シーンと静まり返った事務所の中。
時間は午前10時半。
この時間になると、決まってお腹が「ぎゅるるるるるる~~」
事務所内に響き渡る音。
やばい…
聞かれた?
と思ってまわりを見渡すと、
優しい営業マンたちは、
何事もなかったかのように、知らんぷりをしながら、
黙々と仕事をこなしている。
でも私は見てしまった。
一瞬、彼らがニヤっと笑みを浮かべた顔を…。
言っておくが、別にお腹が空いているわけではない。でも、私のお腹はこの時間になるとルーティンワークのように音を鳴らしてくる。
もう、勘弁してくれ~~
こんなとき、お腹の音を瞬時で止める効果がある方法は?
Contents
お腹が鳴るのを止める方法6選
1)背筋を伸ばす
まず手っ取り早い方法としては、お腹が鳴りそう…と危険を察知したら、背筋をピンと伸ばす。
デスクワーク中であれば、座ったままでも大丈夫。
お腹の中には「腹腔(ふくこう)」と呼ばれる空洞があり、空気が入ると風船のように膨らんだ状態になります。
背筋が丸まっているとこの腹腔の容量が小さくなり、胃の内部の空気が腸へと移動しやすくなり、その過程でお腹が鳴ってしまいます。
そこで背筋を伸ばすことにより、腹腔の容積が小さくなって胃の収縮活動を一定時間抑えることができ、筋肉を引き締めることで予防できると言うわけです。
もし、お腹が鳴りそうだと感じたら背筋を伸ばして、お腹の辺りを意識してみると音が鳴るのを防げる可能性があります。
お腹が鳴りそうなときって、つい背筋を丸めてお腹を押さえたポーズをとりがちですが、これが逆効果だったわけですね。
お腹が鳴りそうになったら、ピンっと背筋を伸ばしてみましょう。
2)お腹に空気を溜める
腹式呼吸をするように大きく息を吸って、お腹の中に空気を入れることで一時的に胃の運動を抑制することができます。
ヨガの呼吸のように、背筋を伸ばして鼻からゆっくり息を吸い込んだときに、おへその下あたりに空気を貯めるイメージで、お腹を膨らませます。もうこれ以上膨らまないというところで息を止め、数秒キープ。
ゆっくりと息を吐きだしながら、お腹をへこませます。
空気をたくさん吸い込むことによって胃の収縮運動がストップするため、一時的に止めたい場合、試す価値はありそうです。
3)息を吐きながら背中を叩く
背中のちょうど胃の後ろに当たる部分を叩くと、胃の中の空気の腸への移動が促されて、お腹が鳴るのを防ぐことができます。
4)チョコや飴を食べる
仕事中や授業中で、大胆に食べ物を食べることができない場合、こそっとチョコや飴玉をパクッ。
血糖値が一時的に上がるためお腹の音を止めることができます。
事前に準備できていれば、これは便利。腹持ちもいいし、ピタッと止められます。
ここで私は、おからで「腹鳴防止クッキー」なるものを作ってみました。一口サイズに作り、目立たないように口に放り込んでモグモグ…。
これは効果ありました。
おからなので、お腹の中で膨らんでくれ、腹持ちもよく、お腹の音も鳴りません。腹鳴防止だけではなく、ダイエットにもいいかも…?!
レシピは最後にご紹介しますね。
お腹の音に効果がある「完全栄養食」を見つけました!
朝食を置き換えると、ドリンクなのに不思議とお腹の音が昼まで鳴らない!
しかもおいしい!
これ、お試しあれ♪
5)ツボを押す
左手の甲を上にして、親指の付け根と人さし指の間にある「合谷(ごうこく)」と呼ばれるツボ。
これを右手の親指と人差し指で挟むようにグッと押すことで、お腹が鳴るのを防ぐ効果があります。
痛いくらいの強さで、3~5分指圧してみましょう。ツボを押しながら、鼻から行きを吸って、口から長くゆっくりと吐く腹式呼吸を3~5分間行うと効果的。
この合谷は、最も脳に刺激が伝わりやすい経穴と言われ、「万能のツボ」と呼ばれています。
腹鳴だけではなく、風邪のひきはじめや、頭痛、鼻血、鼻水、歯痛、視力低下などのほか、肩コリやストレスにも効果があります。
6)ごまかす
ちょっと、ちょっと、ここまできてテキトーだと言われそうですが、
もうどうしてもお腹の音が止められない………
そんなときの最終手段。
止めることを諦め、潔く、ごまかしましょう。
お腹の音より、大きな音を立てる。
例えば、椅子をガッタン、ガッタンと音を立てて引くとか、
と、くしゃみの真似をしたり、
と、鼻をかんでみたり…。
もう自虐としか言えないけれど、お腹の音を聞かれるのと、ごまかすのと、どっちが恥ずかしいか判断はお任せします。
なぜお腹が鳴る?そのメカニズムに迫る
胃が収縮するため
そもそもお腹が鳴るのはどうしてでしょう?
口から入った食べ物は、食道を通って胃から十二指腸に入って消化され、小腸で吸収されます。
胃から食べ物が出て行くまでにかかる時間は3~4時間ほど。つまり朝7時に朝食を摂ったら、10時ころに胃が空っぽになるってわけですね。
胃が空っぽになると胃が強く収縮します。これを「空腹期収縮」と言い、胃で収縮が起こると、それを受けて小腸のほうでも次々に収縮が起こります。
このときに消化しきれなかった食べ物のカスや水分、空気がかき回されて、空気が振動する音がお腹の鳴る正体です。
ホースで水を出すときに、空気が少しでも入るとゴボゴボ…という音を立てますよね?これと同じようなことがお腹で起こっています。
でもこれは胃や腸が活発な動きをしているという証拠で、胃腸のお掃除をしているわけです。
つまりは、お腹が鳴るってことは、胃腸が健康な証!!
ウエストがきついスカートなどでの締め付け
ウエストがきついスカートなどで締め付けることによって、胃腸に負担がかかり、お腹が鳴ってしまうことがあります。
お腹が鳴りそう…と思ったらスカートのホックを外してリラックスさせておくなどしましょう。
腸内環境を整える
便秘や下痢など腸内環境が悪いと、お腹にガスが溜まりやすくなり、お腹の音が鳴りやすくなります。
日ごろから便秘改善に心がけましょう。
炭酸飲料はNG
体内に空気やガスをため込むことでお腹が鳴ってしまいます。お腹の音を消すために水をがぶ飲みするという方法は逆効果。
ただし、飲み方にもよります。
お腹の中に空気をためないように、ゲップを我慢しないで飲むといいようです。
とはいえ
自宅で飲むなら人目もはばからずゲップできますが、外ではちょっと…ね。
結果、お腹に空気がたまってしまいお腹が鳴ってしまう可能性はあります。
おからクッキー
お待たせしました。
おからクッキーのレシピです。休日にたくさん作っておき会社や学校に持って行き、鳴りそうになる前にパクっと食べましょう。
お水やお茶と一緒に食べるとお腹の中で膨らむのでさらに効果的です。
材料
- 生おから…230g
- 小麦粉…125g
- 無塩バター…100g
- グラニュー糖…50g
- 塩…ひとつまみ
- 卵…1個
- (あれば)アーモンドプードル…35g)
- (お好みで)バニラエッセンス…数滴
How to cook
- 生おからを耐熱皿に入れ、ラップなしで電子レンジ1000Wで7分加熱し、水分をとばす。
- おからと小麦粉(アーモンドプードル)をフードプロセッサで攪拌する。
- ボールに常温に戻した無塩バターをいれ、泡だて器でクリーム状になるまで混ぜる。
- グラニュー糖を2~3回に分けて入れ、更に混ぜる。
- 溶いた卵を3回に分け、少しずつ入れその都度しっかり混ぜる。
- 5に小麦粉とおからを加えゴムベラでざっくり混ぜ、お好みでバニラエッセンスを加え混ぜる。
- 種をラップに包んで、冷蔵庫で1時間程度休ませる。
- オーブンを180℃に予熱し、25分焼く。
Note
突然鳴るお腹の音。健康な証拠ではあるものの、やはり鳴ると恥ずかしい…。
自分にあった方法を試してみましょう。
おからクッキー、結構効果ありです。作ってみてください♪