車を所有している方は一度は悩むであろう、そのまま維持するか手放すかの選択。
それは車検時期だったり、保険の更新時期だったり、自動車税を支払う時期だったり…。
また借りている駐車場の月額料金がアップする、
または駐車場の土地が売れたので家が建つなど自宅から離れた場所でしか確保できないという事態になってしまったとき。
または教育費や住宅ローンなど家計の見直しをしなければならない…。
こんなとき、一度は車を持つ意味を考えるのではないでしょうか?
手放すとなったとき一番に思い浮かぶのが不便さ。
しかし最近街でよくみかけるコインパーキングの黄色い看板カープラス。
今回はカープラスに注目したいと思います。
Contents
持つか手放すかの選択
自家用車の維持費
車を所有すると年間いくらの維持費がかかるのでしょうか?
車のローンも含めて考えるとかなり家計を圧迫しています。
ひと口に車と言っても個人個人の考え方や家庭のあり方によってさまざま。
富裕層であれば、車はひとつのステイタスであり、どんな車に乗っているかで価値観を図る場合もあるでしょう。
またこよなく車を愛しているという場合もこれは趣味の域なので物申しません。
今回検討するのは、家計が厳しくなったとき車をどうするか…ということ。
現在我が家では車を2台所有しております。
一時期3台所有しており、我が家には駐車スペースが2台しかなかったので隣の月極駐車場を1台借りていました。(隣が駐車場なんて超ラッキー)
そのうち1台を処分して現在は2台。
車のローンは終わっているので車体代はありませんが、ランニングコストとして自動車税、自動車保険、月々のガソリン代がかかります。
我が家の場合、年間約42万円、月額35,000円、車の維持費をかけています。
もしぶつけたりしたら修理代も発生するし、オイル補充などメンテナンスや洗車も必要です。しかもこれには車検代は入ってないのでその額も含めるともっと多く支出しています。
それくらいかかるとわかっていながら所有しつづけているのは、やはり便利だから。
乗りたいときに手軽に乗れて、時短にもなる。何より楽ちん。
しかし家の近所に手軽に乗ることのできる車があるとしたら?
しかもそれはレンタカーのように1日、または半日借りて返却時にはガソリンを補充して…という面倒なことなしに乗りたいときに乗りたい時間だけ乗れ、ガソリン補充もなし。
そのまま返却。そして料金は15分刻み。
そんな便利なカーシェア、検討してみては?
タイムズカープラス
カーシェアリングとは?
必要な時に自由にクルマを使える
予約した時間に予約した車の後ろに設置されているセンサーに会員カードをかざすとドアロックが解除され自由に乗ることができます。
マイカー代わりやタクシー代わりになり、日本全国の車を自由に利用することができるシステムです。
メリット
- 24時間いつでも利用できる
- 予約した3分後には、すぐにクルマが使える
- ガソリン代や保険料は一切かからない
- 15分単位で使える
- 会員カードでドアを簡単に開閉できる
- 日本中のタイムズにあるどの車でも利用できる
まずは入会から
会員数、ステーション数、車の台数すべてNo.1の「タイムズカープラス」。
コインパーキングに黄色の「Times Car PLUS」と書いている看板をみかけたことがある方も多いのではないでしょうか?
コインパーキングだと思いきや、そこにカーシェアできる車が置いてあります。
当然ながら入会しないと車を利用することができません。
会員のプラン
- 学生プラン…入会後、4年間は月額基本料金が無料です。
- 個人プラン…月額基本料金を無料利用分として利用できます。
- 家族プラン…1人分の月額基本料金で家族全員が利用できます。
- 法人プラン…維持コストがかからない月額基本料金が無料のプラン。
4つのプランの中から自分にあったものを選べます。
料金設定
カード発行手数料
最初にカード発行手数料がかかります。
1枚/1人、通常1550円。
『今なら無料キャンペーン』をやっていることもあるので要チェック!
月額基本料金
通常1,030円/月
こちらは法人プランにはかかりません。学生プランも入会後4年間は無料になります。
ただし1,030円の無料利用分が毎月ついてくるので、1030円以上利用すると実質基本料金はかからないということになりますね。
利用料金
- ベーシック(デミオ・ノート・フィット・プリウスなど)
ショート料金…206円/15分
- プレミアム(Audi・MINIなど)
ショート料金…412円/15分
1時間借りてもベーシックなら税込み890円という安さ。
家族でちょっと離れた大型モールやスーパーに買物に行くという場合、バス代より安くつくかも?
※2019.8月追記
2019年10月1日より消費税増税に伴い、料金プランが変更になります。
また2019年5月1日に「タイムズカープラス」から「タイムズカーシェア」に名称が変更しております。
\こちらにも詳しく書いております/
ステーションの数も豊富
タイムズカープラスの2017年1月末時点のステーションの数は全国8839箇所。
車両台数は16,836台。
これからもどんどん増えていくと予想されます。
車種
ベーシッククラスでは、プリウスをはじめ、アクア、ノート、スイフト、デミオ、フィット、ソリオ、NVバネット、インプレッサ、ヴィッツや、軽ならハスラー、N-BOX。
NV350キャラバンなども利用できます。大人数で乗りたいときは7名乗りのプレマシー、フリードなどあり。
プレミアムクラスになるとMINIやAudi、8人乗りのノアなど。特別なドライブのときにチョイスしてはいかがでしょう?
入会方法
入会は簡単!ネットから入会申込ができます。じっくり検討したい場合、資料請求もできるのでまずは検討してみては?
車の予約方法
予約はインターネットから予約する方法と、スマホでは携帯サイトからやアプリを使って予約することができます。
こちらはインターネットを利用して予約する方法のガイダンスです。
マイページにログインします。
タイムズカープラスのトップページから
会員カード番号、パスワードを入力して「予約・ログイン」します。
マイページトップ画面になります。
ここから「予約・ステーション検索」をクリック。
探し方はさまざま。
「住所/ステーション名から探す」
「駅名から探す」
「車種から探す」がありますが、
「空き状況から探す」が一番手っ取り早く探せます。
借りたい場所の住所と利用開始時間、利用予定時間を15分単位まで選択します。
ここですべて選択しないと次に進めません。
あとで修正できるので概算時間を入力して「検索」をクリックします。
検索結果(周辺地図)が左側に表示され、右側に駐車場名と車種と空き状況のタグが出てきます。
赤はすでに予約が入っているので予約できません。青のところを探します。
乗りたい車種、利用開始日時をすべて入力します。
下にスクロールし、「入力内容確認」をクリックします。
ここではまだ予約は完了していません。
内容を確認して間違いなければ「予約確定」をクリックします。
これで予約の確定です。
予約した内容を確認したいときは「予約確認・変更・取消」をクリックします。
先ほど予約を入れた車種の予約時間がオレンジになっています。
自分が予約したところはオレンジで塗りつぶされます。
時間の延長など変更をしたい場合は左側の「利用開始日時」の時間の▼のところをクリックして希望時間に変更します。
なお予約が完了したら登録したメールアドレスにカープラスからメールが届くようになっているので安心です。
解錠~運転~返却
あとは現地で解錠し運転。
時間がきたら返却という流れです。
精算は登録したクレジットカードで利用ごとに一括でのお支払いとなります。
キャンセルは1分前までOK
予約していたけど乗る予定がなくなったという場合、予約時間の1分前までキャンセルOKです。
ネットにて取り消しや時間の変更ができます。
予約した時間より早めに返却した場合、課金は返却した時間(15分単位)まで。
例えば12:00~17:00まで予約を取っていたけど、実際は16:15に返却したのなら、16:15までの利用料金のみです。
ドライブ中に予約していた時間より延長したい場合、車のカーナビから延長予約することができます。(次に借りる人の予約が入っていない場合)
注意しておきたいのは、延長の手続きをとらず、予約時間より延長してしまった場合、延長した料金については倍額精算となります。
そしてこの予約時間については、乗った分だけの精算になりますが、乗り始めは対象になりません。
12:00に予約していて実際乗ったのは12:15だから12:15からの料金発生ではなく、予約時間の12:00から課金されます。
ただし耳寄り情報!
実は15分のサービスタイムがあります。
12:00に乗りたい場合、12:15から予約をとってOK。
前の15分はサービスタイムとなるので実際12:00から乗車することができ、その間の料金は発生しません。
給油割引
ガソリンが半分くらいになったら車内に設置してある専用の給油カードにて給油や洗車をすると15分のサービスがもらえる嬉しい特典があります。
時間があるときは給油するといいですね。
給油と洗車を同時に行えば30分の割引が受けられます。
車内のカーナビの給油探知案内で最寄のスタンドを検索しましょう。
ENEOS、出光興産、コスモ石油、エッソ、モービル、ゼネラル、キグナス石油、太陽石油など対象ガソリンスタンドは多いです。
ただし1回の利用分につき1回のみの適用になります。
上手に使いこなしましょう!
※タイムズカープラスは2019年5月に「タイムズカーシェア」と名称変更しております。
6時間以上借りるなら、カーシェアよりもレンタカーがお得。
調べたところ全国のレンタカーを比較・予約するならエアトリ が一番格安でした!
トヨタレンタカー、ニッポンレンタカーなど各社を一気に検索できます。
まとめ
例えば毎日乗らない、たまに乗っても買物程度の時間という場合はいっそ車を手放してカーシェアを利用するというのもひとつの案です。
または子どもが免許を取得した…という場合もとりあえずはカーシェアでもいいかもしれません。
車を複数所有している場合、1台は持っておいて家族が別々に使うときにカーシェアを利用するとかフレキシブルに対応すると効率がいいかもしれません。
ただしがっつり長時間借りる場合はショートではなくパック(36時間11,000円・48時間13,000円・60時間18,000円(税込))を利用したほうがお得です。ケースバイケースで考えましょう。
今の若者は車を持たなくなっていると聞きます。
そのかわり自転車にお金をかけているとか…。(自転車なんて言う時点ですでにおばちゃん?)
車は維持費がかかります。
私の友人は子どもの大学進学をきっかけに車を手放したところ、考えていたほど不便ではなく、逆に今まで乗らなかったバスなど利用して楽しさがあると言ってました。考えかたしだいですね。
家計のスリム化を図りたいなら、まずはお近くにカーステーションがあるかどうかチェックしてから検討してみてはいかがでしょうか?