英語である。
かれこれ30年以上も前。大学の卒業旅行で友人たちと初海外、ハワイへ赴いたときのこと。
英語は好きだが、英語が喋れない私。
「オーケー!!」
「ぐっど、ぐっど、ないすじょぶ!!」
など片言の英語で悪戦苦闘…。
そして疲れ果て、青い海を見ながら、
「オー、ビックウェーブ~~…」
「びゅーでぃふぉー…」
と、独り言をブツブツ呟きながら旅は終わる…
無念の想いをした私は英会話学校に通うことを決心。
しかし、就職したばかりで覚えることも多く、
とても英会話までする余裕がなく、
フェイドアウト…。
どげんかせんといかん!
そう思う気持ちはあるものの、なかなか脳みそがついてこない。
「キャン ユー スピーク イングリッシュ?」
程度はわかるのだが…
そうこうするうちに、
結婚し、子どもができ、
英語は0歳から教えたほうがいいと言う話を聞き、
息子をベビー英会話スクールに通わせ、
マザーコースで週に1回、1時間受けるようにした。
ところが、
その時間は真剣にしゃべろうとするのだが、ちょっと英語から離れると
もうさっぱり…。
なんでしゃべれないんだろう………
で、なんで英語がしゃべりたいわけ?
そう、英語がしゃべれると1億人と友だちになれるでしょ?
でも、その私の概念を根底から覆すあるひとつのテレビ番組が…。
「世界の果てまでイッテQ!」で出川哲朗さんのはじめてのおつかいのコーナー。
出川さんがしゃべる独特な英語は、出川イングリッシュと呼ばれ、おそらく私くらいの語学力の出川さんが、ミッションを与えられ、街ゆく人々に尋ねながら、お題をクリアしていくというもの。
例えば、
「ロケ地として有名な天文台へ行き、LAの夜景をリポート!」
この天文台とはグリフィス天文台のことで、映画ターミネーターでシュワちゃんが未来からやってきた場所として一躍有名になり、映画ラ・ラ・ランドでも主演のふたりがダンスをした場所として有名。
天文台を英語で言うと、「Observatory」
聞き取りと発音が極めて難しい単語。その単語を引き出すためにガンガン質問しまくり、なんと出川イングリッシュが通じてしまうのです。
そのやりとりに、お腹を抱えて笑ってしまいます。
「ドュー ユー ノウ スター ルッキングマシーン?」
「Telescope?(望遠鏡?)」
(お、ルッキングマシーンで通じてる?)
「ワン モア ソーリー?」
「Telescope(望遠鏡)」
(テェラァスコォゥプ)
テレスポーク??
天文台見つけました!
望遠鏡を早くも引き出しました!
こんな風にガンガン突っ込んでいく。
でも、そこに語学力は関係なく、どんどんとコミュニケーションを取っているではありませんか…。
ほんとうに必要なのは、自分の気持ちを伝えること。
これができれば英語だろうが、中国語だろうが、韓国語だろうが、
関係なくコミュニケーションがとれる。
要は気持ち次第!
そう思ったら、ちょっとの英語とボディランゲージで何とかなるさ!なんて思えてきた。
でも現実問題、ちょっとした微妙なニュアンスを伝えたいことってあるよね?
偶然、みつけたyoutube。
なんですか?これは???
むっちゃ便利ではないですか~??
超小型「通訳」デバイス!
英語、中国語、韓国語、フランス語、タイ語、ベトナム語など63の言語を網羅しているようだ。
これ、気になる。