かぎ編みをはじめたいと思っている方は必見です!!
かぎ編みって難しい…と思っていませんか?
基礎が理解できるといろいろな編み方がわかり、すぐに習得できるのがかぎ編みです。かぎ編みはかぎ針ひとつあればでき、途中で中断しても手軽に再開できるのも魅力。
私が編み物を始めたきっかけはある雑誌に掲載されていたモチーフの基礎の記事。
モチーフを作り組み合わせていくだけで、マフラーやストール、巻きスカートができるというもの。
これをバイブルにさまざまな編み物のバリエーションが広がっています。
簡単でしかもかわいい花柄のモチーフは時代が変わっても不変です。少しレトロチックなモチーフを編んでみましょう。
Contents
モチーフの基本
かぎ編みをはじめるならまずはモチーフから
編み物を始めるならとりあえずすぐできるモチーフがいいでしょう。
かぎ針を使ったモチーフ編みならはじめてでも何とか編めます。
多少形が整ってなかったり、いびつだったりするかもしれませんが、それも愛嬌。数を編んでいくことで上達してきます。
またモチーフが編めるようになるといろいろなアイテムにトライできるのもうれしいところ。だいたいは細編み、長編みの組み合わせでできています。
モチーフの中で特に人気のあるのが花模様。
さっそく編み方をみてみましょう。
花モチーフの編み図
こちらが今回作る花モチーフの編み図になります。
初心者は編み図を見てもなんのことだかさっぱり…と思うでしょう。
最初は読めなくても大丈夫。
でも編み図が読めるようになると、編み図さえあればいろんな作品をつくれるようになるのでおいおい覚えていくといいですね。
モチーフの編み方
1段目
指に糸を2回巻き付けわを作ります。
指を外し、わの中にかぎ針を入れ糸を引き出します。(上の画像はその状態を机に置いたもの)
わの作り目
編み物はわを作ることから始まります。
指に糸を2回巻き付け、わを作ります。
↓
わの中にかぎ針を入れ糸をひき出します。
↓
くさり編みを1目編み、続けて細編みを8目編みます。
↓
編み終わったらかぎ針を一旦外して、糸端をひっぱり動く糸を見つけます。
↓
動いた糸を引き、先に中心を引き締めます。
↓
次にもう一方の糸先を引きます。
↓
1目めに針を入れ、糸を引き出します。
↓
立ち上がりのくさりを1目編みます。
動画をみながら一緒に編んでみましょう。
細編みの編み方を動画でチェック
細編みの編み方をもう少し詳しく見たい方はこちらの動画を参考に!
2.細編みを8目編みます。
8目編んだら編みはじめの糸を引きます。(引き抜き編み)
(上の動画はここまでの過程です。)
2段目
1段目には細編みが8目あります。
2段目は糸を変え、くさり編み1目で立ち上がり、細編みを同じ目に2目編みます。
1周編むと、16目になります。
最後は1段目同様、引き抜き編みをします。
3段目
糸を変え、くさり編みを2目編みます。
長編み3目の玉編みをします。
3目編んだら針先に糸をかけ、針に残っている4目を通って糸を引き出します。
長編み3目の玉編みの編み方を動画でチェック
玉編みのしかたを動画でみてみましょう。
動画は3目の長編みで玉編みをつくってます。今回のモチーフは4目の玉編みなので1目多く編みます。
くさり編み2目と長編み3目の玉編みができたところです。
そのままくさり編みを4目編みます。
次は長編み4目の玉編みをします。
4目長編みを編んだら、針先に糸をかけ針に残っている5目を通って糸を引き出します。
そのままくさり編みを4目編みます。
これをあと、6回繰り返し、花びらが8枚になるように編んで行きましょう。
8枚目の花びらを編んだら、4目くさり編みをし、最初に編んだ2目のくさり編みと3目の玉編みの頭の部分に糸をひっかけ、引き抜き編みをしましょう。
3段目が完成しました。
4段目
3段目のくさり編みの下に針を入れて引き抜き編みをします。そのままくさり編み2目編みます。
中長編みを3目、次のくさり編み4目のところに、長編み3目、くさり編み3目、長編み3目を編みます。
中長編みの編み方を動画でチェック
中長編みの編み方を動画で確認しましょう。長編みとは編み方が若干異なります。
次のくさり編み4目のところに、中長編みを4目。
そのまま次のくさり編み4目のところに長編み3目。
くさり編み3目、長編み3目…というように繰り返すと1周ぐるりと編め、四角形になっています。
最後の長編みを編んだら、15cmほど残して糸を切り、糸端を引き出してとじ針に通し、はじめの糸とつなぎます。
モチーフが編み上がったらとじ針に糸端を通し、裏側の編み目に通して余った糸をカットします。
花モチーフのできあがり
花モチーフができあがりました。
今回は3色の毛糸を使って編みましたが、1段目から3段目を単色で編んで、最後の4段目の枠の部分だけ他の色で編んでもステキです。
また編み物に慣れていない初心者の方で糸を変える作業も大変だと思うときは2色使いでもかわいく編めますよ。
ちなみに2色つかいにするとこんな感じ。
【応用編】花モチーフをつなげてマフラーを作ろう
大きく編んだ花モチーフを、引き抜きはぎでつなぎ合わせマフラーを作ります。
お好みで端にフリンジをつけてもいいですね。
引き抜きはぎの編み方を動画でチェック
花モチーフと花モチーフをつなげる引き抜きはぎのしかたです。
花モチーフ編みでクッションカバー
こちらは、2色つかいで作った花モチーフ編みをつなげて作ったクッションカバーです。
4段目の枠の色をパープルにして、あとは、3色の毛糸でそれぞれ編み、それをつなげるとこんな雰囲気になります。
画像の左側の大きなクッションは1列だけモチーフ編みをし、布のクッションカバーにまつり縫いで縫い付けています。
アイディア次第でいろいろできるモチーフつなぎ、楽しいですね。
クッションの編み図になります。
30cm×30cmのクッションですが、お手持ちのクッションの計測をして、モチーフの数を決めましょう。
サイズはかぎ針の大きさを変えると同じ毛糸でも大きさが変わってきます。
いくつかのかぎ針で編んでみて、大きさを確かめてみましょう。
花モチーフ編みでオーバースカート
ふだんのジーンズの上に一枚重ねるだけで、いつもとは違う個性的で暖かなコーディネートになります。
オレンジと茶色の毛糸を使い、中がオレンジで枠が茶色のものと、その逆バージョン(中が茶色で、枠がオレンジ)で編んで、交互に組み合わせて作ります。
オーバースカートの編み図になります。サイズは自分に合った長さで編んで行きましょう。
花モチーフ編みでショール
淡いピンクと、2色のピンクを単色で編んでつなげてショールを作りました。
単色で編んでもこのようにつなぎ合わせると、かわいいですね。
ショールの編み図です。こちらも長さは自分の好きなサイズで作りましょう。
サイズと枚数を記載していますが、何センチで編まないといけないというルールは編み物にはないので、自由自在にできます。
編み図では4段になっていますが、大きくモチーフを作り過ぎたら、3段にしてもいいし、逆に細めの毛糸で小さなモチーフができたなら5段にして、目の細いデザインのショールにしてもかわいいし……。
自由に変えれるところがかぎ編みの魅力です。
1枚のモチーフなら慣れるとそんなに時間もかかりません。すき間時間に編み貯めていて繋げて好きな作品を作ってみましょう♪
※追記
編み方の基礎の記事をアップしました。初心者の方や編み方をおさらいしたい方は参考にしてみてください。
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