当ブログでは、アクリルたわしやコースターなどかぎ編みでできる作品の作り方を多数紹介しています。
ひとつひとつの記事で基礎からガイダンスすると、とてつもなく長くなってしまいます。
そこで前回、編みものの基礎と称して、細編み、長編み、中長編み、長々編みの編み方を説明しました。
今回は、丸いモチーフを編むときの2通りの編み方のパターンを詳しく説明します。
編み物初心者の方はまずはこちらをお読みいただき、基礎がわかると、当ブログで紹介している小物の作り方のガイダンスもスムーズに頭に入ってきます。
またどうしても画像だけではイメージできないところもあるので動画を交えて説明しています。
まずは動画をみてイメージをつかんでいただければ、なお分かりやすいです。
この記事は基礎編となります。
2種類の円の編み方をじっくり説明します。
※2018.9月大幅リニューアル
基礎編ということもあり、38枚画像を加え、これ以上詳しく書けないというくらい改訂しました。
Contents
円編みのしかた
細編みで丸く編む編み図
今回、この編み図をみながら丸いモチーフを作ってみましょう。
最初のポジション
糸を人差し指にひっかけて
2回巻きつけます
糸を人差し指にかけて
輪にした糸を親指と中指にはさんで押さえ
輪の中から糸を引き出し
もう一度糸をかけて引き出します。
最初の目ができました。これは1目とは数えません。
1段目の拾い方
毎段立ち上がりを編む細編みの場合
針に糸をかけて
引き抜きます。
立ち上がりのくさり編み1目編めました。
輪の中に針を入れ
糸を引き出します。(束に拾う)
さらに、糸をかけて
引き抜きます。
細編み1目が編めました。同じようにしてあと5目細編みを編んでいきます。
細編み6目編めました。最初の目は立ちあがりの目です。(画像白ライン)
糸をひきしめて、輪の中心をしめます。
糸はしを引っ張ります。すると、輪の中の糸2本のうちどちらかが引き締まります。
引き締まったほう(動いたほう)の糸を引っ張り、輪をすぼめていきます。
再び、糸はしを引っ張ってしめます。
糸が引き締まって、中心の輪が閉じました。
段の終わりは、1目めの細編みの頭に針を入れて引き抜きます。
針を通す目に注意!
最初に見える目は立ち上がりの目なので、その次の目(1目め)に針を通します。
分からなくなったら針を外して、編み終わりからカウントしましょう。そうすると針を入れる場所に迷いません。6目めに針を入れて引き抜きます。
本当は編みはじめからカウントするので6、5、4…と数えていきますが、わかりづらいので1、2、3…とカウントします。
なのでここで6目めと言っているのは、1目めのこと。
(わかりづらい?)
我流ですが、途中でわからなくなったら、このやり方でカウントしています。
糸をかけて全部一度に引き抜きます。(引き抜き編み)
1段目が編めました。
2段目の編み方
まず、立ちあがりのくさり1目を編みます。
糸をかけて
引き抜きます。
立ちあがりのくさり1目編めました。
2段目は、前段の6目に増し目をしていきます。
増し目とは、同じ目に2回細編みを編むことです。
1段目の6目すべてに増し目をするので6目増えて、2段目は12目になります。
ここで最初に針を入れる目は、1段目の引き抜き編みをした目と同じところ。つまり細編みの頭のところです。
最初に針を入れるところに悩みますよね。立ち上がりの目を編んだすぐのところに編むと覚えておきましょう。
12目編み終えました。
こうやってカウントしてみると、全部数えたら13目になりますね。
12目しか増やしていないのに、なぜ13目になっているのでしょう???
これは、最初に立ち上がりの目を編んでいるからです。なので引き抜き編みをするのは、立ち上がりの目の次の目(1目め)になります。
ちょっとややこしいので、ここはしっかり押えておきましょう。
つい立ち上がりの目に針を入れて引き抜きたくなるけど、そうすると次の段の目が多くなってしまうから注意してね。
12目細編みが編めたら、引き抜き編みをします。針を通す目はこちらです。
前段の立ち上がりの目の隣りの目になります。
ここは間違いやすいので、わからなくなったら、1段目と同様針を外してカウントしてみましょう。12目のところに針を入れます。
こちらもカウントを編み終わりから1,2,3…と記しています。(なので12目は本当は1目めのこと。)
引き抜き編みする箇所が離れていて心配になるけど大丈夫。
前段の立ち上がりの目の横に針を入れて糸をひっかけて、引き抜きます。
2段目が編めました。
3段目の編み方
立ちあがりのくさり1目を編みます。
立ちあがりのくさり1目を編めました。
3段目は、細編み+増し目を繰り返して編んでいきます。増し目を6回編むので、18目になります。
3段目、18目編めました。
最後に引き抜き編みをします。細編みの円の完成です。
さらに段を増やしたければこの要領で、
このように増やしていきましょう。
4段目は2目細編み+増し目、5段目は3目細編み+増し目という風に増やしていくと大きな円形になっていきます。
編み地の表側
編み地の裏側
編み図を読む
- 【1段目】
輪を作り、立ち上がりのくさり1目編む
- 細編み6目編む
- 【2段目】
立ち上がりのくさり1目編む
- 細編み12目編む。このとき2段目のくさり目の頭に2目ずつ細編みを編んでいく。
- 【3段目】
立ち上がりのくさり1目編む
- 2段目の最初のくさりの頭に1目細編み、次の目には2目細編み…この繰り返しで18目編む。
動画をみるほうが糸の運びかたなど、よりリアルに理解できます。7分半の動画なのでチェックしてください。
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くさり編みで編む
もうひとつ、円の編み方でくさり編みから始める方法もあります。
ただしこちらは真ん中に穴があいてしまうのでデザインによって穴があいたものがいい場合に取り入れるといいでしょう。
くさり編みの編み方
つくり目をし、輪の中心にするくさり6目を編みます。
つくり目の1目めのくさりの外側半目と裏山の2本を拾って針を入れ、針に糸をかけて引き抜きます。
くさり編みの輪ができました。
針に糸をかけて引き出します。立ち上がりのくさり1目が編めました。
編みはじめの糸端は一緒に編みくるんでいきます。
輪の中に針を入れて糸を引き出し、もう一度糸をかけて針にかかっている2本を引き抜きます。
細編みが1目編めました。
同じようにして作り目に細編みを12目編みいれます。
1段目の編み終わりは、最初の細編みの頭のくさり2本を拾って針を入れ、糸をかけて引き抜きます。
1段目が編めました。
真ん中に穴があいた円形のモチーフです。
編み物おすすめ書籍
Note
2通りの円の編み方をご紹介しました。
基礎ができればバリエーションが広がります。
また円と言ってもさまざまな編み方があり、わを作り長編みから始めるデザインもあります。いろんな編み方にトライしてすてきな作品を作ってくださいね。
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