20年間使用していた食洗機が突然昇天しました。
ほんとに、突然……
といっても20年持ったのが奇跡なのですが…
当たり前に食洗機を使っていた我が家にとって、なければ死活問題…。
買い換えを検討しました。
ところが使用していた食洗機はすでに同等商品がなく、スライドオープンの食洗機にしたところ不満タラタラ…。
この記事は、フロントオープンの食洗機を使い続けていた我が家が、スライドオープンにしたことによって使いづらいと思ったことをぶちまけた、愚痴の記事です。
これからはじめて食洗機を導入しようと思っている方、
少人数の家族の方、
置き型食洗機からビルドインへ検討している方にとっては、まったく参考になりません。
悪しからず……。
20年使用していたフロントオープンの食洗機が壊れた
20年前、次女の誕生と同時に有名ハウスメーカーで注文建築の二世帯住宅を建てました。
キッチンにはビルドイン食洗機を設置。
7人家族の大所帯のためフロントオープン型にしました。
今は亡きブランド「National」の製品です。
20年間、1日2回せっせと働き続けてくれた最愛のパートナーだったのですが、突然、電源スイッチがつかなくなり、うんともすんとも言わなくなりました。
ハウスメーカーカスタマー担当者に連絡すると
「経年劣化ですね。すでにメーカーが無くなっており、部品も取り寄せることができません。」とキッパリ。
奇しくも次女の20歳の誕生日の翌日に寿命を迎えました。(涙)
20年間、ほんとうにありがとう。
というか、よく頑張ってくれました。
調べたところ、食洗機の耐用年数は10年程度とのこと。
その倍、働き続けてくれた我が家の食洗機。ありがとう、ありがとう……。
そして翌日から過酷な家事の日々が……。
今まで当たり前に使っていたので、もうそれが生活の一部となっていましたが、ないとなると全部手洗い。
現在6人家族なので、食器の量も半端ない……。
これから次々と子どもたちも巣立っていき、家族も減っていきますが、現時点ではまだまだ必要。
フルタイムの仕事に加え、家事、育児、介護、副業、お酒タイムと少しでも時間が欲しい私にとって、ないのは死活問題。
家事に発狂する私の未来しか見えない……。
代替え商品を検索
そこでビルドイン食洗機のリサーチをしました。
ビルドイン食洗機には2種類あって、 引出し型の『スライドオープン』と扉を前に倒して中のカゴ(2段)を引き出して使う『フロントオープン』があります。
現在、フロントオープン型の食洗機を取り扱っているのは国内では「リンナイ」だけ。
ところが我が家のキッチンはサイズが合わない。
リンナイのフロントオープンは横幅45cm。
参考Rinnai:フロントオープン >取替用
我が家の食洗機は60cm。幅が合わず。
今まで通りフロントオープン型にするなら、外国製の食洗機しかありませんが、予算オーバー。
60幅に合わせるなら、PanasonicのNP-60MS8Sが候補にあがり、スライドオープンですが、住宅メーカーカスタマー担当の薦めもあり、取りつけることにしました。
Panasonic NP-60MS8S
我が家のシステムキッチンは20年前のもので、オレンジ調の化粧パネルを貼っていますが、現在は廃盤になっています。
ビルドイン食洗機のドアパネルはキッチンの色目に合わせて選べるようですが、同じ色目のパネルがないので、基本のままシルバーにしました。
設置工事の立会いは母にお願いし、会社から帰宅して見てみると、
違和感しかない……。
( ̄д ̄)エー
なんかおかしくない?コレ。
家族も無言……。 黒にしておけばよかったかな…。
ところが見た目はだんだん慣れてきました。
ただ未だに慣れないのは、食器の配列。
これがどうもやりにくい。 PanasonicのHPを見ると、
参考https://sumai.panasonic.jp/dishwasher/wide60.html自由自在に食器がセットできるようにアピールされていますが、フロントオープンを使い慣れた我が家では、全員口を揃えて
「やりにくい!」
(○`ε´○)
と、不満タラタラ…。
そこから次々と不満が出てくるわ、出てくるわ
我が家の不満点を並べるとザっとこれだけ
- 下カゴの高さが低いため、食器が上カゴに当たり倒れる
- コップの裏、プラスチック類には水が残る
- 大皿が入らない
- とにかく食器を並べるのに毎回苦労
- 下の引出しが上げ底
まず、上カゴにグラスなどモノを乗せてしまうと、あとから下カゴに食器を入れようと思ったときに、一旦出してからじゃないと入れられない。
下カゴの高さが低いため、食器が上カゴに当たり倒れる。
そして、なんでこんな設計にしたのか、カゴの仕切りが短いため食器が立たず倒れる。
洗浄、乾燥が終わったあと、引き出しを開けると、コップの裏、プラスチック類には水が残っているので、布巾で拭き取りが必要。
何のための乾燥機能だか……。
それに、大皿が入らない
大家族のため、仕切りプレート活用していますが、ニトリで購入した仕切りプレートがこの食洗機には入らない…涙
とにかく食器を並べるのに毎回苦労しています。
すったもんだしている間にチャチャっと手洗いしたほうが早いかもしれない。
そのくらい、出したり入れたり、倒れたり起こしたりでイライラマックス。
こんなことなら今までと同じフロントオープン型にしておくんだった。
(lll-ω-)
フロントオープン型でゆったり食器が入るものを希望するなら、外国製のミレーやボッシュになります。
予算が合わず見送りましたが、このくらい容量があればストレスもないでしょう。
そして、デッドスペースに引き出しを設けたのですが、出来上がったものをみてびっくり!
下の引出しが上げ底
引出しを開けると薄っぺらい引出し。よくみると上げ底になっています。 下に配線やらあるので深さを取れないのかもしれませんが、それにしてもこの引き出しって意味ある?
食品は入れておけないので、入れるものも限られる。 正直使い道がない。
NP-60MS8Sのメリット 悪口ばかりでは何なので、よい点も述べておきます。
スライドオープンのメリットは、なんといってもしゃがまずに食器を出し入れできるので、腰の負担が少ないということ。
これはメーカーなどがアピールしている点でもあります。
たしかに、しゃがまず入れるのはよいと思いますが、その分、どうにかこうにか置く時間を取られてしまいます。 フロントオープン型の場合、下の段に入れるのに、腰を曲げる必要があるので負担がかかりやすいとのことですが、今まで腰が痛いと思ったことはないです。
…てか、また悪口になってしまった。
うだうだ悪口ばかりになってしまいましたが、我が家のように大家族の場合、国内製は諦めてミレーやボッシュなど外国製にするか、手洗いと並行するなどフレキシブルに考える必要があります。
またフロントオープンからの新調の場合、今お使いの食器、特に大皿などは入らなくなる可能性は充分あるということを踏まえたうえで購入を決断されると、我が家みたいに不満もないかもしれません。
といいつつ、毎日2回使っているので重宝はしています。
ごめんよ、 NP-60MS8Sよ。 前モデルがあまりにも優秀だったため、少し見劣りしただけかも。
徐々に慣れていくからね。
当記事は、フロントオープンが故障して買い換えを検討の方に向けて書いています。 こんな不満があるのだと納得したうえで購入を検討してみてください。