お弁当を入れている巾着がくたびれてきたので新調しよう。
でもヒモを用意したりと面倒なので布1枚でできるものをと考えたとき、
思いついたのが「あづま袋」
キュッとリボン結びにすればいいだけなので簡単。
作るのも簡単…なはず。
以前いちど作ったことがあり
作り方は簡単だったけど、なんかパズルみたいでややこしかった印象が…。
ストックしておいたレシピ集を取り出し、おさらい。
何本か作ってみて極めた感(笑)があるので作り方を記しておきます。
こうしたら失敗した!というものもメモ書きしておきます。
基本のあづま袋の作り方
長方形の布1枚でできる簡単なあづま袋の作り方です。
材料
- 布…1枚
サイズはお好みで。縫い代を含まないタテと横の対比が1:3になるように計測します。
ここで紹介する布のサイズは、70cm×24cmです。
How to make
今回作るのは弁当箱を入れるのにちょうどいいサイズのあづま袋です。
お弁当箱は18cm長さです。
布を3等分します。正方形を3つ並べた形です。
1つの大きさを22cmにしました。これに必ず縫い代を設けてください。
この画像で言うと、両脇は三つ折りにするので各2cmの縫い代、上下にそれぞれ1cmの縫い代が必要です。
長方形の布なので特に型紙はありません。布に直接線を引いて裁断します。縫い代込で裁断してくださいね。
<下準備>
長いほうの両脇(図でいう上下)をロックミシン、またはジグザグミシンをします。
両脇を三つ折りにして直線ミシンをかけます。
布を縫い合わせていきます。まず▲と▲どうしを縫い合わせます。
布を中表に重ね、▲の箇所を縫います。ピンクの線が縫った箇所です。
▲の縫い合わせた布を開きます。
◎どうしを合わせ縫います。
図で説明するとこうです。
最初に縫うとき(▲の箇所)は、そのまま布を重ね合わせて縫うだけなので簡単です。
次に縫うとき(◎の箇所)は最初に縫ったところをよけて縫い合わさなければいけないので、わかりやすく開いたところの画像を紹介しました。
縫う順番は▲から先でも◎から先に縫ってもどちらでもいいです。
重ね合わせるところがすぐにわかるようにチャコペンシルか鉛筆などで印をつけておくといいですね。
▲と◎どうしを縫い合わせたところです。開いてみます。
あづま袋の形になりました。たったこれだけです。
最後に仕上げをしましょう。
口の部分をステッチして整えていきます。
三つ折りにしてないほうを矢印のように倒します。
ステッチしていきます。
もう片側も同じようにステッチします。
あづま袋のできあがりです。
包んでみたところ。
これでもいいのですが…
せっかくならジャストサイズに仕上げてみましょう。
応用:マチをつくる
底の部分にマチを作ります。今回は5cm×5cmのマチにします。
できあがったあづま袋を裏返します。
結ぶ部分を両方内側に倒すと画像のような形になります。
両端の角を5cm図り直線で結んだところをミシンします。
カットしてジグザグミシンをかけるか、ロックミシンでカットしながら縫います。
マチができました。
マチをつくるとふっくらとしてモノを入れやすくなります。
失敗例
久しぶりにあづま袋を作ってみるために古いレシピを取り出してみました。
あたらめてみてみると、タテと横の対比が1:3ということは書いてあるのですが、縫い代のことは書いてないレシピが多く、そのまま作ってみると、あれれれ?
ズレてます。
そりゃ、両脇の部分の縫い代の分短くなってるのですから正三角形になるわけないですよね…。
最初レシピには縫い代の記載がとくになかったのでそのまま縫ってしまい失敗作。
※試作品をつくるときは旦那の古いワイシャツが役に立ちます。ワイシャツやシーツは断捨離せずにとっておき試作品をつくるときに使ってます。
縫い代は必ず取って作るようにしましょう。
またサイトで検索すると作り方がたくさんあり、だいたい30cm位が多いようです。30cmのサイズはお弁当袋にはちょっと大きめです。お弁当袋として作るなら手持ちのお弁当箱の長さに4cmほど大きくしたサイズでよろしいかと…。
これも好みなどもあり一概には言えませんので、参考までに。
手縫いでもOK
もちろん手縫いでもできます。ミシンを出すのが面倒というときは手縫いでちゃちゃっと縫いましょう。
その場合、強度を保つために返し縫いか半返し縫いで縫えばいいですね。端の始末はそのまま切りっぱなしでも手縫いのいい味が出ますよ。
Note
サイズを変えて作ればいろんな用途に使えます。それぞれに合わせて作ってみてくださいね。布1/3ずつ取ればいいので簡単です。
くれぐれも縫い代分は余分に布を取って下さいね。