今までおせち料理は手作りをしていた我が家。
我が家は同居型の二世帯住宅で、私の両親と夫、子ども3人の7人家族でした。
2022年に父が脳梗塞で倒れ、介護が始まってから2023年のおせちはとても作る心の余裕がなく、通販のおせちを取り寄せてみました。
これがなかなか美味。
来年も通販のおせちでいいかも…と思いきや、介護の甲斐もむなしく、父が他界。
2024年は喪に服していたためおせち料理はしませんでした。
そして、2025年の今年。
通販でおせちを取り寄せることにしました。
その結果……。
来年は取り寄せないかな…。取り寄せたとしても、ほんの小ぶりのものでいいかも…。
そんな我が家の感想を述べたいと思います。
おせち通販どこがいい?
元旦には妹家族も集まり、賑やかな正月を過ごします。
そこで見た目も豪華に3段重を取り寄せてみました。
一昨年、【博多久松】 で頼んだおせちが思いのほか美味しかったのですが、せっかくならいろんなところのおせちを試したく、リサーチ開始。
そのなかで必ずと言っていいほどランキングに上がってきていたのは『匠本舗 』
いやあ、私もブロガーの端くれで、ちょいとアフィリエイトもかじっている身からすると、「とはいっても『案件』でしょ。」という猜疑心も無きにしも非ず。
しかし、どのサイトやブログもほぼ紹介されているし、もしか本当に美味しいのではないか。
その期待もあり、今年は匠本舗で頼んでみました。
匠本舗のおせち
今回、我が家が選んだのは匠本舗の『華寿安』という5~10人前の京都のおせち。早割で32,000円が23,500円。三段重で64品目。
見た目も豪華で、テーブルがやたらと賑わいます。
壱の重には、ロブスターの旨煮、黒豆、数の子などが入っています。
弐の重は、手毬餅と、ずわい蟹の爪、伊達巻など。
参の重は、海老の艶煮、合鴨スモークなど。
このお重を選んだポイントは、アワビ入り。これは夫のこだわりで、アワビは外せないとのことだったので、数あるおせちの中から選びました。
えびがあるだけで、食卓が豪華になりますよね。このお重には、えびの他にロブスターもあったので、見た目重視で選びました。
さすがに通販のおせちだけでは何なので、今年は筑前煮、タラバ蟹の爪、刺身(真鯛、ブリ、サーモン、いかそーめん、イクラ)と、ローストビーフを2本焼き、あとから赤飯と島原雑煮を出しました。
私の両親は島原出身で、博多生まれの私は博多の雑煮は食べたことなく、島原の具沢山の雑煮を毎年いただいています。
例年、コストコには30日か31日に出向いてサーモンやいくらなど購入します。
サーモンは量が半端なく多いのですが、子どもたち皆好きだということと、余ったらホイル焼きにすればいいので無駄がありません。
ローストビーフは我が家の正月の定番になりました。
1ブロックでは足りず、2ブロック焼いています。31日に焼いてホイルで包み一晩置くととても美味。
で、いざ正月の御膳を囲み、暫しの団らん。
三段のお重でテーブルは華やいでいるのですが、皆が手に取るのは、刺身やローストビーフばかり。
妹家族が帰ったあと、お重のおせちがほぼほぼ余った状態でした。
頼んだ量が多すぎた……。
(๑º ロ º๑)〣
深夜、長女が小腹が空いたとお重を広げて眺めていたので、私も参入しお酒をたしなみながら、つまんでみると……。
ひとつ、ひとつは美味。
京都のおせちというだけあって、上品なお味。
おいしくいただけるのに、どうして箸が進まなかったのだろうか……。
思うに、おせちは日常的に食べ慣れているものではないため、積極的に手に取ることもなく、眺めるだけ…という見て楽しむものではないか。
食べるということを念頭に置いたら、刺身の盛り合わせをもう1皿作る、もしくはブリの照り焼きでも出したほうがよっぽどいいかも。
匠本舗 のサイトに、「サイズ選びに悩んだら、大きめサイズがお勧め!」との記載がありますが、我が家の場合、小ぶりなもののほうがよさそうです。
元旦の夜、食べたっきり、次の日にはなぜかおせち料理を食べたくない。
今回8名の会食でしたが、おせちは2段、または1段でもいいかも。
それでも大量に余るかもしれませんが、それはそれでいいのかも。
たとえば、昆布は「よろこんぶ(喜ぶ)」という意味を持ち、黒豆は「マメに働く」、数の子は子孫繁栄など、おせち料理、ひとつひとつに意味や由来があります。
新しい年の始まりだからこそ、日本の風習を大切にしたいですね。
我が家はずっと手作り派でしたが、がっつり手作りするのではなく、おせち通販を織り交ぜながら、少しずつ手を抜いていこうかと画策中。
いやあね、主婦は正月が来るのを手放しに喜べない。ちなみに1月16日は、「藪(やぶ)入り」といって、よその家に嫁いだお嫁さんが休暇を貰って親元などに帰ることをいい、宿下がりともいう日。ちょっとした骨休めできる日。
多忙な毎日、おせちくらい手を抜いて、楽に正月を迎えたいものです。
来年も、もしかしたら通販か、デパ地下のおせちを試してみるかもしれませんが、目で楽しむということを念頭に置いて、小ぶりなものをチョイスしようと思います。
今年もどうぞよろしくお願いします。