ラーメンや冷麺のトッピングに欠かせない玉子。
普通のゆで卵でもいいんですが、煮玉子をトッピングすると視覚的にもさらに美味しそうに見えます。
シンプルなインスタントラーメンでもトッピング次第では満足のいくひと品に早変わりしますよね♪
簡単なので調理の合間にチャチャッと作ってストックしておきましょう。
あのトロ~ッとした煮玉子を作る裏技のご紹介です。
卵をゆでるテクニック
- 鍋に水を入れ沸騰させて冷蔵庫から出した卵にさっと水をくぐらせて投入
- 6分間茹でる
- すぐに氷などを入れた冷水に3分以上入れて冷やす
- 調味液(水…500cc、しょう油…100cc、みりん…大さじ1)につけて一晩冷蔵庫で寝かす
まずはゆで卵から
ゆでるだけのゆで卵は簡単なようですが、皮を剥ぐときにくっついてでこぼこになってイライラしたことはありませんか?
時間がないときに、なかなか剥けず焦ったことが何度もある私。
実はこれ、ゆで方に問題がありました。
小学校のとき家庭科の調理実習で教わったのは、
「水からゆでましょう。」
しかしこの方法では皮が卵にひっつき剥がれにくくなります。
実は、皮が剥がれる秘訣は温度差にありました。
よく「卵はゆでる前に常温にもどしておきましょう。」と料理本にも書いてありますが、
私の経験からそうやるとはがれにくいことが多い。
そこで試した方法は、冷蔵庫の中の冷えた卵を沸騰したお湯に投入すること。
「常温におくように」というのは、急な温度差で殻が割れて卵白が流れ出てしまうのを防ぐため。
その原理から言えばモロ温度差のある私のやり方では当然殻が割れてしまいます。
しかし、ひと工夫すれば沸騰したお湯に投入しても殻が割れることなく、また割れたとしても卵白がどばっと流れ出ない裏技が…。
その方法は………
沸騰したお湯に塩小さじ1杯程度、または酢を入れます。
そして卵はいきなり入れるのではなく、
投入する前にざっと水にくぐらせてお玉でそっと入れます。
そして指定時間経過したら穴あきお玉などでさっと取り出し、
ボールにはった冷水に3分以上つけ込みます。
たったこれだけ!なんだ、簡単!
煮玉子のトロッとした黄身のゆで時間は?
それでは煮玉子のトロッとした黄身のゆで時間は…というと、
沸騰したお湯に投入して6分です。
それから氷を入れてキンキンに冷やした冷水に3分以上つけ込みます。
(10分程度冷やせば十分です)
必ずこの時間を守ってください。
それ以上ゆで時間を長くすると、黄身が固まってしまいます。
また短すぎると白身が固まらずブヨブヨとなり、温泉玉子のようになってしまいます。
玉子の皮を剥ぐコツ
先ほど紹介したゆで方であれば、温度差で殻と中身が分離して剥きやすい状態になるはず。
それでも剥きづらい場合は、
卵の殻をむくときに流水に当てながら剥くとつるんと剥けます。
流水を当てることによって殻と白身の間に水が入り込み殻がはがれやすくなるようです。
流水を当てるときは卵の頭の部分に勢いよくあてるとつるんと剥けます。(卵によって多少の違いはありますが…)
煮玉子の味付け
無事皮が剥けたらいよいよ煮玉子の味付けです。
調味液(つけ汁)につけ、冷蔵庫で一晩寝かせましょう。
調味液(つけ汁)の分量
- 水…500㏄
- しょう油…100㏄
- みりん…大さじ1
上記の調味料をすべて鍋に入れ、ひと煮立ちさせ粗熱をとります。
つけ汁が冷えたらタッパにつけ汁とゆで卵を入れ、上にクッキングペーパーをかぶせてフタをして一晩冷蔵庫で冷やします。
タッパの代わりにジッパーつきの密閉袋に入れてもいいです。
作り方まとめ
- 沸騰したお湯に冷蔵庫から出した卵をさっと水にくぐらせてから入れる。
- 投入して6分で卵をあげる。
- ゆでている間に氷水を用意する。
- キンキンに冷やした冷水に3分つける。冷水がぬるくなったら流水にして温度を上げないように注意する。
- 水500cc、しょう油100cc、みりん大さじ1を合わせ鍋でひと煮たちさせ粗熱をとる。
- 5のつけ汁にゆでて皮をむいた卵を一晩つけ込む。
以上、美味しい煮玉子の作り方でした。コツをつかんで週末ランチのお供やお酒の肴としていかがでしょうか?
Note
冒頭、チャチャッと作りませんか?と言いながら、
一晩つけ込まなければならないため即席で食べることはできません。
前日からの仕込みが必要ですね。
ただ調理時間はさほどかからないので調理の合間に作ってストックしておきましょう。
ただし3日程度で使い切ってくださいね。