余った毛糸や100均のアクリル100%の毛糸で床掃除シートを編んでみませんか?
アクリル毛糸と言えばエコたわしがポピュラーですが、その効果をモップ式ワイパーにも活用しましょう。
何度も使えて埃とりの効果も抜群。1枚編むと次々編みたくなります。
編み物初心者でもちゃんと編めるようできるだけわかりやすく解説します。
中長編みで編む掃除シートの作り方
ではさっそく編んで作ってみましょう。
編み物ははじめて!という初心者の方にもわかりやすいようにていねいに解説していきます。
今回作るのは使い捨てシートと同様、裏表使えるタイプ。
側面をくるりとひっくり返すと裏面も使えます。
使い捨てシートと同じ使いかたですね。
材料はたった3つ
毛糸掃除シートで使用する材料はたったの3つ。
- 毛糸
- 糸切りはさみ
- とじ針
今回は、ダイソーのアクリル100%毛糸を使用します。
シート1枚でまるまる1玉使うので無駄がありませんね。
かぎ針は7/0号を使いました。
決まりはないですが、針が6/0号、5/0号と番号が小さくなるにつれ同じ目数でも小さなできあがりになります。
アクリル毛糸の場合7/0号が最適です。
Step1:輪をつくる
毛糸掃除シートの大きさは、お手持ちのフローリングワイパーのサイズによって目数が変わってきます。
今回セットするワイパーのサイズは横約26cm×たて10.5cm用。標準的なサイズです。
Step2:くさり編みを編む
くさり編みを編んでいきます。
編みはじめの輪ができたら、左手に持っている糸を引っかけて輪の中に通し引き抜きます。
すると1目編むことができました。
この繰り返しで50目編んできます。
カウントのしかたは最初の輪はカウントせず、次の目から1目、2目、3目…と数えていきます。
【余談】ゲージの話
ここでサイズの割り出しについて少し説明します。
編みものの場合、作りたい作品の大きさにするには、何目編めばちょうどいいサイズになるのか考えなければなりません。
同じ毛糸でもかぎ針の太さによって同じ目数編んでも大きさが違ってきます。
実際に編む柄を正方形に編んでみてサイズを割り出します。
とりあえず10cm角以上を編んでみて、10cmの中に編み目が何目あるか数えます。
同じように段数も10cm編むには何段編めばいいのか割り出します。
(10㎝角で編むと誤差が生じやすいため、余裕をもって10㎝以上で編んでみます。)
とは言っても、かぎ編みでゲージをとるのは面倒です。
とくにエコシートは作ってみて大きくなってしまっても特に問題ないので、気にせず編んで大丈夫です。
「ゲージというものがある」ということだけ頭の隅におき、これがどう役立つのか見てみましょう。
例えば、30㎝の大きさのものを編みたいときに、くさり編みを30cm編むとどうなるでしょうか。
こちらの画像は30cmの長さにくさり編みをしたところです。
そのまま3段、中長編みを編んでみました。
あれ?長くなっていますね。
編み進めていき、5段編むとさらに長くなりました。
このようにできあがりが大きくなるため、
30cmの作品を編みたい場合、
それより短い長さで目数を調節して編まなければなりません。
横幅26cmで、両サイドの折り返しそれぞれ7cm、合計40cmの長さに編む目数はこの場合50目がぴったりサイズです。
Step3:2段目からは中長編みで
50目編んだら2段目に入ります。
そのときに立ち上がりの目と言って、1目余分にくさり編みを編んで立ちあがせます。
なのでくさり編みを51目編むことになります。
1段目編んだところ
1段目を編んだところです。
このような模様になります。これを12段編んでいきます。
それでは「中長編み」の編み方をくわしく説明します。
※針の入れ方のイメージ
まず、左手の糸にかぎ針を引っかけて図の白い丸で囲んだ目の穴に手前から通します。
穴から通したかぎ針を上に持ち上げて左手に持った糸に引っかけます。
そのとき、左指を倒し、糸をかぎのフックに引っかけるようにします。
そのまま白い矢印の方向に引き抜きます。
3つ輪ができました。
さらに糸を引っかけて、3つの輪に通します。矢印の方向に一気に引き抜きます。
1目、中長編みが編めました。この繰り返しで編んでいきます。
12段編んだところ
段数はお手持ちのワイパーを合わせながら調節してみてください。今回の場合、12段がちょうどいいサイズです。
Step4:サイズはワイパーに合わせる
両サイドの縫い合わせ分、少し大きめに編みます。
ワイパーを合わせるとわかりやすいですね。
両サイド7cmくらいのところを折り曲げます。すると目数が8目ありました。
Step5:両端を縫い合わせる
両サイドを縫い合わせていきます。
矢印のところが縫い合わせる目同士です。
まつっていく
とじ針でまつっていきます。
下から上に、また糸を下から通して上にの繰り返しです。
片方まつったところ
8目まつったところです。
同じように反対側もまつっていきます。
その場合、糸を反対側まで通していきましょう。
糸を通していく
糸を切らずにそのまま通して、反対側まで持ってきます。
糸の通す場所は決まっておらず、目が目立たないように1目ずつ通していきます。
反対側をまつる
反対側まできたら、先ほどと同じ要領で8目閉じていきます。
とじ終わったら、糸の始末をします。
そのときランダムにいろいろな方向に糸を通していくとほつれにくくなります。
できあがり
毛糸で編んだ床掃除シートのできあがりです。
これをワイパーにはめてお掃除します。
シートが汚れたら外し、閉じたところを両方ひっくり返し、リバーシブルしましょう。
ベージュの床掃除シート
もう1枚、編んでみました。
色が違えばまったく違う印象になります。
リング細編み(こまあみ)で作る床掃除シート
リング細編みとは毛足が出るタイプ
リング細編みとはこのように毛足がある編み方。
これは細編みに輪をつける編み方です。
Step1:くさり編み+細編みを編む
基本の編み方の要領でワイパーにあったサイズを割り出します。
スモールサイズのワイパーなので、10目で編んでいきます。
くさり目10目、立ち上がりの目1目、2段目に入って細編み10目編んでいきます。
Step2:リング細編みを編む
細編み部分は折り返しの箇所です。
長さは様子を見ながら決めていきます。
Step3:細編み+リング細編み+細編みで仕上げる
真ん中にリング細編みを編み、モップの長さまで来たら細編みに戻して編みます。
左右同じ段数にしてくださいね。
リング細編みの編み方
では実際に動画で確認してみましょう。
細編みが編めたら大丈夫。
細編みをするときに左手の中指でリングの長さ分の糸を下げて押さえながら編むだけです。
最初はバラバラになるかと思いますが、それも愛嬌。
気にせずどんどん編みましょう。
できあがり
モップのようなエコなアクリル毛糸の床掃除シートができあがりました。
掃除が楽しくなる
慣れてくれば、1時間もあれば完成します。
余り毛糸で編む場合、途中で糸がなくなってしまうことも。
他の毛糸をつなぎカラフルな床掃除シートでも全然OK。
毎日のお掃除が楽しくなりますね。
※追記
編み方の基礎の記事をアップしました。初心者の方や編み方をおさらいしたい方は参考にしてみてください。
床掃除モップをエコにする
使い捨て生活とはバイバイ
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床掃除のたびに使い捨てするシート。
もったいない、非エコだと感じながらもそのまま使い続けていませんか?
床掃除のシートを毛糸で手作りすれば節約にもなり、エコにも貢献できます!
汚れたら洗い、乾かすを繰り返すだけなので特別な手入れも必要なし。(洗うのが面倒な方は掃除機をかけるついでに付着した埃を吸い取ってしまいましょう。)
耐久性もばっちり!
上記の床掃除シートはシンプルに単色で編んだものでのガイダンスでしたが、これを見たら編みたくなるかも?!
(↓↓↓↓↓↓)
掃除が楽しくなる床掃除シート実例集
こちらは実際編んでいる方の作品です。
かわいいものもあれば、すっきりモダンなものもあり、自分の部屋のイメージに合わせて編めばお掃除道具だってインテリアの一部に変身。
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こんな素敵なシート、チャレンジしてみたくなりませんか?
毛糸掃除シートは単色で作ってもかわいいし、余り毛糸を組み合わせてもおしゃれになります。素敵な掃除用具を手作りしてみましょう。
Note
余り毛糸がとっておきの掃除用具に生まれ変わるならぜひ試してみたいアイデアですね。
役立つアイテムに変身するなら使わない手はありません。
また使い捨てシートと違って自分で作ったものだと愛着が湧いてお掃除も楽しくなるのではないでしょうか?
ちょっとした工夫とアイデアで生活に彩りを持たせ、楽しみながら家事を行うのもいいものですね。
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