なんだかムズムズして痒い…。布団に入ってもリラックスできない…。
それ、もしかして布団の中にダニが潜んでいるかも…?!
ダニの体長はおよそ0.2mm~0.5mm程度と言われています。目がいい人にはチマチマ動く様子がわかる場合もありますが、たいていは見えません。
そんな目に見えないダニと日常的に共存していると思うとぞっとしますよね。
アレルギーを引き起こすダニを排除するひとつである掃除機として有名なレイコップとダイソン。
使い勝手がいいのはどっち?
Contents
布団やカーペットに潜むダニ
イエダニの生態
一般的に家のホコリやカーペット、布団などに生息しているイエダニは、主にネズミに寄生する吸血性のダニです。
体長は0.6mmくらいでツメダニに比べかなり大きく、体色は汚白色で長卵形をしています。
そしてこのイエダニ、なんと人を噛みます。
吸血すると赤褐色から黒褐色に変化して体長も1mm近くに膨らむため肉眼でも確認できることも?
そして噛まれると体や腕に赤く小さなポツポツができ、痛みやかゆみがでてきます。
ダニにとって快適な住まいは?
ホコリ1gの中にダニは1000匹住んでいると言われています。
ダニの主な食物は、ホコリ、人のフケや髪の毛、食べ物のカスなどです。
そのダニの食べ物が豊富にある場所がカーペット、畳、ソファー、ふとん、まくら、ペット、ぬいぐるみなど私たちが日常触れている場所なのです。
そしてダニがもっとも快適に過ごせる環境は温度が20~30度、湿度が60~80%と言われています。
特に布団などの湿気がこもりやすい場所は、ダニにとっては最高の環境。
居心地のいい場所でダニは大量の卵を産み、大発生することもあります。
ダニの成長は早く、成虫となり卵を産むようになるまでの期間はだいたい1ヶ月程度。そうなればねずみ算式に増えていき、30匹だったダニが3ヶ月ほどで1万匹ほどに繁殖します。
知らないうちに毎日休んでいる布団の中はダニだらけ…という事態に。
ダニに噛まれるとどうなる?
ダニに噛まれると痛みやかゆみを感じ、体や腕に赤く小さなポツポツができ、かゆみがでてきます。
また、ダニの死骸やフンが、アレルギー性鼻炎、喘息の原因となり、小さなお子さんの場合は、アトピーになったり、風邪をひきやすくなります。
ダニを退治することはもちろんですが、死んだダニの処理が最も重要です。
家に繁殖するダニで多いのはチリダニ(ヒョウダニ)やコナダニと言われていますが、人を刺すことはありません。
しかしその死骸がアレルギー性疾患の原因となります。
また、大人だからといって安心はできません。
今まで何ともなかった人が長年ダニの死骸やフンに囲まれた生活を続け、アレルギー物質に耐えられる許容範囲を超えてしまうと、急にアレルギー症状や喘息をひき起こすことがあります。
ダニを防ぐ方法
ここでダニを死滅させる方法として効果的なのが、レイコップやダイソンの掃除機です!!
…と言いたいところですが、実はそうではありません。
こう言うとこの記事は元も子もないのですが、実際のところ生きているダニは掃除機では殺せません。
掃除機で吸引しようとしてもその鋭利な爪でしっかり繊維にしがみつきそんじゃそこらの吸引では取れません。
そしてこのダニ、非常に生命力が高く、生きたまま洗濯機にかけて水攻めにしても
約8割は生存しているとのデータが…。
生きているダニを死滅させる方法は、
50度以上の高温で20分以上乾燥機をかける
ということです。
掃除機では50度以上の高温にすることはできません。とすると、
一番効果があるのはコインランドリーで布団を洗濯をし乾燥をすること。しかも洗い方にはコツがあります。
しかし家族が多い場合や時間がないときなど、毎回コインランドリーでダニの処理をするのは大変です。
要は50度以上の高温を20分以上キープできる環境を作ってやればいいわけなので、それ以外の有効な手段として、
炎天下のもと、車内に布団をしばらく放置するという方法。炎天下で車内の温度は70度くらい。これであればダニも一発でご臨終です。
一度、生きているダニを死滅させてから、ダニの死骸を取り除く方法として、
ここではじめて掃除機の登場というわけです。
生きているダニは取れませんが、ダニの死骸を排除するなら掃除機が有効な手段です。
しかし普通の掃除機で吸い取るには馬力が足りません。
そこで脚光を浴びているふとんクリーナーのタイプの掃除機の登場です。
(道のりが長かった…)
ダニを叩き出す「レイコップ」
内科医の目線で開発された商品
レイコップの開発者は韓国のリ・ソンジン氏。
韓国で内科医として医療に従事し、医師の信念のもと日々の研究開発を重ねて、布団を干すという常識から、布団をケアするという新発想のもとふとんクリーナー専用ブランドとして立ち上げました。
「清潔で快適な睡眠環境」の提供及び、「健康な暮らしを実現」できる新しい製品を世の中に送り出していきたい
ふとんクリーナーはレイコップ
医師として“アレルギー症状を根本的に予防できるようにしたい”そんな思いからレイコップが生まれました。
特許の「光クリーンメカニズム」
レイコップは99.9%の細菌の増殖を抑える独自テクノロジー「光クリーンメカニズム」を搭載した布団クリーナー。
「光クリーン」のUVランプ(紫外線)を布団に照射しながら、「パワフルたたき」で布団のハウスダストを効果的に除去する従来にない新しいタイプの掃除機として脚光を集めました。
RAYCOP RX(レイコップ アールエックス)
通常の掃除機で布団の上を掃除しようとしたときに布団カバーを吸い込んでしまいうまく掃除機をかけることができません。
レイコップは、布団の掃除に特化したクリーナーなので、しわのある布団でも楽に掃除をすることができます。
その秘密は、搭載されている「自動モード」。
毛布、低反発、高反発、羽毛などのあらゆる寝具の通気性を自動で検知してくれ、寝具を傷めることなく3分で90%以上のハウスダストを除去してくれます。
そして嬉しいのが、「脱臭(まくらモード)」。
まくらって布団よりも臭いが気になる場所。汗の臭いをホメスタイオン(OHラジカル)と脱臭オゾン(O3)で除菌・脱臭してくれます。
約70℃の温風をあてるためまくらもホカホカになり安眠効果も期待できそうです。
RAYCOP LITE(レイコップライト)
ライト(軽量)と言っても、ふとんクリーナーに必要な「UV除菌」「吸引」「パワフルたたき」の「光クリーンメカニズム」「水洗いダストボックス」「クリーン排気」の基本性能はすべて搭載されています。
サイズも、手間も、そしてお値段もプチプラにしたいならまずはレイコップライトから始めてみるのもいいですね。
RAYCOP RP(レイコップアールピー)
※最新の情報は商品ページをご確認ください
カラーはホワイトとブラックの2色。スタイリッシュな見た目と高い性能で人気あるモデル。
「ドライエアブロー」を使って寝具に70℃の温風を通し、ジメジメした寝具もサラリと清潔にしてくれます。布団の表面だけでなく、内部からメンテナンスする繊細な布団クリーナーです。
RAYCOP FUTOCON(レイコップ フトコン)
世界発のふとんコンディショナー誕生。
就寝前にかけると快眠温度33℃±1にキープし、温度の力で眠りをコントロール。サポートしてくれます。
レイコップ公式オンラインショップで購入すると保証が1年→2年になります。
ダニを吸引する「ダイソン」
最も吸引力の強いコードレスハンディクリーナー
変わらない高い吸引力と言うのがキャッチフレーズになっているほど、吸引力には自信があります。
毎分最大110,000回転するデジタルモーターで、ダニの糞やヒトの皮膚を取り除いてくれます。
バッテリー方式のコードレスなので手軽に掃除することができますが、連続稼働時間が20分(モーター駆動のヘッド使用時)と制限があります。
ただ布団掃除の場合、そこまでの稼働時間は必要ではなく、充電タイプでも十分に機能できます。
むしろコードレスなのでコードが邪魔にならず、ストレスフリーで掃除をすることができます。
Dyson V7 Mattress
※最新の情報は商品ページをご確認ください
ハンディクリーナーは一般的にパワーが弱いと言われていますが、ダイソンの掃除機は最も多くのハウスダストを吸い込む高い吸引力を備えています。
布団専用クリーナーのみならず、さまざまな場所での掃除ができるハンディクリーナーは1台あると便利。
DC61 モーターヘッド (パープル/ニッケル)
※最新の情報は商品ページをご確認ください
附属のフトンツールを使って寝具のホコリやアレルゲンを取り除き、隅々まできれいにしてくれます。
レイコップVSダイソン、結局どっちがいい?
UVライトを照射しながら布団を叩き、ハウスダストを取り除くレイコップと、高い吸引力で布団の奥底のハウスダストを吸い込んで掃除するダイソン。
結局のところ、どっちがいいのでしょう?
両者のスペックをみると、稼働時間、充電時間など大差がありません。
重量についてはレイコップのほうが重いですが、フラットな形状で布団に乗せたときの安定感はあります。
グリップも握りやすいことからさして重さを感じることなく掃除ができました。
対するダイソンは本体を持って掃除をしなければならないので重さをダイレクトに感じます。
布団をかけるときのストレスは
レイコップはすべらせながらゆっくり往復してかけていきます。布団を吸い込むことなくかけることができるのでストレスはありません。
ダイソンの場合はブラシ面が小さいので、多少吸い込み感はあるものの、フトンツールを使えばそれほど気にならない程度の吸い込みです。
吸い込んだ直後からダストカップに細かい粉塵が溜まる様子を見ると、ハウスダストを吸い込んでいるという実感があります。
置き場に困る…と感じたのは、レイコップ。
充電台にセットして置くと結構大きい。布団をかけるだけの掃除機にここまで大きいものを、どこに保管しておくか悩むところ。
ダイソンの場合はそのまま置いておいてもインテリアとしても映えるスタイリッシュなデザイン。
また布団クリーナーだけの用途ではなく、あらゆるシーンで活躍してくれるのでリビングに置いていても便利。
さて、あなたならどっちを選ぶ?
Note
レイコップにしても、ダイソンにしてもダニを死滅させるとは唱っていません。どちらもハウスダストを軽減する働きがある掃除機だということを念頭において商品を選ぶといいでしょう。
特に布団の洗濯は労力がかかります。洗って乾燥させるのが一番ベストとわかっているけれど現実そうひんぱんにできるものではありません。家族が多いとなおのこと。
でも毎日休んでいる布団のケアはとても気になりますよね。そんなときにサッとかけられる布団クリーナーは便利です。
それに特化した商品が必要なのか、布団だけではなく他の用途でも使える掃除機がいいのかそれぞれの考え方があると思います。
一番いいのは実際商品を手に取ってみて自分に合ったものを選ぶこと。持って作業して重くないか、それがストレスではないか。毎日の掃除が楽しくなればベストです。
自分にあったものをセレクトできるといいですね。