お酢、摂っていますか?
健康のためにお酢は毎日摂りたい調味料です。とは言え、あの酸っぱさが苦手という方も多いでしょう。
飲むお酢が流行り、水で割って飲みやすいように各メーカーからいろんな商品が出ています。
りんご酢に始まり、黒酢、ぶどう酢、はちみつ酢…
かく言う私も、お酢を摂り入れようとあらゆるメーカーのお酢を試してみました。老舗のお酢や、こだわりのお酢など。
確かに美味しいのですが、どうしてもツンとする独特な香りと味が残り、最後まで飲み切ることなく戸棚の奥に置き去りにしてしまったことも数知れず。
そんなとき、友人たちと集まったホームパーティーで、飲ませてもらった「美酢(ミチョ)」
水で割ったものと、炭酸水で割ったものを出されたのですが、あの独特のツンとした味と匂いがなく、まるでジュース。
「お酢」と言わなければ、きっと気づかなかったでしょう。それほど飲みやすい美酢(ミチョ)は、韓国のお酢です。
夏はバテないように酢の物を摂ったほうがいい。だけど毎日酢の物のメニューを作るのは大変。そんなとき飲むお酢で手軽に摂れば夏バテ知らず。
お酢をとったほうがいい理由と、お酢が好きになる、いやいや、毎日お酢を飲むことが楽しみになる、もっと言えば生活の一部になるほど家庭に1本は常備しておきたい美酢(ミチョ)について迫ります。
Contents
お酢が体にいい理由
お酢って、酸っぱいイメージから酸性と思われがちですが、答えは「NO」です。
確かにお酢は酢酸やクエン酸を含んでいるので「酸性」ですが、体内に入ると酢酸などの有機酸は分解されて酸度を失い、代わりにカルシウム、ナトリウム、カリムなどのアルカリ度の高いミネラル類によって示されるアルカリ度が勝って、体内ではアルカリ性食品にかわります。
体にとってアルカリ性食品を摂ることはとても重要。
酸化した体、酸化した細胞は放っておくと、ガンなどの原因となってしまいます。
実は毎日クエン酸を摂り入れることによって、医者いらずの体になるという話があります。
これは長田正松氏著の「クエン酸で医者いらず」で紹介されています。
これだけパワーのあるクエン酸はお酢に多く含まれています。したがってお酢は絶対に摂って欲しい調味料です。
またそれだけではなく、お酢にはもっともっと効果・効能がたくさんあります。
抗菌作用
食品を酢に漬けることによって、菌の繁殖を抑え、食中毒の予防になります。
先人の知恵で、お弁当などに酢飯を持たせるとご飯が傷みにくくなるということから用いられてきました。
また弁当のおかずとして人気のあるハンバーグも、たねをつくるとき150gに対して小さじ1杯のお酢を加えるだけで、24時間後もほとんど菌が繁殖しなかったという実験データが出ています。
また、菌の温床になりがちなまな板なども、酢を振りかけて一晩おき翌朝水洗いして使うと抗菌となります。
ダイエット効果
お酢に含まれる酢酸とクエン酸、アミノ酸は、ダイエットに効果があると言われています。
- 酢酸…脂肪を燃焼させ、脂肪の蓄積を抑えてくれる働き
- クエン酸…脂肪を効率的にエネルギーに変える働き
- アミノ酸…体脂肪を分解するリパーゼ(酵素)を活性化して脂肪燃焼を促す効果
運動をする30分くらい前にお酢を摂っておくことで、効率的に脂肪をもやしてくれます。
また、血糖値の急激な上昇も抑えるため脂肪がつきにくく痩せやすい体質へと改善してくれる効果が期待できます。
血糖値の上昇を緩やかに
血糖値の上昇をゆるやかにすることによって、糖尿病予防に役立ったり、睡眠の質を高める効果があるので、不眠改善に役立ちます。
疲労回復効果
体が疲れるのは、乳酸が体内にたまるからです。
お酢に含まれるクエン酸は、疲労の原因物質である乳酸を分解するため、お酢を摂ると疲労回復になると言われています。
腸内環境を整える作用
お酢には胃酸の分泌を促す働きがあります。お酢を摂ることによって、胃や腸が刺激され、ぜん動運動が活発になります。また腸内の善玉菌を増やす効果もあるため、便通の改善が期待できます。
体が柔らかくなるというのは根拠なし
これだけいい効果のあるお酢ですが、「お酢を飲むと体が柔らかくなる」という通説は、残念ながら科学的根拠はないようです。
なんでもサーカス団がお酢を常飲していたのをみた人が、彼らはお酢を飲んでいるから体が柔らかいんだと勘違いして広めてしまった都市伝説のようですね。
ただし朝お酢を飲むと、代謝がアップし、エネルギーを効率的に消費してくれるため、痩せやすくなります。
美酢(ミチョ)を試してみた
これほどの効果・効能があるお酢は、ぜひぜひ毎日摂りたいものですね。
ところが、酸っぱくてとても毎日続けられない…という方に、ぜひ試してもらいたいのが韓国のビネガー「美酢(ミチョ)」
コレはお酢の概念が覆された感じ。全然、酸っぱくないのです。
いや、薄めかたによってはツンとする感覚はありますが、水と美酢、1:4くらいの割合で混ぜると、まるでジュース。
試しに高齢の父母に何も告げず飲ませてみたところ、お酢とは気づかずジュースと思って飲んでました。
母は特にほのかに甘くアクセントのあるパイナップル味が気に入っていました。
果実発酵酢
美酢は、100%の果実を1次酵母発酵で果実ワインにし、2次酢酸発酵で果実発酵酢にした調味酢です。
発酵させてつくられているため果実の自然の甘味がでて、酸味もまろやか。フラクトオリゴ糖をプラスして飲みやすくしています。
さらに合成甘味料・合成保存料・合成着色料、無添加なので安心して飲むことができます。
美酢の気になるカロリー
ざくろ | マスカット | もも | パイナップル | |
栄養成分表示 | 200ml/1杯、4倍希釈時 | 180ml/1杯、4倍希釈時 | 200ml/1杯、4倍希釈時 | 180ml/1杯、4倍希釈時 |
エネルギー | 78kcal | 77kcal | 74kcal | 83kcal |
タンパク質 | 0.1g | 0.2g | 0.1g | 0.4g |
脂質 | 0.0g | 0.0g | 0.0g | 0.04g |
炭水化物 | 19.3g | 19.2g | 18.3g | 20.4g |
食塩相当量 | 0.0g | 0.0g | 0.0g | 0.0g |
今回お試ししたのは、ざくろ、マスカット、もも、パイナップルですが、他にもグリーンアップル、カラマンシー、そのままストレートに飲めるいちご&ジャスミンがあります。
2019年7月現在、コストコ久山倉庫では、ざくろ(4本セット)、カラマンシー・パイナップル・グレープフルーツの3本セットが販売されています。(味の種類は都度変わる可能性あり)
美酢の飲み方
最初は、水4に対して美酢1の割合で飲んでみましょう。大丈夫であれば、水:美酢を3:1にすると、しっかり甘味を感じることができ、ジュース感覚で飲めます。濃いめが好きなら水:美酢を2:1に希釈して楽しんでみては?
また、
- 炭酸:美酢=3:1
- ビール:美酢=4:1
- 牛乳:美酢=2:1
に希釈して飲むとさらにおいしくいただけます。
ヨーグルトに混ぜてみてもOK。
松井愛莉さんが美酢のCMに出演しておられますね。
個人的なことですが、2018年12月にNHK-Eテレ「沼ハマ」に娘が出演しスタジオ撮影で司会の松井愛莉さんとお会いしましたが、まじやば、かわいすぎる。美酢飲んでさらに美しくなる?
コストコ以外でも売ってま~す!
\松井愛莉さんの動画が見たい方は公式サイトをチェック!/
美酢はどこで買う?
コストコに売っていますが、最近では近所のスーパーでも買えるようになりました。まだまだ取り扱っていないスーパーもあるようなので、通販が手軽です。
■楽天・Amazon・yahoo!ショッピングで買う
■LOHACOで買う
美酢の注意点
ジュース感覚で飲める美酢ですが、一つだけ注意点があります。
お酢に含まれる「酸」は、歯の表面のエナメル質を溶かしてしまうことがあります。
食事で酢の物などを摂るときは、咀嚼することによって唾液が分泌し酸を洗い流して中和してくれるためそれほど気にすることはありませんが、ドリンクの場合は唾液が出ないので、酸がダイレクトに口の中に広がってしまいます。
そのためエナメル層が溶け出し、知覚過敏などの症状があらわれることがあります。
しかし、飲み方さえ気をつければ大丈夫。
お酢ドリンクを飲む場合は、できるだけ歯にあたらないようにストローで飲むか、飲んだあとうがいをするようにしましょう。
お酢ドリンクを飲んだあとの歯磨きは最低でも30分は時間を空けるようにしましょう。酸で軟らかくなった歯をゴシゴシ磨くと歯がすり減ってしまいます。
飲むときはできるだけワンショットでゴクリと飲み、ちびちび、ダラダラと飲むのはやめましょう。
これを守ればこの上なく健康的なお酢ドリンク。お酢のツンとするのが苦手な方は、ジュース感覚で飲める美酢をぜひ試してみてください。