屋根のリフォームを検討するときに知っておきたい基礎知識 | 【暮らしの音】kurashi-*note

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屋根のリフォームを検討するときに知っておきたい基礎知識

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photo by:ahmiosho

家を建ててもうすぐ15年。

屋根、外壁ともに雨のしみや色あせが目立ってきたと感じる今日この頃…。

10年点検を経て、先日ハウスメーカーのリフォーム部門の方が無料点検にやって参りました。外壁、屋根などの点検をし、もうそろそろリフォーム時期だと出た見積もりが

ぬぁんと

300万円。さんびゃくまん???!

本当にリフォームは必要でしょうか?

またいざリフォームするとなった場合、決して安いものではないので、ここは慎重に見極めたいもの。

屋根のリフォームについて調べてみました。

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屋根はリフォームするもの?

リフォームするべき時期

15年経過した屋根

住宅メーカーの話によると、築10年~15年くらいがリフォームしなければならない時期とのこと。

ただその年数は屋根の種類によって以下の通り変わってきます。

  • 瓦屋根:葺き替えの目安は大体25年~30年程度。瓦は強いが、下地交換が必要。
  • スレート屋根:10年でメンテナンスが必要。葺き替えは20~25年。
  • 板金屋根:15年~20年でメンテナンス。屋根材が錆びてきたら交換時期。
  • 銅版屋根:メンテナンス目安時期は30年程度。屋根材は強いが、下地交換が必要。
     

リフォームするかどうかの見極め方

Photo Credit: Nkozi Knight Flickr via Compfight cc

屋根は上から見る機会があまりないし、というかまったく見れないし、素人が見てもよくわからないので、本当にメンテナンスが必要かどうか判断するのは難しいですね。

きちんと専門家に見てもらい、検査してもらったほうがいいでのでしょう。

しかし業者にとって屋根のリフォーム補修は新築と違っておいしい話のようです。

中にはまだ必要もないのに、さも今やらないと大変なことになると言ってくる場合もあります。

そう言われると不安になり、そんなもんかなぁ…と思ってしまいますよね。

全てが悪い業者ではないと思いますが、金額が高額になればなるほど全うなことを言っていてもふっかけていると猜疑心を持ちたくなるのも人情。

そこで、まず自分でチェックしてみましょう。

屋根に必要なこと

次の10個のチェックを自分でやってみてください。

1

外から屋根を見て、スレートに多数ひび割れがある

2 チョーキング現象(さわってみると手に白い粉がつく)が現れた

 3 築15年以上経つが、手入れをしたことがない

 4 屋根の下の天井(2階建ての場合2階)に雨染みを発見した

 5 天井と壁にカビが発生した(湿気が原因)

 6 屋根にコケやカビが生えている

 7 トタン屋根の場合:錆びている

 8 雨漏りする

 9 風が吹くと屋根の上で異様な音がする

10 
瓦屋根の場合:瓦がずれている

さて、いくつ該当しましたか?

5つ以上当てはまるようなら、半年以内に屋根の葺き替えの検討が必要です。

2つ以下なら該当の箇所のメンテナンスをしましょう。

美観を長持ちさせる

ではメンテナンスが必要となった場合、塗り替えするならどのようなものがオススメなのでしょうか?

専門家によると、「フッ素塗装」がおすすめとのことです。

ウレタン塗料やシリコン塗料の塗り替え時期がだいたい10年前後なのに対して、フッ素塗料だと15年~20年はもつようです。

遮断性の高いもの

遮断性の高い塗料として、「アステックペイント」があります。

塗料の中にナノセラミック粒子が含まれており、太陽熱を反射させてシャットアウトするため、熱の侵入を防ぎます。また屋根の蓄熱も防ぎます。

リフォームの種類

屋根の塗り替え

塗り替え

塗り替えとは、再度屋根を塗装しなおすことです。

屋根のリフォームの中では、比較的手軽で費用が安く済みます。雨漏りなどが見られず、表面も下地もあまり傷んでいない場合に行います。

カバー工法(重ね葺き)

現在の屋根の上に、さらに屋根をかぶせる方法です。

既存の屋根は撤去せずその上にかぶせるため、葺き替えに比べ費用は抑えられ、工事期間も短くなります。また、屋根が二重になることで、遮断性・断熱性も高まります。

しかし屋根が二重になるので重たくなってしまいます。木造など建物の種類によっては耐震性などを十分チェックする必要があります。

葺き替え

現在の屋根をすべて撤去し、新しい屋根に替えることを言います。

行う目安は、既に雨漏りがある、屋根材や下地まで傷んでいるといった場合です。

しかし3つの方法の中では1番費用がかさんでしまいます。

新しくするときには

粘土瓦

日本で昔から使われている和瓦のこと。

塗り替えが不要で、割れや破損がなければメンテナンスは必要ないといわれています。ただ下地は傷むので、葺き替えが必要になります。

  • 価格目安:7,000円~9,000円/平方メートル(材料費・施工費)
  • 寿命は30年~40年

化粧ストレート

*画像が表示されないときはここをクリックしてください。一旦pinterestに飛び再度ブログに入りなおして頂くと画像が表示されます。

現在、新築で最も普及している屋根材で、セメントと合成繊維を混ぜ合わせ、厚さ約4.5mmに成型し表面に塗装をした屋根材です。

  • 価格目安:5,000円~7,000円/平方メートル(材料費・施工費)
  • 寿命は20年~25年 メンテナンスは約10年で塗装

板金屋根(ガルバリウム鋼板)

*画像が表示されないときはここをクリックしてください。一旦pinterestに飛び再度ブログに入りなおして頂くと画像が表示されます。

アルミニウム55%、亜鉛43.4%、シリコン1.6%のアルミ亜鉛合金メッキ鋼板のことです。

アルミニウムの耐食性と、亜鉛の犠牲防食機能で、トタン板より4倍~6倍もサビにくいのが特徴的です。

屋根と外壁の関係

屋根のメンテナンスをする一番の理由は「雨漏りを防ぐこと

雨漏りしてから修理するのと、その前にきちんとメンテナンスをして備えるのとでは、結果費用の面でもずいぶん違ってきます。

建物の種類にもよりますがだいたい10年ごとに家の状態を専門家に確認してもらうのがいいようです。

屋根が傷み出したということは、外壁も並行して経年劣化しているということです。併せて外壁のチェックもするようにしましょう。

屋根のメンテナンスには、必ず足場を組まなくてはなりません。

足場を組むだけでも数万円はかかります。3階建ての我が家の見積もりで300万円と出たのは足場を組む費用も含まれていたからです。

外壁の補修もそのタイミングで行うほうが、費用対効果はいいですね。

ここだけの話、

大手ハウスメーカーで建てた我が家。

築12年のときに屋根の点検を無料でしてもらい、雨漏りなどの原因となるようなひび割れなどは見られないけれど、15年点検のときには塗り替えを検討しなければならないので早めにメンテナンスしておいたほうがいいと出た見積もりが300万円。

子どもの教育費がかかる時期にさしかかっていたのでとてもそんなお金はないと、なんとなくスルーして3年。今のところ不具合なく過ごせています。慌ててする必要もないのかな…と言うのが率直な感想。でも何かあったら見積もり金額どころでは済まされないというのは肝に銘じて過ごしております。

先日15年点検の案内が届いておりました。

今度点検してもらったときに不具合があったらどうしようと戦々恐々…。

予算があれば、壁紙も古くなってきたし、子どもも大きくなって個室が欲しいと言い出してきたので内装のリフォームをしたいところですが、リフォーム会社の担当者いわく、内装よりも外装を優先させるべきとのお話を頂きました。

ネットでサクッと見積もり

ハウスメーカーや工務店と面と向かって見積もりしてもらうと、そのまま契約しなければ何となく気まずい雰囲気になるのでは…?

そんな懸念はありますよね。

ここは、無料でできるネットで見積もりを取ってみるのも得策です。

外壁や屋根のリフォームの要望や希望を告げると、費用の見積もりやアドバイスを無料でしてもらえます。

しかも複数社のプランを比較、検討ができるので、各社に回って見積もりを取る手間も大幅に軽減できます。

ダーウィンシステム株式会社が運営する「タウンライフリフォーム」は、全国300社の業者と契約しており、信頼できる業者を紹介してくれるので、口コミの評判もよく、安心して使えるサイトです。

私たちが思いつかないようなプロならではの提案をしてくれ、あまり迷うことなく話を進めることができるので、活用してみてはいかがでしょうか?

Note

家を購入して15年。まだまだ住宅ローンの返済も残っているのに、更にリフォームで高額なお金がかかる?

しかもまた10年先、20年先には再度メンテナンスが来る…。
そう思ったら持家の管理も大変です。

しかしマンションを購入したら、ローンとは別に管理費や修繕積立金がかかってきます。

一戸建てにはそれがありません。

それをいいことに何の積み立てもしていなければ、10年先にどんとやってくるメンテナンス費用を一気に捻出しなければなりません。

痛い思いをする前に資金計画はしっかり立てておきましょう。

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