私は生まれも育ちも博多で、生粋の博多っ子。
しかし、博多のお雑煮は食べたことがありません。
博多の雑煮は、ブリとかつお菜が入っており出汁は焼きあごでとります。
雑煮って地方によってさまざまなんですね…
私が子どもの頃から食している雑煮は、具がふんだんに入った島原雑煮。
両親とも長崎県島原地方の出身なので、ずっとこのお雑煮です。島原雑煮は別名「具雑煮」とも言われいろいろな具材が入っております。
そして汁をすすると、なんともほっとできると言うか、安心できると言うか…、
これがなくては正月ではないと言っても過言でないくらい私の中で定着しているお雑煮。
今回、母からその具だくさん島原雑煮のレシピを教わりました。
具だくさん島原雑煮
材料
- 餅
- 鶏肉
- 干ししいたけ
- ごぼう
- 人参
- 大根
- 白菜
- 切昆布
- 高野豆腐
- かまぼこ
- だし昆布
- 削り節
- 薄口しょう油…大さじ2
- 塩…少々
- 料理酒…大さじ2
- みりん…大さじ1
- しょう油…小さじ2
作り方
- 鍋に昆布と水を入れ30分~1時間ほど置く。
- 1の鍋を火にかけ沸騰寸前で昆布を引き上げる。次に削り節を入れ沸騰したら火を止め、暫く置く。
- ボウルの上に布巾を乗せたザルを置き、2の削り節が沈んだら、汁を濾す。
- シイタケは水に戻しておく。
- 鶏肉は一口大、ゴボウはささがき、人参、大根、白菜、高野豆腐、水に戻したシイタケは食べやすい大きさに切る。
- 切昆布は、水に戻して食べやすい長さに切る。
- 3の出し汁に鶏肉を入れ、シイタケの戻し汁も加え、大根、人参、ゴボウなど煮えにくい材料を弱火で煮て、時々灰汁を取る。
- 薄口しょうゆ、塩、料理酒、しょう油を加え味付けする。
- 切昆布、高野豆腐を加えコトコト煮る。
- 白菜の茎の部分を加え、その上に餅を置き、かまぼこ、最後に白菜の葉を入れひと煮立ちさせる。
他にも油揚げや里芋などいろいろな具材を加えてもいいですね。ただ我が家では里芋は汁がドロドロなってしまうので入れていません。
また餅もあらかじめ焼いてから入れるときもあれば、レンジで加熱した餅をそのまま入れるときもあります。
白菜の茎の上に餅を乗せて煮るのは餅が他の具材にくっついてドロドロとならないようにとの母の工夫です。
調味料の配分については、母はいつも目分量でやっているため具体的には記載できませんが、水を一人分200㏄とした場合、だいたい4~5人分で1リットルくらいでの概算です。
ここは味を見ながら調整していきます。
島原具雑煮に無くてはならない「切昆布」
この切昆布が島原具雑煮のポイントです。
ただなかなか手に入らないと母は申しておりました。物産展や道の駅など立ち寄ったときは必ずチェックしているようです。
きざみ日高昆布 45g (北海道産刻み日高昆布)漬け物や煮物に最適な細切りヒダカコンブ 本場特産刻み日高昆布(ひだかこんぶ)
お雑煮も地方によってさまざま。また家庭によってもさまざまです。
機会があれば雑煮巡りをしてみたいと思う今日この頃…。