海のようなブルーのシャンブレーリネンでさわやかなシャツを作りました。
フレンチ・スリーブで、胸元にアクセントとしてバイアスのフリルをあしらってみました。
バイアスフリルはいろんなところで活躍するので作り方はぜひ覚えておきたいですね。
今回のシャツはかぶって着るタイプなので面倒なボタンホールはありません。
これからの季節、サラッと着れるリネンのシャツを1枚持っておくと便利です。
バイアスフリルシャツの作り方
今回のポイントはバイアステープでつくるバイアスフリル。
衿元のバイアスフリルは簡単に作ることができ、しかもシンプルなシャツにアクセントとなりステキな仕上がりに。
スーツにも合うのでオフィスにも着ていけます。
バイアスフリルシャツの型紙
バイアスフリルシャツの作りかた
1前身頃のタックを縫い、上に倒します。
2
前身頃に見返しをつけます。
①前見返しに接着芯を貼ります。
②見返しの端にロックミシンをかけます。(ジグザグミシンでもOK)
③前身頃の表側に中表にして見返しを縫ってくっつけます。
(図のピンクの線を縫います)
④縫った間をまっすぐに切ります。
表に返してステッチします。
3
肩を縫います。
縫い合わせたら2枚一緒にロックミシン、またはジグザグミシンをかけます。
4
バイアスリボンをつけます。
バイアスリボンの作り方
生地からバイアスを取ります。
布の方向はたて地にします。たて地は布の耳と並行になっています。
布目に対して45度の角度で線を引きます。
今回は3㎝幅のバイアステープを作りたいので3㎝幅にカットします。
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バイアスに切った布30㎝くらいいの真ん中を手縫いでぐし縫い、またはミシンの目を大きくして縫います。
ミシンの目を4.0くらいに調節し真ん中を縫って、糸を引っ張るとスルスルと糸が抜けてやりにくい生地もあります。
43cmほどのバイアステープをぐし縫いでやってみます。
分かりやすいように白糸でやっています。色はあとで外すので何でもいいです。
先がほつれないように玉結びにしていたほうがやりやすいです。好きな長さまで糸をキュッと絞って均等にギャザーを寄せます。
40cmのバイアスを12cmくらいまでギャザーを入れたらこんな感じです。
寄ったギャザーを均等に整えて縫いつければバイアスフリルのできあがりです。
しつけ糸は最後に外しましょう。
5
衿をつくります。
衿の作り方
表上衿、裏上衿の2枚裁断します。表上衿の裏に接着芯を貼ります。
中表に合わせて身頃を重なるところを1cm開けて縫い合わせます。
角の余分なところをカットし、ひっくり返します。
形を整えて、角をまち針などで出します。このとき無理にやるとほつれてしまうので、無理やり引っ張り出さないようにしましょう。
6
衿をつけます。
身頃の表側に先ほど縫い合わせた衿の両端1cm縫わなかったところを開いて表上衿の表面を合わせます。図は衿を開いたところです。
身頃と表上衿を縫い合わせます。
縫い合わせた身頃と衿を折り返して、衿側に0.1cmのところにステッチします。
裏上衿の下も折り返して、手でまつります。
※ミシンでもできます。その場合は表衿の下と裏衿の下を同じように折り返すと、身頃をはさむような形になります。しつけをして3枚一緒にステッチをします。
でもこれはちょっと上級者レベル。というのは、どうしても裏側のほうの目が落ちてしまいます。(私が不器用だからです)
目が落ちるのは仕方がないので、見えるところ重視で、表上衿を上にしてミシンをかけていくと見えるところはきれいに仕上がります( *´艸`)
7
袖をつけます。
袖の作り方
8
袖下と脇を続けて縫います。
9
袖を三つ折りにして縫います。
10
裾を三つ折りにして縫います。
バイアスフリルシャツのできあがり
サラリと着れるシャツができました。
後ろには着やすいようにあえてダーツを入れてしぼりませんでした。もし着にくい場合はAラインにしてみるとか工夫してアレンジしてみるもの楽しいかもしれません。
Note
バイアステープのフリルがアクセントになっています。
このシャツにバイアスリボンがなかったらちょっとシンプルすぎるシャツになります。それはそれですてきですが…。
今回、衿の作り方は簡単に台衿なしで作りました。
下手なイラストなので図ではわかりづらかったかもしれませんね。もっと上手に説明できるように精進します。