トイレブラシについての衝撃の事実がわかりました。
当たり前に使っているトイレブラシ。その使用後のありかたによってトイレの中が雑菌の温床になっているらしいです。
一番清潔にしたい場所でもあるトイレ。
だからこそ掃除を念入りにしたつもりだったのに…。
トイレブラシの正しい使い方と清潔に保つ秘訣をご紹介いたします。
ブラシを清潔に保つ秘訣
トイレ掃除には必要な道具だけど
当たり前にトイレに置かれているトイレブラシ、これって本当に必要でしょうか?
実はトイレブラシの必要性を感じていない方が最近増えてきているようです。
ただなんとなく置いて使っている、
店頭に並んでいるから買って使っているだけ、
掃除アイテムには必要だから何の疑問もなく使っている…など理由はさまざま。
しかしよく考えると邪魔になるし、何よりこれは清潔なのか?という疑問も湧きあがってきます。
実は衝撃の調査結果が発表されています。
トイレの中で一番雑菌が多い場所は便座や便器の中ではなく、
なんと「便器を直接洗っているブラシ」!!
便器や便座は汚いと思ってしっかり掃除が行き届いているため思いのほか菌の検出量は少ないとのことです。
では、どのような結果だったのか見てみましょう。
トイレブラシはこんなに汚れているらしい
以前ジョンソンが調査したアンケート結果において、トイレの中で一番雑菌が多い場所はどこだと思うかと言う質問に対して、回答者の多くは便器や便座と答えたそうです。
ところがその2ヶ所は日ごろから掃除が行き届いているので、菌の検出量は思いのほか低かったようです。
では、どこが一番雑菌が多かったのでしょうか?
それはなんと汚れた便器を直接洗っているトイレブラシが最も汚染されていたとのことでした。
掃除のたびに使っていたブラシこそがトイレの雑菌やカビの温床だったという衝撃のデータです。
そのデータを受けて考えてみると、トイレブラシを使用したあとの保管のしかたに問題があるようです。
トイレの便器の中をトイレブラシを使って掃除したあと、トイレの水を流すときに、一緒にザブザブとブラシを洗って、飛び散らないようにコンコンと便器にあてながら水をきり、水がこぼれないようにブラシ置きにブラシを戻す。
といったやり方でトイレ掃除をしている方が多いようですが、ブラシを湿ったまま保管するのはとても不衛生の状態らしいのです。
【トイレエリアの雑菌汚染】
一般家庭5軒の結果、10平方センチメートルあたりの菌数
- 便座……3~50個
- 便器……1~83個
- 床……1~94個
【トイレブラシの雑菌汚染】
一般家庭10軒の結果、1本あたりの菌数
- 8千万~23億個
このデータをみると、とんでもなくトイレブラシが雑菌の温床となっているというのがわかりますね。
普段意識していなかっただけに衝撃の事実です。
また、(財)北里環境科学センターからも、家庭で使用されている受け皿付トイレブラシを検査したところ、「ブラシには1本あたり72万~8億4000万個の細菌と、7万2000~330万個のカビが付着している」という衝撃的な調査結果が発表されました。
その汚染レベルはなんと下水道に匹敵するそうです。
細菌類では院内感染の原因とされている緑膿菌、カビではアレルギーの原因にもなりやすいクラドスポリウムを筆頭に、数多くの菌が検出されています。
これらの菌やカビは、ブラシケースの湿った環境の中でどんどん繁殖します。
受け皿にたまった水も多数の菌とカビを含んでいることが確認されました。→一般財団法人北里環境科学センター|公式HP
トイレブラシの洗い方
掃除後のブラシの洗浄のしかた
トイレの中で一番多くの菌が付着しているトイレブラシ。
トイレの掃除の最後にブラシをケースにしまう前に水切りするために、トイレの便器の中で水を切る行為は、せっかくトイレの掃除をしておきながら、最後に汚水をまわりに飛び散らすという皮肉な結果をもたらすことになるのです。
汚水は四方へ飛び散るという実験結果もあり、トイレマットやタオルを介して繁殖した細菌やカビが、場合によっては抵抗力の低い幼児やお年寄りのアレルギーや腸管感染症を引き起こす原因になる可能性があります。
くれぐれもブラシをトイレの便器の水で洗って水切りする行為はしないようにしましょう。
そして次に説明する除菌が一番清潔にケアできる方法です。
除菌の方法は?
トイレ掃除用のブラシも洗浄・除菌しましょう。
小さなバケツにごみ袋を二重に張り、除菌・漂白剤をぬるま湯にいれて、トイレブラシとケースを30分程漂白します。
しかし毎回他の容器を使うのは面倒ですよね。
そういう場合はトイレの便器の中に溜まっている水を使うと楽ちんです。
一通り掃除が終わってトイレの水を流したら、再度溜まったキレイな水に漂白剤をいれます。ブラシも一緒につけて30分ほど放置。
もう一度、流せば便器もブラシもキレイに除菌されています。
収納は完全に乾かしてから
ブラシを使ってから、水滴が垂れない程度に乾いたら、風通し、日当たりのよいところでよく乾かします。
乾いた状態ではばい菌は繁殖しにくいので安心です。
トイレブラシを清潔に保つには
トイレブラシを清潔に保つには、受け皿に水を残さないということが絶対に必要となってきます。
受け皿に溜まった水こそが雑菌の温床となっているからです。
トイレブラシを洗う際に一緒に受け皿も洗うようにしましょう。
もちろん風通しをよくして、天日干しするのがベスト。
またクエン酸やお酢は殺菌作用があります。
ブラシを使ったあとクエン酸のスプレーなどをシュシュっと振りかけておくのもいいでしょう。
おすすめトイレブラシ
マーナのトイレブラシ
画像提供:LOHACO
密かに口コミですごいと評判のマーナのトイレブラシ。
そこにはモニターの声を最大限に活かして作られた商品努力があります。
トイレブラシの雑菌の問題も、マーナならではの工夫があり、商品を手にした人はそのさりげない工夫に大変満足しています。
画像提供:LOHACO
「モニターによるアンケート、及び一般の主婦の方々の御意見をもとに従来のトイレブラシに対する不満をチェックし、それらを改善しながら『本当に洗いやすいトイレブラシ』をめざし、大勢の方々の協力によって開発されました」とのことです。
モニターの数は約200人だったそうで、かなり徹底した調査を行なっていたことがわかりました。
画像提供:LOHACO
歯ブラシのような形状のありがちなトイレブラシと違い、ブラシヘッドの毛は全方向に向かって生えています。
特定の方向に向けることなく、ヘッドをもてば即座に掃除が開始できます。
ちょっとしたことですが、毎日のことを考えた場合、ストレスなく手軽に掃除ができるということです。
収納するときも、従来品であれば、ふたが閉じてしまい手で開けなければいけないのですが、マーナなら手を触れることなく収納できます。
また、宙に浮いた形になるので、トイレブラシが受け皿に接触することなく清潔に保てます。
ケディのトイレブラシ
画像提供:LOHACO
掃除道具としてのトイレブラシに初めてデザイン性を持たせた、MoMAパーマネントコレクション選定品です。
画像提供:LOHACO
ホルダーとブラシが見事に一体化し、美しい曲線を描いているのが特徴的なデザインです。
見せたくないブラシ部分はホルダーの中に収まり、柄の根元から角度が付いているため、便器の洗いやすさも抜群です。
画像提供:LOHACO
イタリア語でクッチョロ=子犬という名を持っています。
定番無印良品のトイレブラシ
画像提供:LOHACO
使いやすくシンプルなデザインの生活雑貨を販売している無印良品。
シンプルで無駄がないデザインのトイレブラシを販売しています。
価格も1,000円以内と購入しやすいのが魅力です。
ブラシがカーブした曲線を描いているので隅も洗いやすく、手元にカバーがついているので水はねも防ぎます。
とにかくシンプルなデザインのトイレブラシを探しているという方は断然無印良品です。
その他おすすめトイレブラシ
iris hantverkイリスハントバーク トイレ用ブラシ【北欧雑貨 ハンドメイド 掃除用 おしゃれ インテリア】
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KEYUCA(ケユカ) sooq トイレブラシ[トイレブラシ お掃除ブラシ トイレ用品 掃除用ブラシ 手持ちブラシ 縦置き可能 おしゃれ オシャレ シンプル デザイン 通販 楽天] 【RCP】
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Joseph Joseph フレックストイレブラシ/ジョゼフ ジョゼフ
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フッ素ガードトイレミニ トイレ掃除 トイレ清掃 フッ素 トイレブラシ ケース付トイレブラシ ミニブラシ aisen アイセン
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トイレブラシについて考えてみる
トイレブラシは本当に必要?
これほど雑菌の宝庫となってしまうトイレブラシはそもそも必要なのでしょうか?
トイレブラシはいらないと断捨離したというブログや書き込みもたくさんみられるようになりました。
それくらい、雑菌の繁殖のデータは衝撃だったのかもしれません。
トイレブラシを使うメリット&デメリット
- 手軽に掃除ができる。
- 汚れを落とすのに直接手で触れなくて済む。
- 雑菌が繁殖しやすい。
- 雑菌の繁殖を防ぐため、きちんと水切りし風通しや天日干しなど手間がかかる。
- トイレブラシをトイレに置いておくのはビジュアル的にもよくないし邪魔。
使い捨てのトイレブラシに変えてみる?
- メンテナンスが楽になる。
- いつでも清潔、安心。
- 掃除が楽になる。
- 思い立ったときに手軽にお掃除ができる。
- コストがかかる。
トイレブラシは1度購入すると長く使うことができますが、こちらは使い捨てになるので都度補充が必要です。
そのたびに買い足ししないといけないのでコストがかかります。 - エコではない。
エコの観点からいうと、使い捨ては消耗するのでエコではありません。
ジョンソン スクラビングシャット 流せるトイレブラシ
スクラビングバブルは、ジョンソン株式会社がつくっている商品です。
今、お使いのトイレブラシにはなんと約23億個もの雑菌やカビが潜んでいます。
便器をキレイにするはずのブラシが一番汚いという皮肉な結果となってしまっています。
そんなトイレブラシに逆転の発想で、革命を起こしたのがスクラビングバブルシャットです。
実際につかっている様子のご紹介です。
ブラシの先っぽはこんな感じになっています。
先の方が、何かをくわえるような形になっていて、ここにブラシをくっつけ使います。
くっつけたらこんな感じです。これで便器をゴシゴシと洗います。
ブラシの方には洗剤が染み込ませてあるので、別にトイレ用の洗剤を買って使う必要はありません。
青い洗浄液が染み出してきます。
洗い終わったら、ワンタッチでブラシを外します。
ボタンひとつで外せるので、ブラシに触れる必要はありません。
水を流して完了。
ブラシの水を切る必要もなく、本体の棒の部分だけ元の場所に保管すればいいので、衛生的で楽ちんです。
ジョンソン スクラビングバブル トイレスタンプクリーナー
「ボクたち働く!あなたラクする!」のCMでお馴染みの「スクラビングバブル」
本当にトイレ掃除がラクになるんでしょうか?
便器にトイレスタンプを押すだけで簡単お掃除。手間が断然省けます。
やりかたは簡単。
本体を組み立てて、便器にぴったりと押し当てながら目盛りをずらすと、ポンっとジェル状のかたまりがでてきます。
この1回のスタンプで1週間持続し、このジェル1本でなんと6週間分です。
ケーキのホイップのようなキラキラのスタンプです。
鮮やかなブルーがキレイです♪
香りは結構しますが、トイレの中限定だと意外と気になりません。
香りは「フレッシュソープ」「シトラス」「アロマラベンダー」「フローラルハーブ」の4種類あります。
トイレブラシを断捨離!という手も
ブラシを使わずキレイに掃除する方法
トイレブラシを使わないという手もあります。
トイレブラシがなければ雑菌が繁殖する恐れもありません。
ではトイレ掃除はどうするの?
ビニール袋や、ビニール手袋、軍手などをはめて、直接手で便器の中をスポンジや雑巾などを使ってゴシゴシ洗う。
実はこの方法、ブラシでは届かない場所にダイレクトに手が届き、落とせなかった汚れもきちんと落とせるので効果が絶大です。
便器の中に手を突っ込むというのは、最初勇気がいるかもしれませんが、今まで落とせなかった汚れが落ちているのを見ると、とても爽快な気分になります。
もちろんビニール手袋と古雑巾はポリ袋にいれてゴミ箱へ捨てるので雑菌の繁殖もありません。
この方法でトイレ掃除をしている人も数多くいます。
中には素手で行っている方も。とても尊敬しますね。
Yahoo知恵袋からの回答です。
私は素手でやります。
100均の流せるタイプのペーパーを使って。
手は掃除後に石鹸でしっかり洗うので気になりません。
(ほぼ毎日掃除するので汚れ方も少しですし)一番コストがかからず清潔な方法だと思います。
私はずっと素手ですよ。
トイレと言っても水洗トイレ、毎回オシッコもウ〇チも大量の水で流しているし、言われるほど不潔ではありません。
私は雑巾と素手でワーッとやります。
そのあとは雑巾を石けんで泡って陽に干します。
汚れをつけない工夫
トイレが汚れる原因のひとつに尿の飛び散りがあります。
男性が立って用を足すと、どうしても尿の飛び散りは避けられません。
尿石はトイレ内に悪臭を放ち、また落ちにくいのも特徴です。
男性は、座って用を足す習慣に見直してみてはいかがでしょうか?
立って用を足すより、飛び散りを防ぐことができ、キレイを保つことができるはずです。
そして、家庭内のルールを決めるのもいいでしょう。
たとえば、大をしたらトイレから出る前に便器の中を洗うというルールを決めている家庭がありました。
次の人が入ったときにこもる臭気や、もし大が便器にこびりついていたらとてもトイレを使う気にはなりませんよね。
次に入った人が気持ちよく使えるように都度掃除をする。
そうすればトイレも汚れずに済みます。
トイレの汚れが取れないというのは、その汚れを暫く放置していたためこびりついて落ちなくなるという要因が大きいのです。
トイレブラシの代用品(1)
「ドメスト」をふち裏からぐるっと回しかけ、水が溜まっている部分にもまんべんなくかけます。10分ほど時間を置いたら流すだけ。
最近は有機ガラス製の材質の汚れが付きにくい便器も登場しているようですが、まだまだ便器はほとんどが陶器製です。
実はこの陶器製の便器、長い間こすったり、磨いたりしているうちにと陶器特有の光沢が剥がれ落ちてしまうのです。
その結果、便器がくすんだようになってしまいます。
そうなると、見た目は悪いし、汚れも付きやすくなってしまいます。
掃除のし過ぎがかえってよからぬ結果となるのです。
そのためさぼり洗いをするのが一番。週1回程度のトイレ掃除で十分キレイになります。
ブラシでこすらず振りかけるだけなので楽ちんです。
トイレブラシの代用品(2)
トイレ用シートと割り箸を使ってお掃除。
割り箸の先にトイレ用シートを巻き、輪ゴムで止めたものを用意します。
それで便器の中をこすります。
このように巻きつけて使います。
直接手で触れないので、便器の中にたとえビニール手袋をしたとしても手を突っ込む勇気がない方は、まずはこの方法で試してみましょう。
トイレ用シートは掃除後、トイレにそのまま流し、割り箸はポリ袋などに入れてゴミ箱へ。
Note
トイレブラシが必要かどうかはネットでも話題になっています。
トイレブラシは要らないという方が多くなってきているようですが、処分したけど不便だったので再購入したという話も。
自身のライフスタイルに合わせて選びましょう。
使い捨てよし、インテリア性のあるものを購入してもよし…。
でも忘れてはならないのが、清潔に保つこと!
ここは細心の注意を払いたいですね。