オイルステインでペインティングしてミシン糸を立てられるように棒を立てて作ったアンティーク風の糸立て収納棚。
素人ながら、まあなんとか形になりました。
作り方を備忘録として記しておきます。よろしかったらどうぞ。
アンティーク風糸立て収納棚
ソーイングにハマり、毎日のようにミシン作業をしておりましたが、使う糸をいちいち取り出すのは面倒くさい。
そこで手軽にサッと取り出せるような棚をミシン台の上に作りたい。でも見た目がごちゃごちゃするのは嫌だ、何かいいものはないか…と思案。
そだ!糸1本ずつ定置を作ってやればいいんだ(閃き)
…と構想はふくらみ、全くのDIY初心者にも拘わらず我ながら凄い設計を思いついた。
棚板に棒を立てて、さらに棚板を傾斜させて設置してみては?
そのアイデアは我ながらすんばらしいと思ったのですが、いざ作ろうとするとなかなかムズイ…。
特に糸立てを立てるところが悪戦苦闘。
ここは、大工仕事が得意な父に頼るしかない…とばかりSOS。
すると父は、糸を立てる棒のところを計測し、棚板にあらかじめ電動ドリルで貫通しない程度の穴を開け始めました。
その穴にボンドを注入し、棒を立て金づちで少し叩いて差し込んだ。
なるほど…
釘打ちはしないんだ…。
私の構想では裏から1本1本釘を打つつもりだったが、釘打ちしなくても未だに1本も外れることなく健在です。
逆に棚板の裏から細い棒めがけて釘を打ち込むのは至難の業。素人は外してしまう。ここはボンドのほうがスマートですね。
そして、なんとか形になりました。
いまでも健在の糸立て収納棚ですが、当時の画像をそのまま載せておきたいと思います。少し画素の悪い画像ですが、ご了承ください。
材料
- 側面の板…ファルカタ90×600
- 棚板6枚…ファルカタ90×910(30cm長さにカットしてもらう )
- 糸を立てる棒…ヒノキ マル直径5mm×900
- オイルステイン(オーク)
- ビラカン(吊り金具)
- アンティークな釘…4本
アンティーク風糸立て収納棚作り方
How to make
- 木材はホームセンターでカットしてもらう。糸を立てる5mmの棒のみカットする。
- 糸立ての棒を立てるところと板のビスを止めるところにマーキングする。
- 板をサンドペーパーで磨く。
- 電動ドリルでビスをつけるところに穴をあける。糸立ても貫通しないように穴をあける。
- 中板と側板をビスで止める。(糸立て以外)
- オイルステインで着色。ウエスですり込む。(2度塗りするときれい)糸立ては組み立てる前に着色。
- 糸立ての板の穴をあけたところにボンドを入れ、棒をさし金槌でたたく。
- 乾いてから(速乾なのですぐ乾く)糸立てを60度の傾斜で取り付け。
- 一番下にアンティーク釘を打つ 。
アンティーク風糸立て収納棚のできあがり
完成~♪
こだわりは60度に傾斜させた糸の定置。
ミシン作業を毎日のようにやっていた時期で、糸の色を替えるたびにボビンに糸を巻き付ける作業も面倒なのでボビンをたくさん用意してストック。
糸立ての棒を糸よりも長くして、その上に同色の糸を巻いたボビンをセットすれば使いたいときにサッと取り替えられるので便利、時短!
(ミシンをしている方はわかると思いますが、糸の色を替えるたび、ボビンに糸を巻き付ける作業は地味に面倒くさい…)
雑貨屋さんでアンティークな感じの釘をゲット。ずっと使い道がなく保管していたけれど、鍵やちょっとしたアクセを引っかけるフックとしてつけてみたら、なかなかいい感じ。
今回のこの糸立て収納棚は、9年経った今でも使い続けている…というか、そのままこの位置にどんと居座っています。
当時はオークションもよく覗いており、アンティークなお品をDIYし出典されている方の作品を見るのも楽しみのひとつでした。
ただ注文して作ってもらうわけではないので、自分の希望するサイズがなかなか見つからず、
それなら自力で…と初チャレンジしたDIYでした。
こんなとき、アンティークとか、シャビーシックっていうのはいいですね。
多少不格好でもそれが味となって表れるので、素人がDIYして失敗したとしても、それなりの味わいがあるように見えてしまう…。笑
臆せずどんどんチャレンジしましょう♪
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