冬の乾燥が続く毎日。肌もカサカサ…。
女性の方は手荒れで悩んでいる方も多いのでは?
ハンドクリームでは追いつかず、皮膚科通いをしている方も多い季節です。
なにかと厄介な手荒れ…。
そこで手荒れに効果を発揮するマヌカハニーについて考えてみたいと思います。
マヌカハニーとは
ニュージーランドに自生するマヌカの木
マヌカハニーとは、ニュージーランドに自生するマヌカの木から採れる「はちみつ」です。
マヌカはニュージーランドの原住民、マオリ族が薬として使っていた木で、この木の花から集められた花蜜から作られるはちみつがマヌカハニー、またはマヌカハチミツと呼んでいます。
そしてこのマヌカには薬用としての効果があるということを、ニュージーランドのワイカト大学教授ピーター・モラン博士が発見しました。
マヌカの花
マヌカの木や葉は揮発性の香りがして、葉は堅くツゲの葉を細長くしたような感じです。
春から初夏にかけて梅の花に似た感じの花径1cmほどの花が密集して咲き、白からピンクに変わる美しい木です。
- フトモモ科ネズモドキ属
- 原産:ニュージーランド
- 英名:Broom Tea-tree、Manuka
- 和名:御柳梅(魚柳梅・松紅梅)レプトスペルマム
その蜜は1年のうちわずか4週間ほどしかない開花時期にしか採取できません。
1キログラムのマヌカハニーを採取するには、75,000回ものみつばちの運搬力が必要となります。
そんな希少性の高いハチミツが「マヌカハニー」です。
単花蜜
ハチミツにも種類があり、たくさんの花から蜜を集めたものを「百花蜜」、一つの花の種類から蜜を集めたものを「単花蜜」といいます。
単花蜜のほうが成分が統一されていて成果が出やすくなります。
マヌカハニーはと言うと、マヌカというハーブの花蜜を集めた「単花蜜」です。
原住民の知恵
紀元前2200年ごろのパピルスに記された内容によると、マヌカの木は先住民のマオリ族から「復活の木」と呼ばれ風邪や解熱・外傷の治療目的に大切に使われてきた薬木だったようです。
マヌカはキャプテンクック船長が葉をお茶にして飲んでいたところからヨーロッパでは「ティーツリー」とも呼ばれていいます。(エッセンシャルオイルのティーツリーとは別ものです)
野菜などの栄養素が不足する長い航海では、マヌカハニーのように栄養素を豊富に含んでいる食物を利用して壊血病などを防いでいたようです。
このように昔からマヌカハニーを薬として使用している名残が残っており、ニュージーランドでは各家庭に薬用としてはちみつが必ず置かれているようです。
一般的なハチミツとの違い
一般的なハチミツは、人間の体内に摂取されるとカタラーゼという酵素により分解され、過酸化水素による殺菌作用は失われてしまうことがわかっています。
しかしマヌカハニーはこの酵素の影響を受けない固有の要因があり、体内でも健康パワーが持続するという他に類をみないハチミツということがわかりました。
マヌカ特有の要因
この固有の要因をユニークマヌカファクターと呼びUMFで表します。UMFの数値は、フェノール水溶液の濃度に換算した値が記載されます。
UMF10+という表記であれば、フェノール10%の水溶液と同等の力が見込めるという意味です。
病院などで使用される一般的な消毒液であるフェーノール水溶液が2~3%であることを考えるなら、UMF10+の数値がどれくらいのパワーなのかは拝察できます。
それでいて、体内に必要なビフィズス菌などの善玉菌は殺さないという研究報告がされています。
ニュージーランドでは医薬品
このような健康パワーをオーストラリアやニュージーランドでは、医薬品として用いています。
ところが日本では医薬品として認められていないため、健康をサポートする健康補助食品としての利用となります。
マヌカハニーが手荒れに効く理由
殺菌作用や抗菌作用
マヌカハニーには「メチルグリオキサール」という強い抗菌力を持つ成分が含まれています。それは普通のハチミツのなんと8倍。
この抗菌力が手荒れに効果を発揮するようです。
手湿疹とは
手湿疹は、別名「主婦湿疹」とも呼ばれる手指に起こる皮膚疾患です。
なぜ主婦湿疹と呼ばれるかというと、水仕事の多い主婦の手に起こりやすい疾患だからです。
そのほか美容師さんや飲食関係など主に水や洗剤を扱う仕事に従事している方もかかりやすいようです。
湿疹が起こる原因は、水や洗剤によって手指の油分が洗い落とされ、手が本来持っているバリア機能を低下させてしまうことにあります。
バリア機能が低下すると、乾燥しやすくなり、あかぎれや小さな水泡ができたような状態となります。
水を使わないことが近道
手湿疹を完治する方法は単純明快です。
ずばり、水を一切扱わないこと。
つまりお姫さまのような生活をすれば手湿疹に悩まされることはないのです。
実は私も長年、この主婦湿疹に悩まされており、評判がいいと言われる皮膚科を点々としておりました。
そこで名医と言われる女医さんから言われたのは、
「水を触らないこと」
炊事、洗濯はもちろん、洗顔やシャンプーをするときもビニール手袋をするなどして一切水に触れなければ治る。
と言うことでした。
ところが現実問題それは不可能。
毎日の家事や生活をするうえではなかなかそんなことはできません。
そして一度発症してしまうと、ステロイド治療していったんはよくなったかのように思えても、また再発を繰り返すという悪循環に陥ってしまいます。
しかも結構長引く方が多いのも特徴です。
マヌカハニーで手荒れ対策
マヌカハニーが手湿疹に効果的なのは、その保湿力や皮膚の再生を促す効果があること。
そして強い殺菌作用にあります。
その抗菌力は、雑菌に感染してジュクジュクした湿疹もきれいに修復してくれる働きを持っています。
ハンドクリームとして代用
使い方は簡単。
マヌカハニーをハンドクリームのように患部に塗るだけです。
しかしそのままではベタベタして気になりますよね。
そんなときはマヌカハニーを塗ったあとにガーゼが絆創膏などで覆います。患部が広範囲なら綿100%の手袋をはめるといいでしょう。綿手袋はドラックストアや100均に置いてあります。
またワセリンやキャリヤオイルと合わせて軟膏を作っておくのもよいでしょう。
塗る頻度は、水仕事のあと必ず塗るようにすると効果的です。また夜寝る前にマヌカハニーを塗って綿手袋をして就寝。
可能であれば、日中もマヌカハニーを湿布した後、綿手袋を着用すると治りが早くなります。
マヌカハニーを選ぶ基準
UMF値について
UMF(ユニーク・マヌカ・ファクター)というのは、ピーター・モラン博士が発見したマヌカハニーにだけ含まれる特殊な抗菌作用を数値で表したもので、UMF値はニュージーランドのUMF承認団体であるAMHAによって承認されたマヌカハニーにのみ記載することができる値です。
5+、10+、16+、20+、25+と数字が大きくなればなるほど、マヌカの抗菌作用が強いということです。
ニュージーランドの医療現場で使用されるものは10+以上のものでアクティブ・マヌカハニーと呼ばれています。
日本に安い値段で輸出し、調査したところマヌカハニーのUMF値に詐称があることが判明し、AMHAから除名された会社もあります。
マヌカハチミツを選ぶ場合には、信頼の置けるブランドを選ぶことが重要となります。
マヌカハニーの代表ブランドと言えば「コンビタ社」です。
生産量、シェアともに最高で安心して選ぶことできますが、金額もやや高めとなっています。
MGOとは?
MGO(天然メチルグリオキサール)とは、2008年にドイツの研究グループが、抗菌作用をもたらす物質食物メチルグリオキサールがマヌカハニーの抗菌性物質を担う主要な成分であることを発見し、それを数値で表したものです。
全世界の80以上のハチミツを集め試験したところ、食物メチルグリオキザールの濃度は7mg/kgしか含みませんでした。
それに対し、マヌカハニーはその70倍以上の30-700mg/kgも含むことがあるそうです。
700mg/kgもMGOを含む食べ物はマヌカハニーだけです。
MGOは1kgのマヌカハニーに何㎎の食物メチルグリオキサールが含まれているかを示す規格で、MGO100+であれば、マヌカハニーには100㎎/1kgの食物メチルグリオキサールを含んでいるということです。
目安はUMF10+、MGO100+以上
健康改善を目的としてマヌカハニーを摂取する場合は、UMFは10+以上、MGOは100+以上のマークがついたものを購入するのがおすすめです。
理由は、UMF10+以上でニュージーランドの医療現場でも使用していることから治癒促進や免疫向上に効果的ということが判明しているからです。
UMFやMGOは数値が高くなればなるほど殺菌作用や抗菌作用がよりパワフルになります。
しかし、お値段も比例して高くなります。
継続して使用する場合や、はじめて使用する場合などは続けやすい価格のものから選んでみるといいでしょう。
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UMF値:10+
おすすめなのはニュージーランドから直接買い付けること。高品質なものが低コストで手に入ります。
詳しくはこちらを参考にしてみてください。
マリリニュージーランド マヌカハニー 16+ / MG600
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使いたいのは山々だけど…。
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Note
自然がもたらした大いなる恵みに私たちは恩恵を受けていることが多いですね。ハチミツもそのひとつ。
冬の乾燥からマヌカハニーの保湿力で肌を守り、ケアして手荒れを繰り返さない抗菌力を身につけたいものですね。