築21年の我が家。リビングと食堂の壁紙と天井を張り替えました。
工期は約8日間の予定。
さておき、現在我が家では子どもたちも独立して家を出ており、次女もバイト。母は入院中。 夫婦共働きのため日中家に誰もいません。
まさか会社を8日も休むわけにはいかず…。
さて、どうしたものか…
夫婦共働きで鍵の受け渡しはどうしたらいいのだろうと悩んでしまったので、同じように考えて内装工事を躊躇している方の参考になればと書かせていただきました。
Contents
壁紙を張り替えました
リビングの壁紙と天井を張り替えました。
リフォーム会社の担当者に見積もりを出してもらい、契約が進んだら、次に壁紙の品番選び。
壁紙(クロス)選びって、とっても悩みますね。
実際の壁紙サンプルがついた見本帳(かなり分厚いカタログ)の中にある膨大なサンプルから選びぬくのは容易ではありません。
迷いに迷う……。
もう、数日間ずっとサンプルと壁のにらめっこですよ。
リフォーム会社のデザイナーの意見も取り入れつつ、選びました。
デザイナー曰く、最近はグレー系にする方が増えているらしく、暗めのグレーではなく、明るめのグレーにすると圧迫感はないらしい。
今回サンゲツのカタログを持参され、カタログの中の小さい見本だけではイメージがつかないので、品番をネットで検索するとその壁紙とレイアウト例の画像が見れるので便利。
それよりももっと良かったのが、実際のコーディネートがシュミレーションできるサイト。
参考sangetsu|着せ替えシュミレーションマイコーデシュミレーションでみてみると、たしかにグレーもオシャレ。
また、サンプルでは濃いように見えても実際貼るとワントーン明るく見えるらしい。
これは面積効果と言って、面積が大きいほど明るく淡く見え、小さいほど暗く濃く見えるらしい。
なので小さなサンプルで暗く見えても壁にはったら薄く見えることを念頭に置いて選ぶのがポイント。
これはイメージするのが難しい……。
なんとか品番が決まり、それで進めようとなったときに業者が事前に内見したいとのこと。
所要時間は1時間程度ですが、夫婦とも会社員のため、私が半休とって内装業者との打ち合わせをすることに。
内装箇所のチェックをし、やるべきことの確認。
基本的にユーザーである私たちがすることはないのですが、工事をスムーズに進めるため業者からいくつか要望がありました。
まず、棚などに置いているものは移動させておいて欲しいと。
造り付けの家具の中のものは動かす必要はありませんが、食器棚など移動を伴う家具の場合、移動中に落下する可能性があるもの(割れ物など)は退避しておいてくださいとのこと。
棚にもなるべく物を置かないようにして欲しいとの要望でした。
いい機会なので断捨離することにしました。
こんなことがなけりゃ、捨てられないしね。
夫婦共働きの場合立ち合いはどうする?
さて、いよいよ工事がはじまります。
まさか8日も会社を休んで立ち会うことはできず、どうしたものか。
業者さんに確認したところ、特に立ち会いの必要はないとのこと。
問題は家主不在で業者さんはどうやって中に入るか。
鍵を郵便ポストに入れておくのも不安があるし、かと言って業者を待って鍵を開けて出社したのでは遅刻になるし……
これについては、キーボックスを利用します。
家の外のどこかにキーボックスを設置して、暗証番号で中の扉を開け鍵を取り出すシステム。
家主が朝出かけるときにキーボックスに鍵を入れておき、業者がそこから取り出して開錠して中に入ります。
ただ家主不在で業者だけ中に入れるのは一抹の不安があるでしょう。
これについては業者との信頼関係になります。
我が家は大手ハウスメーカーで家を建て、その関連会社のリフォーム部門に依頼しました。
ネームバリューのある会社なので何かあれば会社の名前を汚すことになります。
リフォームを依頼されるのは共働き家庭も多く、キーボックスを利用し出入りして工事することが多いとのお話でした。
業者さんも慣れているという印象でした。
とはいえ、万が一ということもあるので、貴重品はなるだけ鍵のある引き出しや金庫があればその中に保管しておくのがベター。
立ち会ってよかったこと
キーボックスを設置してもらったものの、自分の家がどんなふうになるのか、またどんな工事なのか気になるところです。
丸投げするのではなく、ちょっと見てみたいと思いました。
ちょうど平日にしかできない用事も発生したため、内装工事初日は会社をお休みすることにしました。
9時から工事開始ですが、業者さんは8時半には家の前で待機しておられました。
本日の工事の流れをざっと説明していただき、改めて家主不在でも大丈夫と確認を取り合いました。
良かったこと1:階段の壁紙の剥がれを補修してくれた
内装工事は2階のリビング、食堂のみですが、2階から1階へ降りる階段の壁紙が一部めくれていたので、ダメ元で、クロスを張り替えるときに、のりでそのめくれを補修してもらえないか聞いてみました。
そうすると、
業者さん、快く引き受けてくれました。
(*’▽’)
たまたまリビングのクロスと階段のクロスが同じものだったので、リビングの状態のきれいなクロスをあてがい、上から貼りましょうと嬉しいお言葉。
良かったこと2:手で塗るモルモルを剥がしてもらえた
実は、今回の壁紙張替えにあたり懸念していたことがありました。
それは、壁の一部を手で塗るモルモルを塗りたくっていたこと。
この1面だけモルモルを施していたのですが、なんか簡単に剥げそうにない感じ。
これ、できないと言われそう…。
最初、ここはできませんね…と言われていたのですが、壁紙を剥がさずに上からモルモルを塗っただけだと哀願すると、やってみましょうと言ってくださいました。
果たしてちゃんと剥がれるのか不安でしたが、難なく剥がされていました。(安心)
この記事(↑)では壁紙を剥がしてモルモルを塗りつけてしまいましたが、将来リフォームする可能性があるなら壁紙を剥がさず行ったほうがいいです。
やはりプロが貼るときれいですね。
良かったこと3:エアコンの撤去
クロス張替えに当たり、エアコンも取り外す必要があります。
リビングには2機エアコンがありますが、1機は故障し稼働していないもの。
これについては撤去してもらうことにし、あらかじめリサイクル券を用意しておきました。
エアコン本体と室外機を撤去してもらえたので、壁とベランダがスッキリしました。
こんな機会がないと、壊れたエアコンを壁につけたまま。敢えて業者を呼んで撤去することはなかったでしょう。
良かったこと4:カーテンレールを撤去
その他、開けっ放しで埃をかぶっている小窓のシェードカーテンがあり、こちらも今まで閉めたことはないので撤去してもらうことにしました。
立ち会うことで、こちらの追加の要望や、業者さんからの提案を直接受けることができるので、時間が許せば立ち会うほうがいいですね。
その場で相談できることも多いので、メリットが大きいです。
アクシデント発生
初日、休みをとったものの、別件もあり、業者さんに任せて数時間家を空けました。
ほどなくしてリフォーム担当者より、業者さんが誤ってグラスを割ってしまったので同じようなグラスを用意しますと謝罪のメッセージが入りました。
用事を済ませ夕方近くに帰宅すると、まだ業者さんは作業(片付け)をしており、グラスの件を聞きました。
造り付けのキャビネットに保管していたグラスですが、壁紙を貼るとき扉があるときれいに貼れず、扉を外した際に誤って落としてしまったのだとか。
これは、丁寧に仕事をして下さったからであり、幸い大したグラスではなかったので、気にしないようお話しました。
一度も面識がない業者さんだと、「えっ?」となったかもしれませんが、いろいろと快く引き受けてくれたこともあり、大した問題ではないとスルーできました。
やはり、人がする作業。
業者さんとのコミュニケーションは取っておいたほうがいいですね。
とはいえ、残念ながら見過ごせない問題も発生しました。
工事の最後に取り外したエアコンを設置してもらったのですが、なんと吹き出し口のパネルに刺したような傷跡が数点残っておりました。
すぐさまリフォーム担当者に連絡を入れました。
ここで役に立ったのが証拠画像。
ビフォーアフターを確認したくて、業者さんが入る前日に部屋の画像を撮っておきました。
まさかエアコンに傷がつくとは思ってもなかったので、エアコンのズームの画像はありませんが、遠景で撮っていたものがあり、拡大してみてみると傷は見当たらず。
まあ、傷の具合から最初からついていた傷ではないことは素人目でも明らか。
ここはリフォーム会社が弁償する形で、パネルだけ交換してもらいました。
私はブロガーなので、ついついネタになるかも…と画像を撮る癖があります(笑)
今回も記事を書くためでなく、なんとなく癖で画像を撮っていました。
それが功を奏して、こんなところで役立つなんて……。
壁紙張替えリフォームの様子
せっかく撮った画像があるので、施工した様子を公開♪
施工中
施工中はしっかり床の養生してくれました。この状態で1週間過ごします。
リビングには猫の額ほどの吹き抜けがあり、ここは足場を組んでの作業。
キッチン部分もしっかり養生しての作業。
凄いことになっています。
こんな状態を見れるのは立ち会ったからこそ。生活しながらの補修なので、ある程度片づけてその日の作業を終えます。
施工中はキッチンは使えないだろうから、弁当を買うなどで対応しなければと思っていましたが、普通に毎日キッチンを使うことができました。
施工後
デザイナーさん曰く天井と壁紙の色は一緒のほうがいいとのことだったので、ベースを77-3012にして、ところどころに遊び心を出してみました。
リビングの1面はアクセントカラー(くすんだブルー)にしてみました。
(サンゲツ 壁・天井 品番:77-3012、吹き抜け 品番:77-3087)
吹き抜けの天窓のところまでブルーの壁紙。こちらは覗き込まないと見えないけど(笑)
キッチンの壁紙はレンガ調にしてみました。
(サンゲツ 品番:77-3105)
これは残念ながら近くまで行かないとレンガの柄がわからないほどシンプル。
(遠目だと普通の壁紙にみえる。強調したい方はもっとくっきり柄があるものにしたほうがよさそうです)
モルモルを剥がしたところは同じ塗り壁調にしてみました。
(サンゲツ 品番:77-3026)
あまり主張しすぎない柄なので、リビング全体に貼ってもよかったかもしれません。
ちょうど造り付けのラックを囲むように77-3026のクロスを貼ってもらい、冷蔵庫の背面からは77-3012の壁紙にしました。
壁紙が新しくなると気持ちもリフレッシュしますよね~♪
余談:業者さんにトイレを貸す?
我が家は築21年の家。最近ウォシュレットが壊れ、リモコンのセンサーも作動しなくなったので手動で流している始末。
留守中、業者さんがトイレしたくなったら、使いかたを教えねば…と思っていたのですが、コンパクトな仮設トイレが設置されていました。
私は不動産会社に勤務しておりますが、賃貸専門で業務を行っているため内装関係のことはさっぱり。
内装の部署の同僚にその話をすると、基本的に業者はお客さんのトイレは借りないとのこと。
もし大のほうがしたくなった場合、仮設トイレでは厳しいのでは?と聞くと、近くのコンビニか、公衆トイレまで行く。仮に近くにない場合は車を飛ばしてでもどこか公衆トイレを探して用を足すということでした。
私はトイレを貸すことに抵抗はありませんが、我が家の壊れたトイレなので逆に申し訳ない。
実はトイレも老朽化しているので、リフォームを検討中。
やっていてよかったこと
今回、リフォームを行うに当たり、やっていて良かったと思ったのが、ビフォーアフターの画像を撮ったこと。
特に施工前の画像は、何かあったときの証拠写真になります。
フルに立ち会うことができれば、都度確認できるのでしょうが、夫婦共働きで業者さんにお任せしなければならない場合、状態の違いにいち早く気づくために画像は必要です。
できれば小刻みなパーツで撮っておくといいですね。
そして、やはり初日だけでも立ち会えてよかったです。
業者さんとコミュニケーションが取れると、お互いの申し合わせもスムーズに行きます。
実際、壁紙に遊び心を出して、1面だけ淡いブルーにしたのですが、私の考えでは天窓までブルーにするつもりでした。
ところがうまく伝達されてなかったようで、業者さんは天窓の向かい側もブルーの壁紙を張るつもりでいたようです。
初日に立ち会って、ここは白でお願いしますと伝えることができたので、スムーズにことが運びました。
仮に立ち会ってなければ本来白の壁紙のところをブルーにされて、やり直しをお願いすることになったでしょう。
打合せできたことで、お互い手間にならずに済みました。
本当はあとひとつお願いしたいことがあったのですが、初日以外、顔を合わせることができなかったので、叶いませんでした。
立ち会って作業の合間に、「これ、できますか?」と質問したら快く引き受けてくれそうな内容だったのですが、しかたないですね……。
その内容とは、コレ。
エアコンを取り付けた別の業者さんの話では、できるだけ工事のときは立ち会ってガン見したほうがいいとのことです。
というのは、見られるとやりにくいと思う業者もいるようですが、なんと言っても施主様のお家ですから、自分のものをどのように扱われているのか見る権利はあると。
しっかり見られていると、いい加減なことはできなくなるし、むしろ見られてやましいことはないので見てもらった方がいいですとの解答をいただきました。
内装工事(リフォーム)なんて、そんなにひんぱんにすることでもないので、時間の許す限り立ち会ったほうがいいですね。なにより自分の家なんですから。
と言いつつ、初日しか立ち会えなかったのですが……
リフォームを検討するなら、1社だけでなく相見積もりを取ることをおすすめします。最低でも3社はあるほうがいいかな。
無料で一括見積りしてくれるこちらが便利です。