父が重度の脳梗塞で倒れ、右片麻痺、言語障害、嚥下障害が残る可能性が高いと医師から宣言されました。
この先どうなるのやら…
介護の知識がまったくゼロの私はとりあえずYouTubeで情報収集。
そんな中、偶然たどり着いたのが「看取り」の動画でした。
これ、覚悟しておかねばならない?
いや、考えたくないよね…
でも、知っておかなきゃ…
長谷川先生のYouTube動画に救われる
まず長谷川先生、声のトーンがいい!
スーッと脳内に入ってくる声の調子とリズム。
優しく語りかけてこちらを見つめる眼差しに
ドキューン!!
また説明がわかりやすい。
認知症をメインに説明されてますが、在宅介護の肝がわかった感じ。
つい忘れがちな「死」というものを
当たり前に向き合えるようになる動画。
老衰で死ぬときって、ある日突然夜寝ている間に息が止まり、朝、死んでいるのに家族が気づく…なんてふんわりと思っていましたが、それは違う。
長谷川先生曰く、だんだんと食べものや飲み物を摂らなくなって、寝ている時間が長くなって死んでいくと。
当たり前に考えたら理屈ではわかるのですが、いざ自分の身内がそんな状況になったら、点滴してください!胃ろうをしてください!となってしまいそう。
そうではなく自然に身を任せ、安らかに看取ってやることが本人にとって一番苦しまない方法なのだとか。
この動画を見てなければそんな覚悟は出来なかったと思う。
自然体で介護をするために必要な知識。
ありがとうございます。長谷川先生!
まとめ
介護を始めようというときに絶対に意識しておいたほうがいい「看取り」問題。
介護のゴールってイコール「死」じゃないですか。
そこをすっ飛ばして考えるとおかしなことになる。
やっぱり意識したくない。
考えたくない。
まだ早い…
そんな現実を見たくないほうに逃げがちですが、ここは直視していたほうがいい。
そういう意味では奥が深い…
今の段階では父の回復をひたすら祈り、家に帰ってきてもらうのを目標としています。
多少麻痺が残っても、嚥下障害なしにちゃんとご飯が食べられたらいいな、できれば最低限の意思の疎通ができるよう話せるようになればいいな~など欲求は深まるばかり。
でもよくよく考えたら86歳。
若い人が脳梗塞になってリハビリなどで復活するのとわけが違う。
ある程度回復しても年齢的なこともあり無理してまでハードな余生を過ごさせるべきか?
加齢とともに身体機能が衰弱して、命が続かなくなり死を迎える。これは人間が産まれてから死ぬまでのプロセスを考えると至極当然なこと。
この当たり前の自然の摂理を忘れて介護しようとしたら、必ずひずみがでてくる。
この時点で看取りというものを意識できたのは今後の介護する意識づけに大いに役に立ちました。
お互い頑張らない介護
自然体で過ごせる日々
決められた時間を有意義に過ごす日々
そして、この貴重な時間を与えられたことに感謝!
ある日突然脳梗塞で倒れた父。要介護4の認定を受け、約5ヵ月の入院を経て無事退院。
在宅で週2日デイケアに通いながらゆっくりと過ごすことにしました。
介護無知な私に降りかかる介護問題や、高齢の両親との暮らしを綴ります。