすぐにたまるポイントカード類、それだけでお財布はもうパンパン。
こんなときに専用のカードケースをカバンに入れておくと便利です。
財布もかさばらず急な買い物のときもカード忘れになることなくポイントを加算することができます。パッチワーク風に組み合わせればほんのわずかなハギレでOK。
材料
- 表面の布:18.5cm、横10cm(縫い代別)…1枚
- 裏面の布:18.5cm、横10cm(縫い代別)…1枚
- 仕切り板用の布:輪にして6.5cm×9cm(縫い代別)…2枚
- 接着芯:6.5cm×9cm…2枚
- じゃばら用の布:輪にして12cm×7.5cm…2枚
- 余り布
- バイアステープ
- スナップボタン
- お好みでレースやタグ
ちょっと上級者コース。
じゃばらの部分が細かい作業になり難しいですが、挑戦してじゃばらのカードケースを作ってみましょう。
これはひとつ持っておくと大変便利なお品です。
Wガーゼでマスク
給食に欠かせないのがマスク。
かわいい布で作れば給食当番も楽しくなるかも?
材料
できあがりサイズ:横約12㎝×縦8.5㎝(小学生用)
- Wガーゼ布…20㎝×36㎝
- ゴム…28㎝くらいを2本
給食タイムだけではなく、風邪のシーズンにも活躍しそうです。
シュシュ
直線縫いだけでできるシュシュはもっともお手軽なハンドメイド。
もちろん手縫いでもOK。
ただ意外と布地は必要です。
ハギレでつくるならパッチワーク風にするか、3色、4色展開でつくればいいですね。
材料
- 布…幅12㎝×長さ52㎝
(縦、横ともに縫い代を2㎝ずつ含む) - ゴム…長さ約22㎝
(ヘアゴム、平ゴムどちらでも可)
ハギレの布ブローチ
一見ゴージャスに見える布ブローチですが、なんとハギレでできます。
材料
余り布2.5cm×40cm~50cmを6本用意します。
それを手縫いでザクザク縫って重ねるだけ。少々おおざっぱで構いません。
リボンをつけたり、ゴムをつけたり…。
100均にも売っているブローチピンをつけてバザーに出すと目立ちます。
サニタリーポーチ
ファスナーは100均にもあり、手芸店でも100円以下であります。
ファスナーのつけ方をマスターして作ってみましょう。
材料
- 14cmのファスナー…1本
- 30cm×17cmの布…1枚
サニタリーポーチは女子にはうれしい!
友だちの誕生日プレゼントとしても喜ばれます。
ミニトートバッグ
A4のコピー用紙で型紙をとってつくるトートバッグです。
切り替えを入れれば余り布でもできます。パッチワークにして繋げてつくってもいいですね。
材料
〈本体の型紙〉1枚布の場合と裏布
- 縦21cm×横30cm
下の両角を縦3cm×横4cmの部分をカットする
〈本体の型紙〉切り替えタイプの場合
- 縦21cm×横12㎝=2枚
下のどちらか1方の角を縦3cm×横4cmの部分をカットする - 縦21cm×横10cm=1枚
作り方自体は簡単なのですぐ作れてしまいます。
ほんの少しの余り布でできるハンドメイド
布ハンガー
クリーニング屋さんの針金ハンガーに布を巻いただけですが、殺風景なハンガーもナチュラルに仕上がります。
リネン生地の余りに両面テープを貼ってぐるぐる巻きつけるだけ。
リボンの髪ゴム
作り方というほどのものではないですが…。
余り布を長方形に裁断し、真ん中をしばって、同じ布でくるんで縛るだけの簡単にできる髪ゴムはいくつも作っておくと便利ですね。
手縫いでできるつくり方を紹介しています。
布テープ
ほんのちょっと、1cmくらいの余り布でも捨てないで!!
オシャレな布テープができます。
ラッピングの袋に貼ったり、文房具に貼ったり…。ワンポイントになってカワイイですね。
くるみボタン
くるみボタンなら、ほんの少しのハギレでOK。
カラフルな布地だとキュートなボタンが作れます。
ゴムを通してヘアゴムとして使ってもいいし、ワンポイントとして小物につけてもかわいい!
ヨーヨーキルト
ハギレを丸くカットして端を5mm折りながら、折った山の近くを1周ぐるりとぐし縫いして、しぼるとできます。
手縫いでできるので気軽につくることができて便利ですね。
ピンにつけてヘアピンにしたり、繋げてコースターにしたり…。アイデア無限大!
余り毛糸でもできる小物
余り布だけではなく、セーターやマフラーなどを作って余った毛糸も活用できます。
捨てずに取っておいて!
麻ひもで作るコインパース
革と麻ひもでコインパースを作ってみましょう。
細編みができれば大丈夫。
革は切りっぱなしでいいし、アクセントにすることでまるで市販品のような仕上がりに。麻糸は100均にも置いてあります。慣れたら1個編むのに30分程度でできますよ。
材料
- 麻ひも…適宜
- 革…適宜
- スナップボタン…1個
- 内布(リネンなどお気に入りの布)…15cm×12cm程度
道具
- かぎ針…7/0号
- ハサミ
- 金づち
- 受け板
- 針と糸
コットン糸のシュシュ
100均でゴムを用意し、余り毛糸で巻きつけながら編んでいくだけ。
くさり編みができれば大丈夫!慣れたら30分でできます。
材料
- コットン糸
- リングゴム…直径5cmくらいのもの
- 編み針…4/0を使用
2色使いで編めばかわいいシュシュのできあがり。
編み花びらのブローチ
花モチーフ3枚を重ねてつくるブローチです。
ブローチにしたり、ゴムを通して髪ゴムにしたり、小物のワンポイントにしたり…といろんな場面でさりげない華を添えてくれます。
バザーに出すならこんなものも人気
余り布ではないですが、バザー目的でなにかハンドメイドしようと考えている方必見!
こんなものも喜ばれます。
デコパージュの石けん
100均にも置いてあるデコパージュ専用液を塗るだけで簡単にデコレーションできます。
バザーに出すなら石けんや、木製クリップなんかいいですね。
ボトルフラワー
ドライフラワーは家で簡単につくることができます。
100均のかわいい瓶にいれたら超かわいい飾りになりました。
バザーに出したら人気出そう…。
不用になった傘でエコバッグ
娘たちが所属するクラブ活動のバザーのときに、ある保護者のお母さまが(子どもたちからしたらおばあちゃん)不用になった傘を部員たちから集めて素敵なエコバッグを作ってくださいました。
子どもたちもモノを大切にする心が養われ、有意義なバザーになったところでした。
壊れた傘は捨てないで!
おすすめ書籍
ハンドメイドが楽しくなったら次のステップ
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まずはいちど見てミンネ ☆ 彡
Note
お気に入りの布はたとえハギレでも捨てるのはもったいない。
こんな作品に生まれかわるのならさらに楽しい時間を過ごせそうです。
バザー出店と量産できる小物をご紹介しましたが、バザーでなくても自分用、お友だちにおすそ分けでもいいです。
そこまで利用してさらに余った布端は掃除用のウエス(雑巾)として使い切りましょう。
編み物など動画のほうがわかりやすいのでYouTubeにて動画をアップしています。