今年の夏は暑くなりそうです。
皆さん、外出の際は日傘差していますか?
私は面倒くさがり屋なので、日傘を持ち歩くのもめんどくさい、差すのもめんどくさい。
そのまま無防備に外へ繰り出し、そのうち顔がヒリヒリ…、パリパリ感を感じて初めてやばさに気がつくと言う、なんともずぼらなアラフィフです。
が、しかし右頬に見慣れない黒い汚れが…。手でさするも消えない、顔を洗っても消えない…。
もしか、それってシミ…….??
こんな風になる前に日ごろから日焼け対策はしないといけません。(痛感)
そこで今年は日傘を差してこの夏を乗り切りたいと思います!
でもその前に日傘について知っとこ!
Contents
日傘を選ぶときのポイント
日よけか遮光か
日傘を差す目的によってチョイスする商品が違ってきます。
暑さをしのぐためなのか、紫外線を防ぐためなのか、どちらを優先するかによって商品も変わります。
- 紫外線対策…UVカット加工
- 暑さ対策…遮光加工
日傘で紫外線をカットしたい場合は、「UVカット加工」と明記されているものをチョイス、日差しや暑さ対策として使いたい場合は、「遮光加工」にすると、熱(可視光線や紫外線など)を通さず、傘の内部の温度が上がりにくいため快適に使用することができます。
選ぶポイント:UVカット率
傘の生地にUVカットコーティングを施したものをUVカット加工と言っております。
UVカット率とは、紫外線をカットしてくれる比率で、PU(ポリウレタン)コーティングが主流となり、このコーティングを施すことでUVカット率がほぼ90%以上になります。
ちなみにメーカーによっては、UVカット率欄に「遮蔽率」と記載されているものがありますが、遮蔽率とは紫外線を遮蔽するために加工を施した繊維製品に対して、遮蔽能力を客観的な評価方法として規定したJIS L1925を制定したもの。
簡単に言えば、私たちが日ごろ使っている日焼け止めクリームに、日焼けを防止する指数として、「SPF50+」や「PA+++」など数値で表していますよね。その繊維版で遮蔽率90%などとあらわしています。
選ぶポイント:遮光率
遮光傘とは、UVカット加工をさらに進化させたもので、紫外線だけでなく太陽光を遮る仕様になっているものを指します。
遮光加工されている傘は、可視光線や赤外線を通さず、傘内部の温度が上がらないため涼しく快適に使えます。
つまり、遮光率が99%以上でないと遮光という表示をすることはできません。
最近ではUV加工と遮光を施した製品が増えてきておりますが、併せてパーセンテージまで確認しましょう。
素材をチェック!
日傘に使われる素材としては、ポリエステルやナイロンなどの化学繊維のものと、綿や麻、絹などの天然素材とがあります。
- 化学繊維…ポリエステル・ナイロンなど
- 天然素材…綿・麻・絹など
天然素材のいいところは、熱を通しにくいため涼しく快適に使えます。
ただし、日焼けをしたりUV加工が衰えるのが早く、2~3年程度で買い替えなければなりません。
化学繊維のものは、熱を帯びるので日傘の内側に熱がこもりますが、天然素材のものに比べ比較的リーズナブルに買い求めることができます。またポリエステルにセラミックやチタン加工してあるものは、耐久性に富み、すぐには劣化しません。
涼しさを求めるなら化学繊維よりも天然素材、長く使いたいなら化学繊維と使い分けるといいですね。
生地の厚さがポイント!
傘の生地は、厚手で目の詰まったものが紫外線の遮断効果は高いです。ただし厚手のものはお値段も高くなる傾向にあります。
二枚重ねのものも熱を通しにくいためオススメです。
白か黒か?
では日傘の色は白か黒、どっちがいいのでしょうか?
一時期、日傘は黒がいいとメディアから広まり、なんとなく黒がいいようなイメージが定着しましたが、一概にはそうとは言えないようです。
黒の場合、光を吸収してしまうため、日傘内部に熱がこもりやすく暑くなってしまいます。
対して白い日傘は光を反射するため熱がこもらず涼しく快適に使えます。
暑さ対策なら白い日傘、紫外線防止なら黒。
とは言えUV加工を施している傘であれば、傘の色は何色でも大差ありません。
…と言いたいところですが、そんなに単純ではありません。1点だけ注意しないといけないことが…。
地面からの照り返しに注意!
気をつけておきたいのは、太陽の光は地面から反射する場合もあるということ。
傘の内側が黒だと、照り返された紫外線を傘の内部で吸収できます。
ところが傘の内側が白いと、地面から照り返された紫外線は内側で反射してモロに自分を攻撃してしまいます。
これではせっかくの日傘が全く効果がないばかりか、逆に日焼けをひきおこしてしまいます。
UV加工をしている傘なら表の色は白であろうが、黒であろうが、はたまた柄がついていようがさして変わりはないのですが、内側だけはなるだけ黒いものを選びましょう。メーカーによっては内側が白くても加工をほどこしているものもあるので、しっかりチェック。
ここだけ気をつけて日傘選びをするようにしましょう。
折り畳みはどう?
持ち運びには便利な折りたたみタイプの日傘。最近では軽量化を意識し、その重さはiPhoneよりも軽いものもあり、カバンに入れても邪魔になりません。
ただ軽量な分、紫外線ブロックの効果は低くなると思っておいたほうがいいようです。
常時使うなら長傘タイプを、短時間しか使わないならカバンに折りたたみを入れておくなど使い分けるといいでしょう。
どうせなら晴雨兼用がいい?
どうせなら晴雨兼用が持ち歩くときも1本で済むし、便利!
そう思いがちですが注意が必要です。
晴雨兼用傘は傘生地の表面に防水加工とUVカット・遮光機能がついています。
一般的な雨傘はポリエステルなどの疎水性のよい生地が使われていますが、晴雨兼用傘は綿または綿とポリエステルの混紡素材のものを使用したものが多く、素材の特性上、水を含みやすくなります。そのため長時間雨にさらされることによって、UV加工のコーティングが剥がれやすくなります。
急な雨のときは便利ですが、日常使うときは雨傘と日傘は使い分けたほうが傘も長持ちします。
え?日傘って寿命あり?
ここまで読んで、日傘を選ぶのも大変だ…と思った方もおられるでしょう。
自分が何を重視するのかで日傘選びが変わってきます。
ところが、しっかり手入れをしても、UV加工の寿命は2~3年と言われています。
UV加工のコーティングが剥がれた傘を使い続けると、紫外線をモロ吸収してしまい、傘を差しているのに日焼けをしてしまった…ということになりかねません。
レースの日傘にも注意が必要
セレブっぽくみえるレースの日傘も優美な感じでステキですね。
しかしデザインによっては考えものです。
レースのすき間から紫外線が顔に直撃…ということは避けたですね。
選ぶポイントまとめ
- UVカット率99%以上のもの
- 遮光率99%以上のもの
- 内側の色は黒、または暗いものを選ぶ
- 生地は厚いもの、または2枚重ねになっているものを選ぶ
おすすめ日傘
SAIVEINA(サイベナ)
6回のコーティングで99.9%の紫外線遮光率を実現。テフロン素材で作られた素材は厚めで撥水性に優れています。ワンタッチ式と手動があり、シンプルなデザインも高評価の日傘です。
タイプ | ワンタッチ式折りたたみ | UVカット率 | 100% |
素材 | 190Tテフロンポリエステル | 紫外線遮蔽率 | 99.9% |
重量 | 345g | その他 | 晴雨兼用多機能 |
macocca
遮蔽率/100%、遮光率/100%の超撥水加工の晴雨兼用折りたたみ傘です。
素材はポリエステル100%で傘生地に特殊なコーティング加工されているので紫外線防止効果があり、防水性にも優れています。
タイプ | 折りたたみ | UVカット率 | 遮蔽率100% |
素材 | ポリエステル100% | 遮光率 | 100%一級遮光 |
重量 | 250g | その他 | 晴雨兼用/超撥水加工 |
Wpc.(ワールドパーティー)
生地の裏地にポリウレタン樹脂(PU)でコーティング加工を施しているため裏地が明るい色目でもしっかり遮熱・遮蔽効果があります。デザインも豊富なので好きな柄をチョイスすることができます。
タイプ | 長傘 | UVカット率 | 遮蔽率99.99% |
素材 | ポリエステル100% | 遮光率 | 99.99%以上 |
全長 | 69cm | 重さ | 260g |
Cuby
二層仕組み加工された生地で、UVカット率99.9%としっかり紫外線をカット。自動開閉のワンタッチボタンもかわいく日傘を差すのが楽しみになりそうなデザイン。
タイプ | ワンタッチ自動開閉折りたたみ式 | UVカット率 | 遮蔽率99% |
素材 | 高密度NC布 超撥水 | 遮光率 | 完全遮光 |
重量 | 331g | その他 | 晴雨兼用/超撥水加工 強風対抗 |
芦屋ロサブラン
JAL国内線機内「JAL SHOP」でも販売しているロサブランの晴雨兼用日傘は元パリコレモデルや芸能界の方にも多数愛用されている上質なセレブ傘。さりげないレース使いもおしゃれ。
タイプ | 長傘 | UVカット率 | 100% |
素材 | 表面:ポリエステル100% 、裏面:ポリウレタン100% | 遮光率 | 100%完全遮光 |
全長 | 66cm | 重量 | 305g |
HaAimNay 星空
開いたときの直径が96cmとワイドな中に星空が散りばめられたデザインで、暑い日でも涼しさを感じられる日傘。三つ折りでコンパクトに収納できるので持ち運びにも便利。
タイプ | 手動おりたたみ式 | UVカット率 | UV遮蔽率99.9% |
素材 | 高密度撥水PG素材 | 遮光率 | UPF50+ |
重量 | 300g | その他 | 晴雨兼用 |
Note
せっかく日傘を差すのなら、きちんとUVカットできて、かつ涼しいものがいいですね。最近の商品は折りたたみ式でも晴雨兼用タイプにしてもUV遮蔽率99.9%、100%完全遮光など特化したものがでてきています。
日傘を選ぶポイントは、素材・遮光性・生地の厚さ・生地の色・持ち運びの便利さを加味して選ぶようにしましょう。