食器を洗うスポンジはどれくらいの頻度で取り替えたらいいのでしょうか?
私自身、特に意識したことはなく、ヘタってきたら取り替えていましたが、長く使い続けると雑菌の温床になるということを聞いて衝撃を受けました。
いろんな食品を乗せていた皿や調理器具を洗うスポンジには栄養が豊富。さらに水分を含ませることによって菌の増殖は加速する一方。
水分を乾燥させないまま置いておくと、たったひとつの細菌が2時間で100個以上に増殖しているとか…?!
それを2~3週間も使い続けていると、家中で一番菌が付着しているモノになるといいます。それはトイレの便器より汚いものらしいです。
そんな菌だらけのスポンジでまな板を洗うと、まな板にも菌が残りやすくなります。そうなると食中毒の恐れが高まります。
ジメジメした梅雨の時期、一番気をつけたいことですがまさか食器洗いのスポンジが原因とは思いません。
考えたら恐ろしいですね。
では、どうすればいいのでしょうか?清潔に保つ方法や取り替え時期を見てみましょう。
毎日のケアはどうする?
使ったあとは熱湯消毒
細菌の弱点は熱や乾燥に弱いということ。
なので使った都度乾燥させればいいわけです。昔から行われている天日干しはとても理にかなった方法です。
まず使い終わったら熱湯につけて数分おき、取り出して日光に当てて、しっかり乾燥させるのがベストです。
とはいえ、朝の忙しい時間は難しいし、夜は陽が沈んでいるので天日干しできません。
そこで効果が高いのは煮沸消毒を10分することです。
これは天日干し5時間よりも菌が減少する実験データもあります。これなら他のことをやりながら併行してできるので慣れてしまえば簡単ですね。
食酢も効果大
煮沸の時間も取れない場合、意外に効果が高いのが食酢に10分浸すこと。
これならもっと簡単にできます。
昔の人は食中毒防止に食酢を活用していました。先人の知恵ですね。
除菌効果をうたった台所洗剤は意外と…
除菌効果をうたった洗剤も市販されていますが、効果のほどはどうでしょうか?
除菌というのは完全に菌を殺菌することではなく、限られた空間に含まれる菌の数を減らすこと。
また抗菌とは菌の増殖を防止すること。
巷で話題のつけておくだけで除菌できるという商品は滅菌とはうたっていません。
スポンジのケアでやらないよりやったほうがマシですが、効果のほうは実は煮沸10分と食酢のほうが高いのです。
スポンジの除菌剤って、効果あるの・・・
スポンジの取り換え時期
2週間に一度が理想的
いろいろな意見を聞くと、
「月に1回」「2週間に1回」「古くなったら取り替え」とさまざま。
中でも一番多かったのが「2週間に1回」と言う声。
私は意識してなくてへたったら取り替えていたので、おそらく1ヶ月~2ヶ月くらいの頻度で交換でした。
しかしスポンジは普通に使っていると2~3週間でトイレよりも雑菌が多いモノになってしまいます。
なので衛生的に使うなら2週間に1回交換することが望ましいようです。
我が家は基本食器は食洗機で洗っているため、スポンジを使って洗うのは調理器具やフライパン、鍋がほとんど。
そのスポンジも油洗い用とそれ以外の洗いもの用に分けています。
油ものを洗うとどうしてもギトギトして次に洗うものに油分が移り洗剤もたくさん使ってしまい、時間もかかります。
またゴム手袋も油ものを扱うとテカテカしてしまうため、いちいちはめ直すのは面倒ですが、分けて使ってます。
たまに食器も洗うこともあるので、直接口に触れる食器を洗うスポンジでは油ものは洗わず、それが古くなってきたら油もの用スポンジに格下げ。
油もの用のスポンジで洗うものは主にフライパン。フライパンは調理前に火にかけて使うためそこまで神経質になる必要もないかな?と思います。
なので我が家のスポンジの役割は、
普通の洗い物用として2週間→油もの用のスポンジに降格→最後に排水溝や換気扇用のスポンジとして役割を果たしたらありがとう、さようなら。という流れです。
Note
2週間に1回というと結構な頻度で変えなければならないので大変ですね。
毎日のケアをきちんとしていればそれほど神経質になる必要はないのではと私は思います。
ただ梅雨の時期などは普段より気にしてできれば新しいものを使ったほうが安心ですね。
使ったら熱湯消毒して乾燥させて清潔にしておき、家族の健康を保ちましょう。
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