先日、ゆで卵を茹でたら、4つのうち1つが水に浮いていました。
これって食べられる?
水に浮いたゆで卵
結論から申し上げます。
茹でるときに1個、殻が割れてしまったものがあり、そいつが浮いていた。
と、なんともお騒がせな一件でした。
指定時間で鍋の火を止め、冷水にさらしたときに、ぷかーーーーんと1個だけ浮いたものだから、なぜ???と思ったので、
もし同じような現象になった人が焦らないように書いてみました。
(…てか、そんな人はいないでしょう。)
で、ここで終わらせるのは何なので…
水に浮く卵についてご説明します。
卵の鮮度を見極める方法
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卵って表面から見ただけでは、新鮮なのか古いのか判断がつきませんね。
目玉焼きやスクランブルエッグなど割って使うものについては、いったん別のボウルに割り入れて見てみるという方法ができますが、ゆで卵は殻を割るわけにはいきません。
そんなときに判断する方法として、コップ、またはボウルに水を入れて卵を浮かべてみればわかります。
底に沈んだ卵はOK。新鮮です。
浮かんだ卵は、残念ながら古くなっています。
卵は古くなるにつれ、中の水分が蒸発してしまい、結果水に浮かべると軽くなって浮いてしまいます。
しかし、よくわからない…。微妙な状態の場合
そういうときは、食塩水で試してみるとよりわかりやすいです。大さじ2杯の塩を2杯(だいたい10%くらいの割合)の冷水に溶かして、卵を食塩水の中に入れてみます。
卵が浮いたら、それは古いということ。使わないようにしましょう。
ゆで卵を作る目的ではなく、そもそもの卵の鮮度が知りたい場合は、割って見るのが一番。
判断基準として、新鮮なものは黄身とその周りの卵白が盛り上がっています。古くなるにつれ、その盛り上がりが小さく、卵白が水っぽくなっています。
横から見たときにフラットになっているのは古くなっている証拠です。
- 古い卵は水に浮く
- 食塩水にするとよりわかりやすい
- 割ってみて卵白が水っぽくなっていれば古い
話を戻して、私が作ったゆで卵、なぜ加熱途中でヒビ割れたものは水に浮かんだのか?
それは内部の水分量が少なくなった結果、浮いてしまったというわけです。
カットしてみたところ、まったく問題ありませんでした。
ゆで卵するなら少し古い卵がいい?
ここまで卵の鮮度に着目しましたが、そもそもゆで卵に使う卵は、新鮮すぎるものよりやや日数が経ったもののほうが調理しやすいという事実。
新鮮な卵には、炭酸ガスが多く含まれており、茹でるとこの炭酸ガスが外に出ようとします。そのときに卵が膨らみ、殻と白身がピタッと密着してしまうため、殻が剥きにくくなります。
卵が古くなると、卵の中の炭酸ガスが次第に抜けていくため、茹でたときに殻が剥けやすくなります。
目安として、産卵してから1週間くらいのものがゆで卵にはベストです。
新鮮な卵をゆで卵にするときは、茹でる前に卵の底の部分にピンを差して穴を開けておく、また茹でた後すぐに冷水で冷やすなど工夫すればうまく剥ける場合もあります。
ちなみに私がゆで卵を作るときは、沸騰したお湯に冷蔵庫から出した卵を入れて作ります。急激な温度差で割れてしまわないように、サッと水でくぐらせて入れるのですが、中には割れてしまうものも。
ゆで卵のくわしい作り方については、こちらに書いていますので併せて読んで見てください。
ちなみにですが、買ってきた卵、どうしてますか?
冷蔵庫に卵ポケットがあるので、何の迷いもなく冷蔵庫に仕舞っている方も多いと思いますが、卵って常温保存で大丈夫です。
スーパーでも常温で陳列棚に置いているでしょ?(中には冷蔵しているものもありますが…)
ただ10℃以下での保存が望ましいので、夏場は冷蔵庫に入れて保存したほうが安心。