エクセルで青色申告決算書ができた!会計ソフトから乗り換えたブロガーの備忘録 | 【暮らしの音】kurashi-*note

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エクセルで青色申告決算書ができた!会計ソフトから乗り換えたブロガーの備忘録

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「確定申告」は無事済みましたか?

ここ5年ばかり会計ソフトのお世話になっておりまして、年に1回、一気にデータをインポートして青色申告決算書の作成を行っております。

今年も当たり前のように会計ソフトで作成し提出しましたが、大した売上もないのに年間2万円のサブスクを払い続けるのはいかがなものか…という疑問がメラメラと。

さりとて、自力で作成するのは困難なため、なんとなく会計ソフトのお世話になっていた次第。

ところが、ところが、見つけました!!

エクセルで青色申告決算書の作成ができる「エクセル簿記(ExcelB)」というテンプレートを!

しかも無料ときたもんだ。

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有料会計ソフトから脱却

2019年からサブスクの会計ソフトにお世話になっています。

簿記の知識がないため、会計ソフトはなかなか敷居が高いのですが、そうはいっても自力で決算書を作れるはずもなく……。

会計ソフトといっても使うのは年に1回。日々のデータはエクセルや家計簿アプリに入れておき、それをもとに1年分の仕訳を作成し、一気にデータをインポートして仕訳帳を完成させています。

ただ会計ソフトの場合、間違えた箇所を訂正するのも難しく、四苦八苦しながらの作成。

私の能力が追いついてないせいで、いろいろいじると大変なことに。なのでインポートするデータをエクセルで作り、CSVにして取り込むだけの作業。全く使いこなせていない。

しかも、大した売上もないのに月1848円のサブスクを続けていくのもなんだかなぁ~。いっそ複式簿記が必要のない白色申告にするか…とリサーチしていたところ、エクセルで青色申告決算書が作れるという会計ソフトを発見!

なんでも青色申告に必要な複式簿記で決算書が作成できるとな。

これよ、これ。私が望んでいたものは。

しかもエクセルでできるなんて、素晴らしい!!しかも無料なんです。神か。

∑d(゚∀゚d)スゴスギ

ここではブロガーの私が個人事業主として青色申告をする場合を例として使い方を説明しています。参考になればどうぞ。

注意

なお、私は税理のプロでもなく、知識も希薄のため自分自身で調べてベストと思った方法で作成しております。また、エクセル簿記についても作成者ではないためご質問等は受けかねます。ご了承ください。

エクセル簿記ソフト「 ExcelB」

「 ExcelB」は、KACという新妻ひろみさんと鈴木あや子さんが運営しているサイトで無料配布しているテンプレート。

こちらからVectorで無料でDLすることができます。

エクセル簿記/ExcelB

「一般用」「農業用」「不動産用」「減価償却専用」と4種類ありますが、ブロガーの私は「一般用」をダウンロード。

新年度の記帳には、最新のエクセル簿記を利用してくださいとあります。

インボイス制度への対応などバージョンアップして不具合の修正や、操作方法の改善を行っているとのことなので、毎年、最新バージョンをダウンロードするようにしましょう。

ちなみに2025年3月現在は3.7が最新です。

ダウンロードすると、任意の場所に「excelb」という圧縮フォルダが格納されます。

その中の「ExcelB」を自分の必要なファイルの場所にコピーして使います。

エクセル簿記/ExcelBトップ

まずはシート「はじめに」から会計期間を入力します。ここは和暦での入力となりますので、2024年分なら「6」と入力。

excelb画面

次にシート「決算書①」に科目を追加します。

私は25に新聞図書費、26に取材資料費を追加しました。

これで準備は整いました。

あとは仕訳帳にどんどん入力していくだけ。

最低限のエクセルの知識があればとくに関数をいじることもないので誰でも使えます。

薄緑の塗りつぶしがある箇所に入力するだけなので直感的に操作できます。また間違えて入力しないよう保護がかかっているため誤操作も防げます。

「 ExcelB」は仕訳帳さえ完結できれば自動で決算書①、②、③、④が出来上がります。

至極シンプル。

ただし入力に当たってお小遣い帳をつけるレベルでは少し難しいと思います。ここでは複式簿記の知識も少しだけ必要。

仕訳帳の入力

excelb仕訳帳

仕訳帳のシートはこのようなスタイルになっています。

全く普通のエクセルの表ですよね。

ここに日付と借方の科目コード、金額、貸方の科目コードを入力していくだけ。摘要欄は任意でOK。

複式簿記の帳簿にある借方と貸方の金額を揃える必要はありません。

なぜなら、借方の金額を入力すれば、自動で貸方に数字が表示されるから。

ということで入力も至極シンプル。

決算書を作成したことがない方は少し戸惑うと思いますが、コツを掴むと簡単。(とまで言いませんがここは慣れるしかない)

 

日付

No. 借方 貸方
科目コード 勘定科目 金額 科目コード 勘定科目 金額
1/1   106 売掛金 150,100 1 売上(収入) 150,100

2/22

  104 その他の預金 150,100 106 売掛金 150,100

例えばアフィリエイト収益を計上する場合、複式簿記では発生主義なので、確定した日付を仕訳します。

1/1に150,100円確定したとして、そのときはまだ実際にお金が入ったわけではないのですが売上として計上します。

日付を入力して、借方の科目コードに「106」と入力すると、勘定科目欄に「売掛金」と表示されます。

借方の金額欄に150,100円と入力すると、貸方の金額に同じ金額が表示されます。

貸方の科目コードに「1」と入力すると、勘定科目欄に「売上(収入)」と表示されます。

私は1年分を一気に入力するので、1月~12月分の確定分をここで一気に入力しています。

次に、通帳を見ながら実際に入金された情報を入力します。

2月22日に1月に確定した150,100円が入金されていました。これを入力します。

借方科目コード「104」と入力すると「その他の預金」と表示されます。

勘定科目の中には、現金、当座預金、定期預金、その他の預金とあるので、「その他の預金」を選択しました。

貸方の科目コードには「106」の「売掛金」とします。

アフィリエイト収入についてはこれで仕訳していきます。

経費については

 

日付

No. 借方 貸方
科目コード 勘定科目 金額 科目コード 勘定科目 金額
1/1   26 取材資料費 2,760 172 事業主借 2,760
1/3   25 新聞図書費 1,350 172 事業主借 1,350

私はハンドメイドの作り方の記事などを公開しているため、それに伴う材料費など経費として計上しています。

勘定科目の中にそれに該当する項目がなかったためあらかじめ項目を作成しておきました。

経費として計上するものを仕訳帳にどんどん入力していきます。貸方の科目コードは私の場合すべて「事業主借」で処理しています。

詳しくはこちらでも解説しています。

参考借方・貸方とは?

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家事按分は別にエクセルシートを作って作成

個人事業主で自宅を仕事場にしている場合、パソコン代だとか、電気代、または携帯代など業務に使用することもあるでしょう。

その場合、生活のための費用と事業のための費用とで分けることを家事按分といいます。

私の場合、ネット回線は家庭でも使うので按分比30%を業務で使用として計上しています。

ただ、デメリットとして「 ExcelB」の仕訳帳では按分できません。

でもこれについては、シートを増やしてそこで数式を入れるかして作成し、仕訳帳のシートにコピペすればいいだけ。

ExcelBは普通のエクセルと同様、シートを増やすこともできます。

私は青色申告準備用として別にエクセルを作成して台帳を作っております。

転記する箇所は「ExcelB」の仕訳帳のフォームと同じにしてコピペしやすいように作成しておきました。

エクセルシート

ネット回線はBBIQを使用しており、基本料金などの6300円の30%を計上しています。

その際の関数を転記エリアの金額欄のセルに「=ROUND(対象のセル*(30/100),0)」としておきます。

入力エリアの金額欄に「6300」と入力すると、その30%に当たる「1890」と表示されます。

日付と科目コードも入力しておき、これを一気にコピー&ペーストして仕訳帳を作成します。

ここで関数が入っているため、貼り付ける際は値貼付けにします。

自作したエクセルにすべて入力し、エクセル簿記/ExcelBの「仕訳帳」に一気にコピぺしてシートを完成させます。

すると、青色申告決算書が出来上がっています。ブラボー!!

気になる点

今回、確定申告のため確定申告会場に出向いたとき、職員の方から聞いた話。

確定申告会場でパソコンを使って申告書を作成しているとき、最後らへんに

  1. 優良な電子帳簿(届け出または申請書を提出済)
  2. 会計ソフト等で作成した帳簿(1を除く)
  3. 1及び2以外の帳簿(複式簿記)
  4. 1から3以外の帳簿(簡易な方法)
  5. 上記以外(記載の仕方が分からない等)

との質問に答えなければなりません。

今回の確定申告ではサブスクの会計ソフトを使って作成していたため「2」と答えることができました。

次回からエクセル簿記/ExcelBで作成することにしましたが、この場合「2」と記載していいものだろうか。

職員の方にエクセルで作成してもいいか尋ねると、会計ソフトで作成したデータには三隅に■が施されてあり、税務署ではこれを読み込んでいるらしい。

会計ソフトの申告書

エクセルで作成した場合、この■がないので手入力しなければならないと。

ま、これは税務署側の都合なんですけどね…という話を聞きました。

ということで、ちゃんとした青色申告決算書が作成できていれば特に問題ないので、来年の確定申告はエクセル簿記/ExcelBで臨みたいと思います。

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