麻婆豆腐好きな夫は、いつも行くゴルフ場と博多駅のレストランにのみこの陳さんの味を堪能できる麻婆豆腐があるということで、よく食べているらしい。
その陳さんの味を再現したレトルト麻婆豆腐の素がKALDI(カルディ)に置いてあると聞きつけ、早速リサーチ。
ありました!ありました!
てか、高いっ!
麻婆豆腐の素が581円。スーパーに置いてあるCookDoや丸美屋などの2倍以上の値段。
どうしてもこの麻婆豆腐が食べたい夫は買うと譲らない…。
「陳健一というだけでネームバリューがあるからね…」と得意満面の笑顔…。
でもこれってどこにも「陳健一」とは書いてない。
よくよく調べると、この麻婆豆腐の素、陳健一さんではなく、陳劉さんのことらしい。
清の同治帝の治世(1874年以降)に、成都の北郊外の万福橋で陳興盛飯舖を営む陳森富の妻劉氏が材料の乏しい中、有り合わせの材料で来客(労働者)向けに作ったのが最初とされる。
陳劉氏の顏にはあばた(麻点)があったため、「陳麻婆」と呼ばれていたので、彼女が作る名物の豆腐料理も「陳麻婆豆腐」と呼ばれた。
四川省成都市にある麻婆豆腐の名店『陳麻婆豆腐店』より直輸入した麻婆豆腐用中華合わせ調味料です。
知ったかぶりの夫、
今まで陳健一の麻婆豆腐と信じて食べ続けていたのだろうか…。
(教えてあげるべき?)
そんなことはさておき、
これほどの値段のする麻婆豆腐の素、試してみようではありませんか。
作り方についてはレトルトの麻婆豆腐の素と変わりなく、ひき肉、長ネギ(みじん切り)を炒めて、添付の調味料を加え、豆腐を入れればよいだけ。
と、そこで沸々と湧き上がる疑問。
内容量:50g×4袋
1袋50gで材料(3~4人前)となっている。ということは、この1箱は12~16人前?
そんなレトルトは聞いたことがない。とすると1回あたり145円となるので、通常のレトルト麻婆豆腐の素と大差ないではないか。
なんかよくわからないが、とりあえず1袋50g、木綿豆腐1丁(400g)、牛または豚の挽肉120g、長ねぎ1/2本、水50㏄、食用油大さじ1杯、片栗粉大さじ1杯
となっているが、2袋使ってみよう…。
具材は表示のまま、調味料だけ2袋使ってみた。
うむ、やはり半分でよかったのか…。
食卓に出すと、夫は
「おっ!レシピに忠実に作ったわけやね…」
と嬉しそう。
いやいや、全然…、忠実どころかめちゃくちゃになっとりますがな…。
片栗粉入れるの忘れてるし、(CookDoでは最近とろみづけが不要になったのでその感覚でつい入れ忘れてしもうた)豆腐もでかいし…。
でもこんな失敗作でもさすが調味料がしっかりカバーしてくれてます。
添付されている花椒粉がさらにいい味を引き出しており、辛さがじわっと口の中に広がりスパイシー。これぞ本場の味!
本場、中華の味をぜひ堪能あれ!(あと2袋残っているので今度は忠実に作ります)(f^_^;)
発売元の株式会社ヤマムロよりおいしい陳麻婆豆腐の作り方レシピがありました。
※辛いので、お子さんや辛いものが苦手な方には注意が必要です。