コットンパールを使ったアクセサリーは、つけていることを忘れる羽のような軽さが魅力です。
肩こりの私はずっしりしたアクセは苦手。
でもコットンパールならゴージャスなデザインでも手にとってみればびっくりするくらいの軽さ。長時間つけていてもストレスにならず、手作りなら自由にデザインを楽しむことができます。
まずは簡単に通すだけのコットンパールネックレスを作ってみましょう。
Contents
コットンパールって何?
綿を圧縮して作られた模造真珠

コットンパールネックレスに使う『コットンパール』は、綿を圧縮して作り綿球体にパール加工を施した模造真珠のことです。
その重量は羽のように軽く、首にかけると重たいアクセサリーは苦手という方にも快適にゴージャズにアクセサリーを楽しむことができます。
カジュアルにもフォーマルにもコーディネートできる万能アイテムとして今注目を浴びています。
色の種類も豊富
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コットンパールにはさまざまなカラーがあります。
まずひとつ持っておきたいのが定番のホワイト。私も最初はホワイトのオーソドックスなネックレスを作りました。
それからシャンパンカラーやブロンズなどTPOやデザインに合わせてチョイスしてはいかがでしょう。
軽くて肩がこらない

同じ10mmのパールで比べてみると、プラスチック製のパールは10粒で7.7g、コットンパールは10粒で2.6gとかなり軽くなっています。
40㎝長さのパールを敷き詰めたネックレスでもコットンパールならわずか15g。つけていることを感じさせない軽さです。
形もさまざま
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手芸店においてあるのは球形が多いですが、実はドロップ型や楕円形のものまであります。デザインにあわせて選べるのは嬉しいですね。
オーソドックスなコットンパールネックレス

真珠のネックレスといえば、何の飾りもないパールだけの1連ネックレスが定番です。
冠婚葬祭はもちろん、パーティーやデニムに合わせてもおしゃれ。1つは持っておきたいアクセサリーです。
最近では冠婚葬祭のルールも柔軟になりつつあり、コットンパールでも大丈夫と言う意見も多くなりました。
ならば手軽に作って1つ持っておきましょう。
用意するもの

ネックレス40cm長さ
- コットンパール
・14mm…5個
・12mm…20個
・10mm…8個 - テグス…1m
- ボールチップ…1セット
- 捨てビーズ…2個
必要な道具

フラットペンチ(平ヤットコ)丸カンの開閉やワイヤー曲げ、つぶし玉をつぶすときに使います。

ラウンドペンチ(丸ヤットコ)ワイヤーやピンをペンチに沿わせて輪っかを作るときに使います。

オウル(目打ち)チェーンの目を広げたり、ノットを作るときに結び目を移動させるために使います。
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【コツ】フェルトの上で作業すると楽
これは行き着けの手芸店で教えてもらった方法です。
アクセサリー作り全般に言えますが、作業するときはフェルトのような柔らかい生地の上で行うとアクセサリーが転がらず、敷いたときに机にもフィットするので生地もよれず作業しやすいということでした。
早速試してみたところ何も敷かない状態で作業すると、ビーズやパールがあちこちに転がり集中することができませんでした。
フェルトは大きいサイズのものでも100均で調達できるのでひとつ持っておくといいですね。
コットンパールネックレスの作り方
Step1:下準備

コットンパールの中には穴が通しにくいものもあります。
最初に全部のコットンパールにまち針であらかじめ穴を通しておくと作業がスムーズです。
画像は普通のまち針で通しましたが、スムーズに行きませんでした。
のちほど手芸店の方に聞くと小さい針ではなく、毛糸用のとじ針くらいの大きいもので通したほうがいいということでした。

これくらいの大きさの針で開けましょう。
Step2:ボールチップで固定する

今回は約40cm長さのネックレスを作ります。テグスは丈夫にするため2重にします。
そのためには倍の長さの80cm必要になり、余裕を持って90cmくらいにカットします。
テグスにボールチップを通し、次に捨てビーズ1個を通します。さらにもう1回ボールチップに通します。
※捨てビーズ…普通のビーズのことです。捨てビーズをすることによって、ビーズがストッパー代わりになってくれます。

そのままテグスを引っ張ります。捨てビーズがボールチップにくっつきました。この捨てビーズのところに接着剤をつけて固定させます。

この状態でボールチップを平ペンチではさんで、ゆっくりとボールチップを閉めます。
左手でしっかりチップを固定するとやりやすいです。細かい作業なのでゆっくりと慎重に行ってください。
Step3:テグスに通していく

テグスを半分の長さになるように2重にし、両端のテグスの先端に接着剤(木工用ボンド)をつけ束ねて、コットンパールを通しやすいようにします。

コットンパールを通していきます。
先ほど接着剤で束ねたテグスに通していくのですが、通しづらいときは針を通して作業してもいいです。
私はこちらのほうが簡単に通りました。
ビーズなどがなく、コットンパールだけのネックレスなら針が通るので楽ちんです。

今回のデザインは14mmが中心に5個入り、その両サイドは12mmを2個、10mmを1個という順に並べたデザインなので順番通りに通していきます。
コットンパールを通すときはテグスの端にマスキングテープで固定するとやりやすいです。

全部通し終わりました。ネックレスの形になっています。
今回はコットンパールの大きさを変えて通しましたが、同じ大きさのものに統一しても、間にビーズやスワロフスキーを入れてもおしゃれです。
(たまたま在庫がなくこのような大きさの違うパールのデザインとなってしまいました。)
Step4:ボールチップで閉じる

通し終わった最後のコットンパールの先端にボールチップをはめて固定させます。
最初と同様、ボールチップを通し、捨てビーズをつけます。ここで捨てビーズではなく結んで縛る方法もあります。

捨てビーズの場合は最初と同様、ボールチップ~捨てビーズ~ボールチップの順にテグスを通し、きゅっと縛ってテグスを引き接着剤で固定させます。

余ったテグスはコットンパールの2~3個くらい先まで通し、ニッパーで余分をカットします。
Step5:アジャスターをつける

次にアジャスターをつけていきます。
画像上の部分は止めるところ。下ははめるところ。下はチェーンにして長さ調整ができるタイプのネックレスにしてもいいです。
お好みでチョイスしてください。

マルカンを平ヤットコまたは平ペンチではさんでスライドするように開きます。
マルカンの開きかた
平ペンチ2丁あれば両手に持ってマルカンをはさみ、開く作業が簡単になります。
マルカンを2丁のペンチで挟み、開くのではなく、前後にずらす感じで向こう側にずらします。

つないだらこのような形になります。もう片方も同様につなげましょう。
コットンパールネックレスのできあがり

コットンパールネックレスの完成です。
このネックレスにかかったコストは?

今回使用したコットンパールは『手芸のマキ』のもの。
- 10mm玉(8個入)1セット…300円
- 14mm玉(5個入)1セット…329円
- 12mm玉(5個入)249円×4セット…996円
- ボールチップのセット…100円
- テグス50m…225円
1~5を合計するとたったの1950円!

テグスは50m長さです。1mしか使用しなかったので他にもたくさん作れます。
また手芸店では会員特典がありこちらは10%オフ。実に2000円以下でできました。
両サイドがチェーンのネックレスの作り方
すっかりコットンパールの魅力にとりつかれた私。日常使いのシンプルでかわいいコットンパールネックレスを作ってみました。

レシピといえるほどのものではないので、簡単に作り方を説明します。
- 約45cmの細いボールチェーンネックレス…1本
- 8mm玉コットンパール…4粒
ボールチェーンネックレスは、東急ハンズにおいてある貴和製作所のもの。

ネックレス用の細いチェーンの留め具の片方を外してコットンパールを通していきます。
チェーンを直接コットンパールに通すのは至難の業。

ネックレス自体がぐにゃぐにゃしているのでなかなか通りません。しかしたった4粒なのでここは根気よく通しました。コットンパールの穴に大きめの針を刺して穴を広げると通しやすくなります。
開いたマルカンに留め具を戻し、マルカンを止めたらできあがり。
コットンパールチェーンネックレスのできあがり

ものの30分かからずにコットンパールのシンプルなネックレスができました。
ボールチェーンとマッチしてとても上品な感じでなおかつちゃんと主張しているデザインのネックレスです。どんな場面でも合わせやすいのでとても気に入っています。
これだけでは飽き足らず、まだまだコットンパールのネックレスを作ってしまいました。
Note
コットンパールのネックレスをつけてみるとその軽さにきっと驚きます。つけていることを忘れるくらい羽のような質感ながら見た目も可愛いとなるといくつかそろえたくなりますよね。
フルに1連で作ると多少コストはかかりますが、ワンポイントで1玉、5玉で作ればリーズナブルで可愛いネックレスができます。
間にビーズやスワロフスキーなど入れても素敵ですね。オリジナルの作品を楽しみながら作ってみませんか?







