小学校で使うリコーダー。学校指定で買うことが多いと思いますが、ケースがいまいちかわいくない。
そこでハンドメイドのかわいいリコーダーケースを作ってみました。
ランドセルに引っかけてあげると、学校から帰ってきた娘がお友だちから「いいな~」「かわいい~」と言われ上機嫌でした。
そして「ママ、お友だちの分も作って!」
お安い御用。
と言うわけでリコーダーケースの作り方をご紹介します。
Contents
バイアステープで囲むリコーダーケースの作り方
バイアステープで囲む作り方です。この作り方が最も簡単ではないでしょうか?
作り方というほどではなくて申し訳ありませんが、簡単にご説明します。
材料
- 布…74cm×8.5cm(2枚)
- バイアステープ…約70cm長さ
- スナップボタン…1個
- お好みでレースやタグ
型紙
こちらがリコーダーケースの型紙になります。
PDFにしております。2枚になっていますので、そのままA4サイズに印刷してお使いください。
なお、プリンターによって若干の誤差がでるかもしれません。
一度リコーダーを合わせてみて問題なければそのままお使いいただき、足りないようであればサイズを長くしてお使いください。
素人が制作しているためご勘弁を!
How to make
型紙に沿って布を裁断する
まず、型紙を合わせます。それぞれのりしろ★、のりしろ☆、のりしろ◎同士をテープかのりでくっつけます。
裏地はそのまま1枚で型紙をとります。
表地についてはとくに指定はないので、お好きなところで切り替えを入れたり、余り布をパッチワーク風につなげて使ったり、レースをつけてみたりと楽しんでみてください。
ひとつだけ注意点。
型紙の本体(中側)の底面部分に切り替え部分を作ると縫い目と底が重なりごわついた感じになります。
その位置を避けて切り替えをしてください。
バイアステープで囲むため、縫い代分はいりません。
バイアステープを用意する
簡単にできる秘訣はバイアステープ。
これでぐるりと囲んで縫うだけなので簡単にできます。
まずはバイアステープを作りましょう。
ループをつける
本体後ろ面の上部にランドセルに引っかけるためのループを取りつけます。
ループの素材はお好きなものをチョイスしてください。編んだひもでもいいし、綿テープでもいいです。
表面の生地(上の画像でいうベージュの生地に黒糸でロックミシンしている生地のこと)とリコーダー本体の生地の間にループを半分に折ってはさみます。
表面の生地は、綿テープを使ってもよし、バイアステープを折らずに使ってもよし、余り布の両端を折り曲げてステッチしてつけてもよし。
外れないようにまち針を打って、この3つを縫い合わせます。
お好みでタグやレースをつける場合も、この過程で行います。
つけ位置は底面を折ってから、タグを合わせてみてちょうどいい位置を見つけましょう。
タグの向きには注意します。
つけ終わったあと逆さまになっていた!ということがないよう確認しましょう。
バイアステープで囲む
1本体の表面と裏面を外表に合わせて、リコーダーの入れ口のところをバイアステープで囲います。(イラスト上)
バイアステープのつけ方は、本体表側にバイアステープを開いて中表にして合わせ、端同士を合わせます。
1cmのところを縫い、バイアステープをひっくり返し、本体をくるむようにします。裏側は手縫いでまつって処理します。(イラスト下)
次で詳しく説明します。↓
2
周りをぐるりとバイアステープで囲みます。
最初と最後の部分はそれぞれ1cm縫い代部分を設けて縫い、バイアステープと本体が縫い合わさったら、それぞれ端の1cm余分を折り返してくるみます。
裏側は手縫いでまつるか、表面のバイアステープの端から0.1~0.2cmのところをステッチして仕上げます。
目を落とさないように気をつけましょう。
バイアステープをつくるとき、あらかじめ下を0.1cmくらい長くして作っておくと目が落ちにくくなります。
画像:バイアステープの作り方|基本の作り方と一気に作れる裏技までより引用
できあがり
スナップボタンをつけたらできあがり。
ちょっとひと工夫
ハンドメイドの小物は女の子のモノだけになりがち…。男の子だって作ってあげたい!
そんなときは生地をシンプルはチェック柄や、男の子が好むプリントを使えば同じ作り方でできます。
背面の下に綿テープを貼るとお名前を書くネームタグになります。
バイアスなしのリコーダーケースの作り方
バイアステープがない!バイアステープを作るのが面倒!という場合、バイアスなしでも作れます。
型紙
- 表布…縦8cm×横74cm
- 裏布…縦8cm×横68cm
- ふた部分…縦8cm×横6cm
- お好みでタグやシェルボタン、モチーフ、レースなど
※さきほど紹介したPDFの型紙に1cmの縫い代をつけて作ってもOKです。
How to make
1布を裁断します。
余り布を使う場合は適当に端切れをつなげてパッチワーク風にして表布にしてもよいし、2色や3色の切り替えにしてもいいです。
もちろんシンプルに1枚布でつくってもOKです。
裏布はほとんど見えない(というかまったく見えない)ので、薄手の布なら何でもいいです。
(見えないとはいえサンプル画像のは超地味な布地ですね。布合わせも変で我ながら趣味悪っ。失礼しました。)
2
表布の表側の上端から12cmのところにループを作ります。
綿テープでも、端切れを折り曲げてステッチしてもいいです。これもお好みで…。
今回は綿テープでループを止めました。綿テープだと縫い代がいらないので縫いつけるだけで便利です。
※ここで画像の頭の部分が丸くなっていないのはまだカットしていないからです。
たくさん作ってみて効率よい縫い方を発見したのでその作り方をご紹介します。(少し邪道ですが…)
型紙通り、頭の部分はまだ丸く切らないでいいです。
3
表布のループをつけた反対側の端から4.5cmのところに2㎝角程度のマジックテープを縫いつけます。
マジックテープは最後に縫いつけてもいいですが、縫い目が表に見えてしまいます。それが気になる方はこの過程で縫いましょう。
スナップボタンをつける場合は最後につけるので、この過程は省略して読み飛ばしてください。
4
ふたの内布にもマジックテープをつけます。
(内布は丸くカットしておきます。)
5
マジックテープをつけたほうの表布と裏布を中表に合わせてミシンをかけます。
縫い合わせたところを割ってアイロンで型をつけ、表に返してステッチをかけます。
6
表布と裏布を中表に合わせます。
端から7mmくらいのところを直線ミシンします。
ここはのちのち袋縫いをする箇所です。
通常通り1cm縫い代を取って縫うとはみ出してしまい、サイズも小さくなってリコーダーが入りにくくなるので7mmくらいにします。
はみ出した余分なところをカットしておきます。
7
縫い合わせた本体を表側を中にして、内側の布を外にしてふたの部分をずらして画像のように重ね合わせます。
(わかりやすいようにずらして撮っていますが、縫うときはぴったり合わせます)
8
ぐるりと1周縫います。
ふたの部分は縫ったあとでカットするので、気にせず縫いましょう。
9
フタの部分を縫い終わったら余分をカットします。
フタを両方とも丸くカットした状態で縫い合わせたところ微妙に左右が合わず形がガタガタになってしまいました。
それならいっそ一方だけラウンド型の形を作り、それに合わせてもう一方をカットすればうまくいくのでは?と試したところ、このほうがきれいに仕上がったので、邪道ではありますが、ご紹介させてもらいました。
フタの部分と本体の部分をそれぞれひっくり返して、アイロンでおさえ型をつけます。
10
端をステッチしていきます。
このとき縫い合わせた布をはさむように(いわゆる袋縫い)して縫います。
できあがり
できあがりです。
リコーダーを入れるとこんな感じです。
少しスリムタイプなのでもう少しゆったりさせたい場合は型紙を1cmほど広げてとるといいでしょう。
お好みでボタンや花モチーフを編んでつけてみてもいいですね。
背側です。ループつきで便利。
しっかりした厚手のリネンだと安定がよく見た目もシンプルです。
背側で遊んでみました。ひっくり返したらレースやアップリケの登場~♪
このように…
ループにスナップボタンをつけます。
するとランドセルの脱着が簡単に行えます。
お好きなパターンでぜひ作ってみてください。お子さまが大喜びすること間違いなしです!
その他、入園準備品として用意するものの作り方はこちらを参考にしてみてくださいね♪
Note
味気ないリコーダーケースをハンドメイドするだけでお子さんも音楽の時間が楽しみになるのでは?
手作りのものを持たせると、お友だちから羨ましがられ、太っ腹になって〇〇ちゃんの分も作ってあげる~なんてオファーを受けてきます。それもまた嬉しいようで…。
親子間のコミュニケーションもハンドメイドを通じてバッチリ取れるなんてこともあるのでは?