日本人にかかせないお米。毎日食べるものだからこだわりたいですね。
とは言え大家族だったり、お子さんが育ちざかりの男の子兄弟だったりすると、そうそうブランド米を買うわけにはいきません。
うちは7人家族で子どもが3人おりまして、朝4合、夜5合の米を仕込んでます。
1俵(60kg)の米が2ヶ月で消費するという状態です。
18歳になる長男は、普通の茶碗では間に合わずどんぶり茶碗で2杯、3杯はざらに食べます。
学校に持たせるお弁当は1リットルの容量。
まぁ食べてくれるのは嬉しいことなので、いかに安価なお米を美味しく炊くかに手腕がかかってくるわけです。
それでいくつか試しこれはいけると思った11の方法をご紹介します。
Contents
炊飯の基本を再確認
お米の研ぎ方【基本】
皆さん、毎日されていることなのでおわかりだと思いますが、
これを読む方の中に初めて一人暮らしをする方や学生さん、新社会人の方もおられるかもしれないので、
まず基本の炊き方を再確認しましょう。
計量をする
まずお米の量を計りましょう。
計量カップで計る場合は、180mlの軽量カップ1杯が1合です。
カップに山盛りについでこんもりとした上の部分を箸などを使ってすり切ります。
クッキングスケールで計る場合、お米1合の重さは150gです。
最初の水が肝心
お米が最も水を吸うのは一番最初の水です。
そのため最初の水だけは浄水器の水かミネラルウォーターを使うようにしましょう。
ミネラルウォーターを使う場合は、硬水ではなく軟水のほうが適しています。
- 軟水…硬度が0~60mg/l未満(い・ろ・は・す、南アルプス天然水、六甲のおいしい水など)
- 中軟水…硬度が60~120mg/l未満(ボルヴィック)
- 硬水…120~180mg/l未満
- 超硬水…180mg/l以上(エビアン、ペリエ、コントレックス)
(ちなみに私は最初から最後まで浄水器の水で研いでます。)
水から入れる
ボウルか炊飯器の釡に水を張ります。
(正しい方法はボウルに入れるようですが、私は面倒なので直接釡に入れて仕込んでいます。)
米を一気に加え、軽く1~2回底から混ぜるようにして洗います。
ここではすぐ水を捨てることがポイントです。
水に長く浸けると、米についていたヌカの臭いまで米が吸ってしまいます。
かき回すように研ぐ
水を切った状態で、米を研ぎます。
手のひらの手根部で優しく押すような感じでシャカシャカとかき回します。決して力強く研がないようにしましょう。
この作業を3~4回繰り返します。水が透明になるまでやる必要はありません。
目盛りまで水を加える
炊飯器の目盛りまで水を加え、最低30分以上浸して炊飯器のスイッチをONします。
何合仕込んだっけ?
3合?4合?…と自分が仕込んだ合数を忘れたことありませんか?(私だけ?)
そんな場合、おばあちゃんの知恵袋ではありませんが、
洗った米の上に指を突き立てて、第一関節のところまで水を入れればほぼ失敗しません。
目安なのでお好みで軟らかく炊きたいなら多めにしたり、固めが好きなら少なめにして調整しましょう。
ご飯を美味しく炊く11の方法
1)だし昆布
だし昆布を一枚加えて炊くと、栄養や風味が染み込んで、おいしくなります。
寿司めしをつくるときはこの方法で炊きますね。
2)備長炭(竹炭)
備長炭をのせて炊くとふっくらとしたおいしいご飯になります。
備長炭には多孔質という無数のミクロの空洞があり、その内部にはカルシウム、カリウム、鉄、マンガンなどのミネラルを豊富に含んでいます。
そのため水に浸すことによって水道水に含まれるカルキやトリハロメタンなどの化学物質を吸着してくれ、備長炭内部に含まれる天然ミネラル分が溶け出し水がおいしくなるのです。
3)ハチミツ
米2合に対して、ハチミツ小さじ1を入れてしっかり溶かして炊きます。
ふっくら旨みのあるおいしいご飯ができます。
4)日本酒
米2合に対して、酒大さじ2を入れて炊きます。
ふっくらおいしいご飯が炊けます。
5)みりん
米2合に対して、みりん小さじ2を入れて炊きます。
ツヤが出ておいしいご飯が炊けます。
6)オリーブオイル(サラダ油)
米2合に対して、オリーブオイル(またはサラダ油)小さじ1を入れて炊きます。ツヤが出てしっとりおいしいご飯が炊けます。
これは私の義母がパートで勤めていた某全国チェーンの有名弁当屋のご飯の炊き方で、サラダ油を入れて炊いているようです。
そうすることでご飯にツヤが出て見た目も美味しそうに仕上がるということです。
もちろん、食べても美味しい。
でも弁当自体がそんなに高い値段設定ではないのでそうそう高い米を使っているはずもなく、経営者の知恵だな~と感心です。
7)にがり
米2合に対して、にがり2滴を入れて炊きます。
ツヤが出ておいしいご飯が炊けます。
8)塩(天然塩)
米2合に対してひとつまみの塩を入れて炊きます。
しょっぱくなると思いきや甘みのあるご飯が炊けます。
9)もち米
いつものお米の量に対してもち米を3割ほど入れて炊きます。
水はすこし少なめにしましょう。これでもっちりご飯ができます。
10)酢
お米2合に対して酢大さじ1を入れて炊きます。
これはご飯が傷みづらくなるので夏場のお弁当なんかに便利です。
11)氷を入れて炊く
炊くときに氷を2~3個入れて炊くと、いつもより少しもっちりした感じに仕上がります。
炊く前に冷水に浸すことによってお米が芯までしっかり吸水し、甘味が増すようです。
炊き方を失敗したときの回避法
ベチャベチャに炊けてしまったご飯の再生方法
食べたい分のご飯をお皿などに上げ、電子レンジでラップなしで30秒から1分程度チン。
これである程度の水分が飛びます。
硬く炊けてしまったご飯をおいしくする方法
米1合に対して日本酒を大さじ1程度入れて、もう一度炊飯器で炊きます。
そんなに芯がなければ、この量を多少減らしましょう。
おいしく食べるご飯の保存方法
冷凍保存がベスト
ご飯を保温していると臭くなりますよね。
その原因はご飯についているヌカ。このヌカが炊飯器の中でどんどん腐敗していって臭くなるのだそうです。
臭くなってから冷凍しても意味がないので、おいしいときに小分けにして冷凍しましょう。
急速冷凍が大切なので、ご飯が温かいうちに1食ずつ平らにしてラップで包みます。
温かいうちにラップすることでご飯の水分が蒸発せず解凍してもパサパサご飯になりません。
粗熱が取れたら冷凍庫に入れて保存します。
解凍方法は、基本的にレンジでチンするのですが、柔らか目に炊いたご飯はラップを外してからチンしたほうがいいでしょう。
さらに冷凍ご飯のしたに割りばし2本で足を作っておくと、下からの加熱を促せて加熱ムラを防ぐことができます。
解凍時間は約2分。ここで1回ご飯を取り出してほぐしてからもう1分加熱すると美味しく食べれます。
また冷凍だからと言って長期保存はせず3~4週間で消費するようにしましょう。
Note
毎日食べるご飯は美味しく召し上がりたいですよね。紹介した11の方法で自分の好みの炊き方が見つかるといいですね。気分によって変えてみてもいいかもしれません。