久々にビーフシチューが食べたくなりました。
ビーフシチューをつくるとき、テールを煮込んでつくることが多いのですが、なかなかテールが手に入りません。
あいにくスーパーには牛スジ肉しかなかったので、今回はこれを使ってつくります。
しかし、牛スジ肉は当たりが悪ければゴムゴムして、せっかくのシチューが台無し。
そこで、肉を柔らかくするためにひと工夫加えました。
案外知っている方も多いと思う方法ですが、
ヨーグルトに肉を漬け込むだけ。
ヨーグルトに含まれる乳酸が肉の筋繊維をほぐしてすき間ができ、食感が柔らかくなるというもの。
でも、ヨーグルトの酸っぱさが肉に移らないの?
それについてはまったく問題なし!
懸念していた肉はトロリと柔らかく満足のいくビーフシチューに仕上がりました。
今夜の夕食はビーフシチューとフランスパン!
ビーフシチューの材料
【6~7人分】
- 牛スジ肉…450g
- じゃがいも…5個
- 玉ねぎ…1個半
- ニンジン…1本半
- デミグラスソース…2缶
- 水…600ml
- 赤ワイン…200ml
- バター…おおさじ1(12g)
- トマトケチャップ…大さじ2
- 塩・コショウ…適宜
- マギーブイヨン…1個
デミグラスソース缶はハインツを使いました。期待を裏切らない味に仕上がるので重宝しています。
我が家は7人家族なので2缶使いましたが、4人分だと1缶でいいです。
材料も適宜減らしてつくってみてください。
ビーフシチューのお肉を柔らかくする方法
冷蔵庫をチェックしたら、消費期限が過ぎたヨーグルトが。
食べるのもどうかと、しかしフタを開けてみたらホエイとヨーグルトが分離しているものの腐ってはなさそう…。
そだ、お肉を柔らかくするのに使おう!
どうせ洗い流すことだし…。
ボウルにヨーグルトを入れ、食べやすい大きさにカットした牛スジ肉を混ぜ込み、ラップして冷蔵庫で約1時間ほど寝かせます。
(時間に余裕があれば2~3時間くらい置くといいようです。今回午後から作り始めたので1時間くらいしか寝かせることができませんでしたが充分柔らかくなりました。)
そのあと水洗いし、水気をしっかり拭き取ります。
今回はたまたまヨーグルトがあったので、それを使いましたが、炭酸水に漬け込んでも柔らかくなります。
ビーフシチューの作り方
1玉ねぎはくし形に、じゃがいもは皮をむいて2等分に、ニンジンは皮をむいて乱切りにします。
2
牛肉は一口大に切り、塩コショウをしてしばらく置いておきます。
3
フライパンにバターを熱します。
(サラダ油でもいいのですが、バターで炒めることによって濃厚な味わいになります。)
4
牛肉を入れ、焼き色がつくまで強火で焼きます。
5
たまねぎ、ニンジンを加え、たまねぎがしんなりするまで中火で炒めます。
(このときじゃがいもはまだ入れません)
6
水とマギーブイヨン1個を加えます。
(深鍋に移し替えておりますが、最初から深鍋で調理してもいいです)
ここで赤ワインを加えると味に深みがでます。
ただし、加えすぎるとワインの酸味が強く出てしまい、逆に風味を損ねてしまうので注意。
7
沸騰したら灰汁を取り、弱火にします。
鍋にフタをして、弱火でコトコト1時間半ばかり煮込みます。
7
デミグラスソース缶とじゃがいも、トマトケチャップを加え、ざっくり混ぜ、フタをして弱火で15~20分ほど煮込みます。
(水分が少ないと感じたらお湯を加えて調整してみてください。一度にドバっと入れず、100ml程度くらいいれながら様子をみます)
じゃがいもが柔らかくなったらできあがりです。
ビーフシチューのできあがり♪
牛スジ肉がヨーグルトに漬け込むことによって、柔らかく仕上がりました。
ただ牛スジ肉の場合、部位によってはゴムゴムしたところもあるので、それに当たったらアンラッキー。
見事に夫の皿に入っていたようで、眉間にしわが寄っておりました。
ところで、ホイップクリームも冷蔵庫に余っていたので、仕上げのトッピングに使おうと思っていたのに、まんまと忘れさっておりました。
ホイップクリームを上からかけるとさらにゴージャスになるはずだったのに…、残念!