ココナッツオイルが注目されてからもう4年以上経ちますね。
火付け役はアメリカの人気モデルミランダ・カーさんでした。
キュートな笑顔がかわいいミランダ・カーさんは、「ココナッツオイルなしでは生きて行けないっ!」というほど、ココナッツオイルの愛用者。
毎日なんと大さじ4杯は摂っているのだとか…。彼女の美貌の源はここからきているのでしょうか?
食べるだけではない美容にも効果のあるココナッツオイルの魅力に迫ります。
Contents
ココナッツオイルが美容にいい理由
ビタミンEでアイチエイジング効果
ココナッツオイルには抗酸化作用のあるビタミンEがたっぷり含まれています。
ココナッツオイルに含まれるビタミンEは、トコトリエノールが豊富に含まれており、強い抗酸化作用があるため「若返りのビタミン」と言われています。
抗酸化作用とはつまり酸化を防ぐこと。
体内でエネルギーを作り出すときに使われた酸素は活性酸素に変化します。
これは体内のたんぱく質、脂質、DNAなどを傷つける性質をもっており、それが老化の原因となっています。
ビタミンEはこの活性酸素を除去する働きをもっており、肌のしわを改善してくれ、老化防止、ついてはアイチエイジング効果があると言われています。
メラニン色素の抑制を妨げて美白効果
またビタミンEのトコトリエノールはメラニン色素の抑制を妨げる効果もあります。
トコトリエノールは吸収されてから、皮膚に多く分布されるので、紫外線による酸化からお肌を守ってくれ、肌にハリや水分を保持することができます。
ラウリン酸で免疫力アップ
ココナッツオイルに含まれる中鎖脂肪酸は、ラウリン酸を多く含んでいます。
ラウリン酸は抗菌・抗ウィルス作用があり、虫歯や風邪、感染症などの予防や、細菌から肌を守ってくれ免疫力をアップします。
ココナッツオイルをお肌に塗ることでラウリン酸が浸透し真皮や皮下組織の細胞を活発化してくれます。
またこのラウリン酸は強い刺激を持っているものがほとんどですが、ココナッツオイルに含まれるラウリン酸は低刺激なので肌に優しく安心して使うことができます。
皮膚炎の緩和
ラウリン酸の抗菌・抗ウィルス作用は、軽いやけどやすり傷などのケアにも効果あり。
ココナッツオイルを浸したガーゼを患部にあてて覆い、傷の様子を見ながら交換を繰り返していくうちに傷口がだんだんときれいになっていきます。
またアトピーを悪化させる黄色ブドウ球菌を減らしてくれるため、アトピー性皮膚炎やニキビにも効果的だと言われています。
ココナッツオイルでスキンケア
まずは体験
ココナッツオイルを肌にのせて大丈夫?との心配がある方もいらっしゃると思います。私も最初はベタベタしてそうで懸念していた一人です。
ところがその感触はオイルでありながらサラッとしたテクスチャーでベタベタする感じはありません。
ココナッツオイルはほとんどの場合が常温で固形になっていると思いますが、ティースプーン1杯を手に取ると、手の体温でみるみる液状に変わります。
ゆっくり手のひら同士でこすり合わせながら手に馴染ませてみましょう。
最初はうっかり液体になったココナッツオイルが垂れて床が汚れないように洗面台の上などで行うといいでしょう。
手の保湿として使用する場合は、ティースプーン1/3くらいの量を擦り込み、そのあと軽くティッシュオフして綿の手袋を着用します。
すぐにオイルが手に浸透し、手袋を外してもベタベタしません。
ココナッツの甘い香りがほんのりと漂いエスニックな気分になりますよ。
メイク落としとして
ココナッツオイルはメイク落としのクレンジングとしても使えます。
洗顔前に適量をメイクになじませて、メイクを落としましょう。ウォータープルーフのマスカラもちゃんと落とせます。
市販のクレンジング剤は界面活性剤の作用による肌刺激が強いのですが、ココナッツオイルは肌への刺激になるどころか、むしろ肌を守るために働きかけてくれ、肌にも安心安全な自然のクレンジングです。
クレンジングをココナッツオイルに変えただけで肌の状態がよくなると期待できます。
クレンジングとして使用する方法
化粧落としの代わりに用いる方法です。
コットンに染み込ませたココナッツオイルを化粧の上から塗り、柔らかい布やティッシュペーパーなどで優しくふき取ります。
アルコール入りの通常のクレンジングなどと異なり、化粧を落とした後の肌も保湿されます。
保湿ローションとして
水とココナッツオイルを混ぜ合わせ、化粧水の前にぬります。
皮脂に近い成分であるココナッツが肌に浸透した後は、化粧水のノリが違います。
お使いの化粧水に含ませて使ってもいいですね。
水と混ぜる場合は、精製水など不純物のないものが安心です。
またココナッツオイルローションは乾燥した皮膚には最適です。
乳幼児脂漏性皮膚炎にもよいようです。その場合は頭部にやさしくオイルをぬって、温かいタオルで拭き取りましょう。
マッサージオイルとして
ココナッツオイルは、オイルとしてはサラッとした感覚でありながら、保湿効果はきわめて高いのが特徴です。
また肌ののびもよく、シーツについてもしみにならず洗えば落ちます。
子供やパートナーに優しくマッサージをしてみましょう。塗ってあげながら手のひび割れなどもケアでき、ココナッツの香りにも癒され至福なときを過ごせます。
砂糖と混ぜてスクラブに
スクラブといえば「塩」というのが一般的ですが「砂糖」にも塩に負けない嬉しい美肌効果があります。
砂糖は肌に浸透することで肌のバリア機能を高め、高い保湿力で内側から肌を守ってくれると言われています。
砂糖の結晶が古くなった角質を剥がしお肌をツルツルにしてくれます。
ココナッツオイルを加えることで使用後もなめらかでしっとりとしたお肌を実感することができるでしょう。
ひじやかかとのケアにも最適です。
日焼け止めとして
ココナッツオイルは日焼け止め効果もあります。
SPF4程度なので肌に優しく、その感触はサラッとしていて、べたつきがなく快適です。
保湿効果もあり肌を夏の乾燥から守ってくれます。
ただSPF値が低いので、真夏の紫外線の多いときはいつもの日焼け止めをつける前に、ココナッツオイルを塗るという使用のしかたがいいでしょう。
二重につけることで、紫外線対策にもなり日焼け止め特有のカサつきを軽減します。
ヘアパックとして
ココナッツオイルとオリーブオイルを使ってヘアパックをつくりましょう。
作り方は簡単!
用意するものは「ココナッツオイル」と「オリーブオイル」のみ。
ココナッツオイルだけだと、ヘアパックに利用するには少し濃厚すぎるので、植物性オイルの「オリーブオイル」を少し混ぜてつくります。
混ぜるときは、あらかじめココナッツオイルを温めておくと滑らかになり混ぜやすくなります。
ココナッツオイルヘアパックの使い方
- 髪を洗う前に、つくったココナッツオイルのヘアパックを、傷んだ部分を中心に頭皮から毛先にかけて髪全体に馴染ませるように塗ってください。そのときに頭皮のマッサージをします。
- 塗り終わったらレンジでチンした蒸しタオルで髪を包み15分~20分ほど置きます。
入浴の際に行いその時間ゆっくりと半身浴してもいいですね。
- いつも通りにシャンプーしコンディショナーで仕上げます。
- またさらに髪の毛をセットするとき、最後に乾いた髪先にも少量つけて手についた残りを髪全体につけてもいいでしょう。
つけすぎると髪の毛を洗ってなくて油っぽい人のようになるので要注意!
ココナッツオイルの使用に慣れてきたら、ハチミツや果物のエキスなどをさらにプラスしてより使用感の良いヘアパックを作ってみてはいかがでしょうか?
ココナッツオイルヘアパックは長いと1週間以上効果が持続すると言われています。
毎日ケアをする時間がない、面倒だという方は週に1回のケアでいいのは嬉しいですね。
スキンケアに使用するココナッツオイル
スキンケア用のココナッツオイルを使用する
食べてもよし、塗ってもよしのココナッツオイル。では食用をスキンケアに使用してもOKでしょうか?
スキンケアに使うときは食用は控えたほうがよさそうです。
食用のココナッツオイルの場合、風味をよくするためにある程度の不純物を残して精製されています。実は食用はスキンケア用の精製基準より低いのです。
食べるほうが基準が低いなんて不思議ですよね。
食用の場合、ある程度の不純物を体内に取り入れても問題ないとされており、口当たりなどのことも考慮して若干の不純物を残しています。
一方、スキンケア用は高い基準をクリアしなければ市場に出回ることができません。
そのような観点からスキンケア用を使用したほうがいいとされています。
Note
食べてもよし、つけてもよしのココナッツオイルは美容を気にする女性の強い味方。
セレブ女優さんの美しさにあやかりたいものです。
きちんとした品質のものをチョイスし素肌ツヤ髪美人を目指しましょう。
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