円の編み方は、立ち上がりの目を入れながら編んでいくのがベーシックですが、ついついどこが立ちあがりなのかわからなくてしまいます。
そんなとき、立ち上がりを気にせずグルグル編んでいければ楽なのに…
そう考えてただ単にグルグル編んでいくと
あららら…円が丸まって袋になってしまいます(汗)
なぜ?
それは増し目をしていないから…。
円に編むにはある一定のルールがあります。そのルールを踏まえたうえで
すご~く編みやすく図解をいれてご説明します。
ぐるぐる編みのアクリルたわし
まずはこちら。これがグルグル編みした円です。
編み目を追っていくと、立ち上がりがなくそのままグルグルと7段目まで続いています。
材料
・アクリル毛糸…セリアの毛糸を使用しました
・かぎ針…7.5号
・糸切りはさみ
・毛糸用とじ針
ぐるぐる編みのアクリルたわし編み図
編み図はこちら。
1段目は7目の細編みからはじまり、1段ごとに7目増して増やしていきます。
従って、2段目…14目、3段目…21目、4段目…28目、5段目…35目、6段目…42目、7段目…49目になります。
この編み図をわかりやすく表にしてみました。
ちょっと小さくて見えづらいですね。
無理やり49列作りました。参考までにスマホで見ている方は拡大してスクロールしながら見てみてください。
(詳しくは後で拡大表が出てくるのでこの表はあまり気にしないでください。)
これを1段ずつ説明します。
1段目
1段目は立ちあがりの目を1目編んで、7目細編みします。
2段目
番号を赤で書いているのは、同じ目に2つ細編みをする箇所、つまり増し目をする場所です。
2段目は前段の7目すべてに増し目(同じ目に2目細編みをする)をします。したがって7目増えて14目になります。
ここで増し目にはある一定のルールがありまして、
3段目は、増し目(同じ目に2目細編みをする)したら1目細編み、4段目は増し目したら2目細編み、5段目は増し目したら3目細編み…という風に増やしていきます。
増し目を2、細編みを1と数えると、
3段目は2、1
4段目は2、1、1
5段目は2、1、1、1
6段目は2、1、1、1、1
と1段上がることに細編みの目数が増えているのがわかります。
なんだ、簡単!
そう思いきや、実際編んでいくと、どこまでが3段目か、今自分が何段目を編んでいるのか段が増えるたびにわからなくなってしまいます。
編んでいる途中で、話しかけられようものなら、どこまで編んだのか、いよいよわからなくなって解きやり直し…という羽目に。(頭のいい方はそんなことはないかもしれませんが…)
そこで7段目までの表をつくりました。
3段目
3段目は全部で21目です。
この表を見ながら、1、2、3、4、5…と唱えながら編み、赤字のところは増し目して(同じ目に針を入れて)編むと、間違いなくすんなりと編むことができます。
4段目
4段目は28目です。
1、2目は増し目、3、4目は細編み、5、6目は増し目、7、8目は細編みと2目細編みしたら増し目をして7目増やしていきます。
5段目
5段目は35目です。
1、2、3目は細編み、4、5目は増し目と3目細編みして増し目をし、7目増やします。
6段目
6段目は42目。4つ細編みして、増し目です。
ここまでである疑問が湧いてきましたよね?
どうして、規則正しく最初から増し目+細編みにしないのか…。
例えば3段目をみてください。
3段目は1目細編みして増し目していますね。その結果20、21目に増し目をしています。
この規則性から考えると、4段目は2目細編みしてから増し目、5段目は3目細編みしてから増し目と始まるのではないか…と考えた方もおられるのでは?
なのに4段目は最初に増し目してから2目細編みしており、細編み2目で終わってますよね。
5段目は3目細編みから始まって増し目をしているので、4段目の終わりから5段目にかけては合計5目細編みしてから増し目していることになります。
なんだかややこしい…。増し目をずらしています。
なぜ、そんな風にするのか?
実は増し目を同じ位置で続けていくと角になってきて、円形ではなく7角形になってしまいます。
7角形にしたいならあえて増し目をずらさずに編めばいいのですが、円形にしたいなら増し目をずらさないときれいな円形にはなりません。
そのような理由から増し目を微妙にずらしているのです。
7段目
最後の段、7段目は最終的に49目まで増えました。
5目細編みして増し目で増やしていきます。
いかがでしょうか?
編み図を目で追いながら編んでいくには、集中して編み上げないと、途中で中断したり、目を離してしまうとどこまで編んだのかわからなくなりやすいので、表をつくってみました。
表を見ながら1、2、3…とカウントしながら、赤字のところは同じ目に針を入れ、細編みを2回編めば(増し目をすれば)結構すんなりと迷わず編むことができます。
よろしければお試しください。
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参考書籍:北欧テイストのエコたわし
参考にしたのは『北欧テイストのエコたわし』