我が家は築18年の二世帯住宅。そろそろいろんなところにガタがきております。
そんな中、雨上がりのある日の夕食時、家族が食卓に集まっているときに
「ピンポン」
と、インターホンのチャイムが鳴りました。
はて?こんな時間に誰だろう?
モニターには誰も映っていない。
「どちら様ですか?」との問いにも無言…。
誰だ?もしかピンポンダッシュか?
(※ピンポンダッシュ…インターホンを押して即効逃げていく人のこと。いわゆる悪戯)
するともう1回
「ピン・ポン」
相変わらずモニターには誰も映っていない。
2階の食卓から1階の玄関に出向き、ドアを開けるが誰もいない。
念のため表まで出てみるが人影すらない。
なんか、気味が悪い…
それをきっかけに5分ごとに鳴るピンポン。
5分間隔が3分になったり、連打になったり…
これって、
幽霊…
(ぞわ~)
ガタガタ(((゚Д゚)))ガタガタ
それは深夜になっても収まらず、不定期で「ピンポン」をくり返す…。
家族中、寝不足と軽いノイローゼ。
オーマイガー!(ll゚д゚ll)
呪われた我が家が取った行動とは…
インターホンが鳴り止まない原因
夜も更けていき、さすがにこの時間には業者は来てくれないだろう…とハウスメーカーのカスタマーセンターの担当者に連絡を取って状況を説明。
すると、誰もいないのにインターホンが鳴る現象についていくつかの可能性を指摘されました。
半押し状態になっている
結露によるもの
虫などの異物が侵入
配線のトラブル
以上の要因が挙げられます。ひとつひとつ見ていきましょう。
半押し状態になっている
根本的シンプルな理由として、インターホンのボタンが押し込まれた状態になっていること。これは誰かが押したときに強く押しすぎてボタンが全部戻り切れていない状態。
ボタンが半分押されている状態なので、前を車が通るなど軽い振動に反応して「ピンポン」となる場合があります。
まずはインターホンのボタンの状態をチェックしてみましょう。
もし半押し状態になっていたら、もう一度ボタンを強く押してみるとか、手前にはじくように元の位置に戻してみます。
結露によるもの
我が家がこのオカルト現象に見舞われたのは、雨上がりのあと。
実は結露が原因でインターホンが誤作動を起こす可能性があります。
結露によってできた水滴がインターホン内部に溜まり、配線トラブルを起こすことも。
寒暖差が激しいときは結露の疑いが…。インターホン内部の水分を取り除くことで改善する可能性も。
虫などの異物が侵入
インターホン内部に砂や埃、虫などが侵入して誤作動を起こす可能性も。想像したくないけどゴキブリ?
まさかインターホンの中に侵入するとは考えにくい…。
しかし実際に虫による侵入で電気回路が故障する事例はあるらしい。その場合、ゴではなく蟻などの小さな虫が濡れた体で動き回り配線を傷つけることもあるとか。
配線のトラブル
経年劣化による配線切れなどでおこる場合もあります。
業者に頼む前に自分で確認できること
実は今回のような怪奇現象に見舞われたのは初めてではありません。
1ヶ月ほど前の連日雨続きでようやく雨が上がった日の夕食時に「ピンポン」攻撃が。
「ピンポン」「ピンポン」うるさくてとても落ち着いて夕食を摂る状況ではなくなり、インターホン前に家族中たむろして状況を確認。
インターホンをガン見する家族の前で平然と「ピンポン」と音を鳴らすインターホン。
あたりが暗くなる中、家族中背筋がゾワ~。
なんや、これ?
見えない誰かがボタンを押しているのか…(艸゚Д゚ll)
しかしこれはきっと、
きっと、
きっと、
何か物理的な要因でそうなっているに違いない。
それが5分間隔だったのが、だんだんと10分間隔になり、それから30分…、1時間…。そしていつの間にか「ピンポン」と鳴らなくなっていた。
人為的にボタンを押すと、しっかり「ピンポン」と鳴ってくれる。
直った…ヽ(o゚ω゚o)ノ
原因がよく分からないまま、とりあえず直ったので善しとしよう。
後日カスタマーセンターに連絡すると、そもそものインターホンの寿命は10年くらい。
我が家では優にその倍近い期間が過ぎているわけで、いつ故障してもおかしくない状態。念のため見積もりを取ってもらうことに。
すると出てきた見積もり5万円。
どうするか検討していた矢先に、再び夜に突然「ピンポン」が…。( ゚д゚)
前回よりも酷いのが、深夜2時過ぎに3分おきくらいに「ピンポン」「ピンポン」と音を立て鳴りやまない。
怪奇現象ではないと認識した私たちでしたが、これではうるさくて眠れやしない。
特に高齢の両親の部屋は1階の玄関横。
音量を「小」にしているものの、「ピンポン」音は聞こえるわけで、とても眠れたもんじゃないだろう…。
その思惑どおり、ピンポン攻撃に一睡もできなかった父。
かつてリサイクルショップを経営していた父は、まんじりともせず夜明けを待ち、明るくなったところでドライバーもってインターホン修理に臨んでくれました。
早朝、父に
「直ったよ」とたたき起こされ、現場を確認。
さすが修理のプロフェッショナル。自転車や冷蔵庫、洗濯機の修理をこなしリサイクルとして売っていただけあり、なんでもチャチャっと直してくれる腕前は84歳になっても衰えていませんでした。
我が家のインターホン。おそらくパナソニック製。
実はこんなところにフタがありました。一見みただけではわかりませんでしたが、ぐっと押し下げるとフタが開きます。
ネジがあるのでドライバーで開けてみます。
するとインターホンが外れます。(知らなかった…)
父曰く、ここに大量のごみやら虫の糞らしきものが溜まっていたとのこと。まずはそこを掃除し、インターホンの裏側をキレイに拭き取ってよく見てみると…
配線のひとつが外れかかっていた状態だったとのこと。
そこを繋ぎ直してネジをしっかり止めたようです。
白いほうの線が切れかかっていました。もともとは青い線のように少し余裕がある状態でつながっていましたが、奥から引っ張って繋ぎなおしたため、ピンと張った状態になっています。
よく見ると、インターホンの下部には穴があいています。
恐らく密閉状態にすると、結露などが溜まりやすくなるため、逃げ場を作っているのかも。
下からゴミなどは入りにくいのですが、台風や強雨などでゴミや虫などが入り込んでしまうようです。蟻なんかは平気で入れるでしょうね。
そうとは知らず18年間、一度も掃除をしたことがありませんでした。
あとはきっちりフタを閉めて、チャイムを押してみると、正常通り作動。
今回のインターホンの誤作動は、配線トラブルによるものでとりあえずは応急措置として対処することができました。
しかし数日後、またあの謎のピンポン攻撃…。
再度インターホンを外して、今度は本体の中をバラして確認したら、虫のようなよくわからないゴミがインターホン本体の中からわんさか出てきました。
こうなるともう私たちの手には負えないので業者に頼むしかありません。
インターホンの5万円はどうも相場らしく、業者が選んだ機種は本体のほか、子機にあたるものは持ち運びができるタイプのものを見積もりとして出されました。
我が家の場合は100%経年劣化によるもので、そもそも18年は持ってくれたほう。
前向きに検討したいと思っていますが、もしインターホンが突然鳴りだし、鳴り止まずに悩んでいる方が我が家の事例をみて参考になればと記事を書かせていただきました。
経年劣化ではない場合、配線が外れたことによる誤作動や異物(虫など)の混入など考えられるので、上記のようにインターホン内部の確認はやってみる価値はあるかもしれません。
それで直れば幸いです。
とは言え、自力でできるのはここまで。
これ以上になると、やはり専門業者に依頼するのが一番。素人が下手にいじって今以上に状態を悪くしてしまっては元も子もありません。
無理せず業者に相談してみましょう。
追記
結局、我が家でもこのあとすぐにまた不意打ちのピンポン攻撃にあったため、自力での処置を諦め、専門業者に依頼しました。
最新モデルはなんとカラー映像になっており、録画機能までついていた。さらに室内呼機能もあるので、リビングから1階の親世帯にインターホンでやりとりができるという超便利。
51,700円(税込)でしたが、子機にあたる「どこでもドアホン」が高かった。子機をつけなければもっと安くなりましたが、二世帯住宅の我が家には必要なので、仕方ないかな。
業者に依頼してみる
ネットで簡単に全国610社以上複数のリフォーム会社のオリジナルのリフォームプランを依頼することができます。
1件1件当たる必要がなく複数社のリフォームプランを比較、検討できるので時短になり、労力も軽減できます。
Note
夜中に突然インターホンがピンポンと鳴るとびっくりしますよね。しかも誰もいないのにインターホンが鳴るんですよ。これは恐怖です。そしてそれが延々続くとなるとプチ・ノイローゼになってしまいます。
最初にそのような事態に遭遇したときは、背筋がゾワ~として、まさか…とオカルト的な発想になってしまいました。(笑)
音を止めたいとブレーカーを探してみましたが、インターホンに該当するブレーカーが見つけられずコンセントらしきものも見当たらず、八方塞がり状態で成すすべもなくピンポン攻撃をまともに受けながら夜を明かしました。
もしや同じような状況に遭遇したなら、インターホンの中身を確認してみてください。
(自己責任で)