コースターをいくつも作っていますが、なかなか納得のいくものができません。
ミシンでやるとどんなに慎重に行ったつもりでも、微妙に歪んでいて、それが気に入らない…。
ま、既製品ではないのだからこれがハンドメイドのいいところと言ってしまえばそれまでなのですが…。
どのみち真っすぐなラインが描けないのなら、手縫いで作った方が手作り感満載で、多少の歪みも手作りだからこその風合いと見なされるのではないか…。
そう思いちくちく針仕事。
ハンドメイドのブログを立ち上げたものの、本当はそんなに器用ではない私…。
(不器用だからゆえ、できないところの疑問点も出てきて課題として取り組めているのですが…)
コースターを手縫いでやってみるか…
手縫いだからこそ感じられる風合いと多少の歪みが魅力のコースターができあがりました。
今回はその作り方のガイダンスです。
Contents
手縫いでコースター
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型紙をとる
まず型紙を起こしておきましょう。
厚紙や方眼紙などに作りたい大きさのもの1枚と、縫い代分を周りに1cmずつ足したもの1枚を作っておきます。
私は中をくり抜いたものを用意しています。(画像左上)
私がコースターに使用しているサイズは9cm×9cmで、通常のマグカップが置ける大きさです。
型紙は縫い代込みのもの11cm×11cmと、実物大9cm×9cmの2枚用意します。
ちょっとゆとりを持たせて大きめに作りたいなら11cm×11cmくらいがいいでしょう。
真四角なので、布に直接定規をあてて線を引いていってもいいのですが、直角にならず微妙にずれたりします。
厚紙をなぞるほうが断然楽にできますよ。
素朴なリネンに赤糸でワンポイント
リネンに赤糸のステッチを入れて遊んでみました。
4本のラインを刺し子のように並み縫いで入れただけ。リネンの風合いとマッチして素朴な感じに仕上がります。
手縫いで縫う
2枚の布を中表に重ねる
2枚の布を中表に重ね、返し口を残して周りをぐるりと並み縫いで縫っていきます。
返し口の最初と終わりは返し縫いをします。
最初と終わりは本返し縫い
返し口を残してぐるりと1周縫いますが、縫う最初と最後はミシンだと返しミシンをするように手縫いでも本返し縫いで補強します。
【本返し縫い】の縫い方
手縫いの本返し縫いは、並み縫いより丈夫なので、返し口から布をひっくり返すときにほつれないように本返し縫いで縫っていきます。
本返し縫いは、①に針を刺し、進行方向逆の②に戻って、①を通り越した③に針を入れる縫い方です。
①から針を出したら、1目戻って白い矢印のところに針をいれ、③から出します。
並み縫いが、点線のように目と目の間が空いているのに対して、本返し縫いはミシンで縫った縫い目のようにすき間がありません。
この繰り返しを何回か行います。
①針を入れる
②最初に針を入れたところを通り越して針を出す。
③糸を引き抜く
④③で引き抜いてできた目の隣に針を刺す
裏から見たところ。
これでほつれにくくなります。
周りを並み縫いする
並み縫いで縫っていきます。
返し口は小さすぎるとひっくり返しにくくなり、大きいとまつる箇所が長くなります。
1/3程度残すとやりやすいです。
四隅をカット
四隅をカットしないとごわついた感じになります。
縫い目を切らないように、縫い目から1mmくらいのところをカットします。
アイロンで縫い代を倒します。
このひと手間がきれいにできるかどうかのポイントなので、面倒でもこの作業は行うようにしましょう。
ひっくり返す
返し口から表にひっくり返します。
目打ちなどで角を引っ張り出します。
ここで力を入れすぎるとほつれてしまいます。
ゆっくりと丁寧に行いましょう。
返し口を閉じる
返し口をまつっていきます。
選択自由|ステッチを入れる
そのままで完成させてもいいですが、私はステッチをいれました。
ステッチを入れない場合、ふんわりとした印象ですが、ステッチを入れるとフラットな感じです。
できあがり
手縫いのコースターのできあがりです。
左が周りにステッチを入れたもの、右の一番上はステッチを入れずに仕上げたもの。
無地にしてステッチを赤糸で入れてもいい感じです。
でも、やっぱり歪んでますね~^^;
これが手縫いのいいところです!(…と開き直り)
おすすめ材料・道具
Note
手縫いで本返し縫いは、強度が増すため覚えておくとなにかと便利です。
1歩進んで、半歩下がり、また1歩進んで、半歩下がる…の繰り返し。なんかそれに似た歌謡曲がずいぶん昔のあったような気がする…
♪幸せは~歩いてこない、だから歩いてゆくんだよ。1日1歩、3日で3歩…。3歩進んで2歩下がる~。(古っ!)