ゴキブリムエンダーは効果があるのか…我が家で試した結果報告

冒頭、申し上げますが、私は奴（ゴキブリ）が嫌いです。嫌いを通り越して怖い、怖すぎる…。

 

視界に入っただけで私の脳は思考停止してしまい、何をすべきか、今、すべきことを選択できない金縛り状態になってしまいます。

いやいや、退治すべきでしょ、今。しかし奴を目の前に私はチキンになってしまうのです。

 

それは悪いことに私の子どもたち３人にも遺伝し、みんな奴の存在に怯えています。

固有名詞を出すのも怖いので、以後Gのことを「奴」と言います。

 

そんな奴の姿を家の中では見なくて済むようにあらゆる対策を講じてきました。

その中で一番効果的だったのが、『バポナ』

毎年６月になると、２階の廊下に６～８畳用、３階の廊下に３～４畳用のバポナを設置して奴対策をしております。

ところが今年、いつものように６月に薬局に買いに行ったら、リビングのある２階に毎年設置している６～８畳用が品切れ。そこで今年に限り３～４畳用を設置しておりました。

 

ところが８月のとある深夜、２階のトイレから長女の叫び声が。

その声で一瞬でピンときた私。

親なんですが、助けるためにすぐに現場に走ることはできません。恐怖で足が硬直しているのです。

勇気を振り絞り、2階トイレへ。

 

サニタリーボックスの裏側に奴が潜んでおりました。

手持ちの殺虫剤を振りかけ、奴はご臨終。しかしその後の処理ができない…。

大学生の息子に応援を頼み、息子も恐る恐るトイレットペーパーで包み、そのまま水葬…。

見ると2cmほどのチビゴキ。

 

今までデカい奴を家で発見してきましたが、その場合大抵外からの侵入。

ツガイで行動することもあるという奴。２匹同時に退治したこともありましたが、退治したあとは出現することはありませんでした。

 

しかし、今回はチビゴキ。

一抹の不安が…。

 

そう、奴たちは家に潜んでいる。

 

そしてその１週間後、深夜にキッチンに立った長女のまた叫ぶ声。

今年はどうゆうわけか長女ばかりが出くわしているが、そんな話はさておき、チビゴキの出現。しかもシンクまで上がってきているという大胆で無礼な奴。

なんとか退治したものの、私の予感は見事に的中。

 

これは、おるぞ…。間違いなく、家の中に…。

 

見つけた奴を退治するのではなく、潜んでいる奴たちに消えてもらわなければならない…。

 

そうするとくん煙剤、

いわゆる「バルサン」か…。

 

７人家族の私たちはそれぞれの日程を調整し、家族が一斉に外に出る時間を見計らい、食器や家電製品を梱包して炊かないといけない。

何気に面倒で、大変な作業…。

 

しかし、今年の２月にキンチョーから『ゴキブリムエンダー』という部屋の空間に噴射するだけで退治できるという商品が発売されました。

これ、使ってみるかな…

 

ゴキブリムエンダーとは

ゴキブリムエンダーとは、ずばりゴキブリ駆除剤ですが、出現した奴に向かって噴きつけるそれとは違い、家の中に潜んでいる、隠れた奴たちを退治してくれるというもの。

 

つまり、奴に向かって直接戦う必要がないというGが苦手な人にとって、まさに救世主的な駆除剤。

 

 

なんと画期的な商品。

どんなものかはキンチョーの公式チャンネルで動画を確認したほうが早いですね。

 

ゴキブリムエンダーの使用方法

1

事前に掃除や電化製品の梱包などの準備は必要なし。

広さに合わせた回数を部屋全体に行き渡るようにななめ上にプッシュします。

部屋の広さ	プッシュ回数
1.5畳	1プッシュ
4.5畳	3プッシュ
6畳	4プッシュ
9畳	6プッシュ
12畳	8プッシュ

６畳（約25㎡）あたり４プッシュの割合で部屋の中央から部屋中にまんべんなく広がるようにななめ上にプッシュします。

（６畳の場合は部屋の中央から４隅にむかって１プッシュずつ噴射します。）

 

2

お部屋を30分間閉めきります。

その間、室内にいても大丈夫。

 

3

家中のゴキブリを駆除。

10分程度でスキマに隠れたゴキブリが有効成分に反応して外に出てき、しばらくするとそのまま死にいたります。

処理後の掃除も必要なし。

 

まさに、楽ちんな駆除方法。

しかし、本当に人体に影響がないのか気になるところではありますね。

 

ゴキブリムエンダーの成分

 

有効成分のピレスロイドは、害虫に少量で効き、速い効果があります。

 

しかし私たち人間などの哺乳類は、万が一体内に入っても、速やかに分解する酵素を持っているため短時間で体外に排出されます。

 

なので噴射した空間にいても、

人間にとっては安全性が高いということです。

 

ゴキブリムエンダーの注意点

人間や哺乳類には安全性が高いといわれるゴキブリムエンダーですが、金魚など水槽がある部屋では使えません。

 

水槽だけでなく、小鳥、両生類、爬虫類など飼育している場合も使用する場合は部屋の外に出しておかなければなりません。

 

その他の注意点はこちら

使用に関しての注意点はまあまあ、あります。

しかし常識で考えると納得できるようなものばかりで、注意すべきは ペットがいる部屋での使用ってことでしょうか。

 

いくら人体には害がないとはいえ、薬剤がかかった食品なども口にしたくないので、噴射するときは冷蔵庫や戸棚、密閉袋に入れておいたほうがいいですね。

 

ゴキブリムエンダーの効果

ではでは、いよいよゴキブリムエンダーを使ってみて我が家が感じた効果を披露します。

 

我が家は３階建ての二世帯住宅です。

夫が１泊ゴルフに出かけた日を見計らい夜は外食しようと家族全員留守にさせての噴射です。

 

ゴキブリムエンダーは噴射して30分間部屋を閉め切っておけばOK。

とくに室内にいても問題ないということですが、わざわざ薬剤が充満した部屋に居たくないじゃないですか。

 

それに、もしかして悶え苦しみながら出てくるかもしれない奴と向き合うのも恐怖だし…。

 

というわけで、家族を外食に連れ出しました。

 

家を出る前に、3階から順に噴射しながら降りていき、トイレの窓もきちんとしめ、1プッシュ。廊下にも１プッシュ。

とにかく家中に薬剤が行き渡るようにプッシュしながら玄関へ。

ゴキブリムエンダーのノズルは斜め上を向いていて、従来の殺虫剤にはない形状。

上に向けて噴きつけると、斜めに飛び散り、パフっと噴射される感じ。

マスクをしていたので臭いは気になりませんでした。特に殺虫剤特有の臭いはまったくなし。

 

部屋の中央に立って四隅にプッシュ。１部屋合計４プッシュ。

 

クローゼットや押入れなどもオープンにして使用。だって押入れの奥に潜んでいたらイヤですもんね。

 

薬剤がかかることは気になりましたが、人体に影響ないならきちんと退治できたほうがいいし。

 

食品は、冷蔵庫に入れたりビニールなどで梱包しておきました。

さすがに食器棚は開けておくのは躊躇したので、今回は閉じたまま。

 

１階まで降りて、１階の和室とトイレ、廊下、靴箱の扉は全開にして玄関にも１プッシュ。

 

まだ少し缶に薬剤が残っていますが、とりあえず所定のプッシュ数でこれで善しとしよう。

 

そうそう、プッシュするときは、連続してやると薬剤の出が悪いです。

連続してプッシュする場合は、次のプッシュまで約５秒あけてください。という指示がありました。

＞＞＞KINCHO製品Q&A｜ゴキブリムエンダー

 

そして結果は…

約２時間後、床が奴の死骸だらけだったらどうしよう…と不安を抱えながら、恐る恐る帰宅。

ところが、奴の死骸は１頭も見当たりませんでした。

 

これはどうゆうことかいな…

 

私の予感は見事に外れ、もともと家にはいなかったのか…。(-.-)

 

前回２回の出現は、たまたま外から侵入してきたチビゴキだったのだろうか。

(・・？)

 

それとも、

まったく効き目がない薬剤なのか…

 

こればかりは死骸がないのでわかりません。

 

玄関開けて、すぐの階段の壁に死にかけた黒い小さな虫がいたのですが、肝心な奴はいないという結果。

 

ゴキブリムエンダーは噴射後に掃除をする必要がないということですが、念のため掃除機をかけ、水拭きをしましたが、掃除中も死骸はいませんでした。

 

ゴキブリムエンダーを使ってよかったこと

死骸を発見できず、なんだかよかったのか悪かったのか、よくわからない結果となりましたが、これで今のところ我が家にはいないという安心感ができました。

 

夜中にびくびくしながら暗い部屋の電気をつけることがなくなったのはよかったです。

 

それと何より、部屋が片づいた！

 

普段、片づけなさいと言っても一向に散らかりぱなしのリビングや子ども部屋ですが、ゴキブリムエンダーという商品の説明をし、奴が出てきて死ぬ、そのときに脱ぎ散らかした服や、床に転がったモノの上に死んでいたらどうよ？と説明したら、今までみたことのないような片付いた部屋になっていました。

 

これ、何気に効果あるやん…( ´´ิ∀´ิ` )

 

週末の休みのたびに掃除に追われる私にとって、自分で動かずして、こんなに部屋がキレイになるなんて、何年ぶりかしら～って感じ。

 

ま、私自身も噴射後、掃除なしでいいとは言うものの気持ちよく過ごしたいので、ベッドなど動かして一応チェックし、掃除機と水拭きまで済ませ、汗だくで掃除完了！

 

しかし、やったあとの爽快感が半端ない。

 

奴がこの家にはいないという安心感からくる爽快感なのか、部屋が片づいたという満足感なのか、いずれにしてもいい結果となりました。

 

私なりに結論を出すと、

この家には奴はいない（今のところ）

 

ゴキブリムエンダーのコスパ

楽天やAmazonなどの通販で購入しようとしたら、調査時点では楽天の最高値が2,280円でした。Amazonは1,395円とやや安い価格で、Yahoo！ショッピングでは1,400円（送料無料）

 

私が近所のドラックストアやスーパーをリサーチしてみたところ、1,480円～1,580円くらいの価格帯でした。

 

最初にCMをみたときはピンと来ませんでしたが、実際に商品を見てみると、

小っさ…

現在使用しているアースジェットと比較してみると、随分小ぶり。

アースジェットはこれ２本でワンコイン程度で購入できますが、その３分の1程度のサイズで価格は約６倍以上。

かなり高い商品ですよね。

しかし、これで家の中にいるかもしれない恐怖で日々を過ごすよりは、安心料としては安いのかも。

またくん煙剤を用意することを考えたらはるかにコスパがいい。

 

奴の存在に怯えている方で、すでに奴を家の中で見かけた方には、試してみる価値あるかも…

 

結論

私が思うゴキブリ対策は、夏前にバポナを吊るしておき、もし不幸にも奴を家の中で見かけてしまったら、ゴキブリムエンダーを噴射するのがよろしいのでは…。

 

バポナはざっくり言うと農薬。

ポリ塩化ビニル樹脂板に練り込まれたジクロルボス（DDVP)という農薬を吊るすことによって、徐々に薬剤が空気中に蒸散していき、ハエ・蚊・ゴキブリを寄せ付けなくする蒸散剤。

 

つまり、家の中に寄せつけない。

 

とは言っても、侵入してきた奴に対してその場で殺すといった殺虫剤ではないので、そんなときはゴキブリムエンダーを使う…といったところでしょうか。

 

奴ら、家の中に生息しているというより、圧倒的に外からの侵入が多いというのが現状です。

排水溝からであったり、クーラーの室外機のドレンホースから侵入してきたり、堂々と玄関から入って来たり、網戸のすき間から入ってきます。

 

そうそう、網戸のすき間は盲点です。

 

ちょっと長くなりますが、今年私が遭遇した恐怖について最後に語らせてください。

 

今年の夏のとある昼下がり、時間は午後３時頃。西側にある寝室の掃除をしようと窓を開けようとしたら、視界に入った黒い物体。

 

窓の外、しかも３階の網戸に黒い物体が…。

すぐさま奴と気づいた私。

しかし、信じがたい光景。真昼間、しかも西日がカンカンに射している部屋の窓に陽に透かされた奴のシルエットが…。

 

よく見ると、網戸の外側ではなく、内側にいる。つまり窓と網戸の間に入り込んでいる奴。

 

このまま窓を開ければ、間違いなく中に入ってくるパターン。（￣□||||！！

大きさ４cmはあるだろう巨大ゴキ。

 

炎天下、ちょうど西日が射してきて奴を直撃。奴も暑くてたまらん様子。

しかし出口を探せず網戸の上まで登っては落ち、登っては落ち…。その間視界に奴が入るので気持ち悪くて仕方ない…

 

そもそもどうやってすき間に入り込んだんだろう。

その疑問については、この記事に詳しく書いています。

関連記事蚊の侵入を防ぐには網戸の閉めかたにポイントあり。アロマと合わせて撃退！

 

これ、うかつに網戸をしているからって安心して窓を開けていてはいけないやつ。

 

我が家には、ゴキブリが怖くない高齢の父が今のところ退治してくれています。

今回窓を半分あけて網戸を半分に開けた状態で殺虫剤を振りまいてくれ、奴は網戸のすき間から落ち、一件落着したのですが、それ以来、窓を開けるのは恐怖。みごとにトラウマになりました。

 

ゴキブリは堂々と窓から侵入してくるのだと、確信した経験でした。

 

まずは奴が入るようなオープンな状態を作らないということが大切。

しかしね～、洗濯ものを取り込んでそのまま忘れて網戸全開にしてたりとか、閉めたつもりでも窓が半開きになっていたりとかあるんですよね～。

 

生活していると100％シャットアウトは無理。

 

できれば見ずに過ごしたいけれど、遭遇してしまったら戦うしかない。

しかし真っ向に戦いを挑むのは怖すぎる。時々めがけて飛んでくることもあり、それを思うと恐怖でしかない…。

 

そんなときは

「ゴキブリムエンダー！！」

あなたが頼り。

でも、果たしてあなたは救世主なのか？