現地のガイドがチョイスした絶対外せないスポット。
フィリピンに来たなら寺院や教会は見ておくべき。そして、やっぱりカジノ!カジノをしない人も楽しめるオカダマニラでマニラの夜を堪能しましょ!
そしてマニラの現状を目の当たりにして思うことは…。
マニラ観光スポット
マニラ大聖堂(Manila Cathedral)
1581年に建造された教会。
災害や破壊、修復をくり返し、第二次世界大戦で破壊されましたが、1954年から1958年にかけてネオロマネスク様式で再建されています。
再建にあたっては、日本も6万袋のセメントを寄贈しており、その功績をたたえた盾が飾られているようです。
カトリック大司教が本拠を置く、マニラでも最も重要な教会で、マニラの観光スポットとして有名です。
聖母マリア像
アジア最大級の4500本のパイプオルガン
130以上あると言われる華麗なステンドグラスに魅了されます。
- 住所:Cabildo Corner Beaterio, Intramuros, Manila, Luzon 1002, Philippines
- 電話番号:02-527-3093
- 営業時間:8:00-16:30
- 交通:LRT線セントラル(Central)駅から車で15分
教会の入り口から左側にトイレがあり、私たち数人はそちらへ進んでいました。すると、6歳から8歳くらいの女の子2人が私たちにすり寄ってきて、「ちょうだい」と右手を差し出してきました。
「ないよ」というジェスチャーをしても引き下がらず
お金をくれるまで、びっしりくっついて離れようとしません。
小さな子どもが物乞いをするのに軽く衝撃を受け、どうしたものかと思案していたら、ガイドさんがやってきて、
「この子たちにお金を渡しても無駄ですよ。
陰で親が見ていて、子どもが貰ったお金でタバコを買ったりしているのですから…」
子どもたちに悲壮感はなく、明るい顔で、ちょうだいという仕草をしている様子には、胸をしめつけられました。
日本ではこのような光景を目にすることはありません。
子どもを使ってこんなことをやらせている親の気持ちはどんなものなのだろうか…。
そう考えるのは私たちだけであって、
当の本人たちには、そもそも罪悪感などないのかもしれない。
生きるためにやっているのだから…。
その心理は、その境遇でないと理解することができないのでしょう。
サン アグスティン教会(San Agustin Church)
マニラにある唯一の世界遺産であるサン・アグスティン教会は、16世紀後半にできたフィリピン最古の石造りの教会です。
訪れたとき、ちょうど結婚式が行われていました。
中には入れず、見ることはできませんでしたが、このサン・アグスティン教会で結婚式を挙げることは、フィリピン女性の憧れということらしいです。
1993年にフィリピンのバロック様式教会群の名称で世界遺産(文化遺産)に登録されています。
重厚な面持ちの石造りの建物
- 住所:General Luna St, Corner Real St. Intramuros, Manila, Metro Manila, Philippines
- 電話番号:02-527-4061
- 時間:月曜~土曜 8:00-12:00・13:00-17:00/日曜 8:00-12:00
ジプニー
マニラに来てびっくりしたのが、車の多さ。道は大渋滞で、聞くところによると、渋滞は日常茶飯事。
その中で、目についたのが「ジプニー」と呼ばれる乗合いバス。
ジプニーには窓ガラスはなく、窓を背にして座るようになっていて、ドアもありません。
この車両はまだゆったり座れていますが、びっしりすき間なく乗客がすわっている車両も多く走っていました。
この車両がひしめき合って横断しています。すごいときはずらりと10台くらい連なって走っておりました。まさにフィリピン人の足と言ったところでしょうか。
オカダマニラ
とにかく綺麗!ゴージャス!日本人が経営者(岡田さん)だそうです。カジノをしない方でも楽しめそうです。
カジノフロア
昨年行った釜山のカジノでは、入場するときにパスポートを見せなければ入れませんでしたが、ここはそんなこともなく、入場料もかかりません。
まったくのド素人の私は、ちょっとだけルーレットをやってみました。
はい、一瞬にして終わりました…。
夜遅くに到着したので、全部堪能できませんでしたが、いろんなショーや、食事も楽しめるようなので、次回行く機会があればじっくり時間を取って満喫したいと思います。
- 住所:New Seaside Dr, Parañaque, 1701 Metro Manila
- 電話番号:092(02) 888 0777
- 営業時間:24時間
スラム街トンド地区
最後までこのことを書こうかどうしようか…と悩みましたが、やはりこの旅で何が一番心に残ったかと言うと、貧困を目の当たりにしたこと。
マニラの貧富の差は恐らくどの国よりも激しいように思われた。
【マニラの旅】グローバルシティ(BGC)ハイストリートでのんびりカフェタイムでは、セレブな街、マニラのBGCをご紹介しました。
街並みで言えば、横浜みなとみらいかロサンゼルスかと言った近代都市があるすぐそばで貧困にあえいでいる町が存在しています。
当初、旅行の計画には入っておらず、メンバーのリクエストで、ガイドさんが貸し切りバスでトンド地区を横切るだけなら…ということで連れて行ってもらいました。
もちろん、車から降りてはいません。
信号のない通りなので車窓から流れ行く景色を激写しましたが、思わず目を疑ってしまう光景が飛び込んできた。
痩せこけた野良犬が餌を求めて地面を嗅ぎまわっている姿や、ヨレヨレのTシャツを着た子どもたちが遊んでいる様子。
至るところに洗濯物が山のように干されてある。
廃墟ビルならまだまし。屋根すらないところに住んでいる人々もいるということを聞かされました。
彼らの収入源は、ゴミを分別しその売買益で生計を立てているということです。
車の中からの景色だったので、臭いや人々の表情を感じることはできませんでしたが、ゴミから発生する悪臭はそうとう凄いらしい。
超スーパークリーン大国ニッポンで生活している私たちは、おそらくこの環境に1時間といることはできないでしょう…。
実際に中に入り込んだわけではなく、表面しか見れていませんが、彼らがこの状況で幸せかと考えると、自分たちの価値観から言えば決してそうではないと思ってしまう。
しかしそれは先進国で生活している私たちの傲りであって、生まれたときからここで生活している彼らはそれほど悲壮感漂うものでもないのかもしれない。
かつて日本が敗戦から這い上がってきたように、彼らが向上するのなら、そこに手を差し伸べるべきだと考える。
ただ、では具体的にどうするのか?と問われると、答えが出ないまま悶々とした気持ちでそこを後にした旅でした。
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