ハンドメイドで自分のための大人服を作ってみませんか?
家事や育児や仕事で忙しい日々を過ごしていて、つい自分のことは後回しになりがち。
たまにはがんばっている自分にも自分のために好きな服を作って没頭する時間を持ってみるのはいかがでしょう。
大人服って難しい?
いえいえ、そんなことありませんよ。
Contents
ハンドメイドのきっかけは…
子育ての中で出会う
若い頃や独身時代に何度かミシンはやったことあるけれど、すっかりタンスの肥やしになってしまった。
子どもができて必要に迫られ久しぶりにミシンを引っ張り出し、まずは小物、雑貨…などとミシン再デビューを果たした方も多いのでは?
子どもは母親にとってあらゆる好奇心やチャレンジ精神を引き出してくれる魔法の存在ですよね。
そんな彼らのためにせっせと巾着や、上靴袋、子ども服…などなど作っていたらハンドメイドが楽しくなって仕方がない、さらに極めていきたい。
そんなとき大人服を作るという発想もありだと思います。
子どものための時間を自分のための時間に少しだけ変えてみませんか?
時間がかかる?
正直、自分のためにセーターを編むとなったとき時間はかかります。
家事の合間に夜な夜な作業して半月や1ヶ月くらいはかかるのでは?
しかしミシンでダーッと縫うだけのソーイングはなんと一晩でできたりもします。
ちゃんとしたシャツを作るなら一晩というわけにはいきませんが、簡単なチュニックであれば半日で作れます。
もしかしたら縫う作業よりもむしろ型紙をおこす作業のほうが大変かもしれません。
何を作ろうか…と思案する時間が実は一番長かった、ということもあるかも。
しかしそんな時間も至福のときですね。
書店や図書館で自分の作りたい服が掲載された本を探すのも楽しい作業です。
簡単にできるチュニックを縫ってみよう
ドルマンスリーブのチュニック
まずは何か1枚取り掛かろうとしたときに、簡単にできて普段着としてサッと着れるチュニックがおすすめです。
肩と脇を縫って袖と裾の始末さえすれば形になるチュニックはソーイング初心者の方でも簡単にできます。
またある程度ソーイングに自信がある方は胸元に切り替えを入れてギャザーを寄せたり、ラインをAラインにした型紙を起こしたりといろいろなアレンジを加えて手軽に楽しむことができます。
さあまずはチュニックから取り掛かってみましょう。
チュニックの型紙
洋服づくりの第一歩は型紙から。
まずは型紙をおこしてみましょう。
図書館からソーイング本を借りてきて型紙を写してみてもいいし、もちろん、お気に入りの1冊を購入してもいいですね。
またネットでも販売されていたり、大人服は数少ないですが無料で取れる型紙もあります。
nunocoto fabric
*画像が表示されないときはここをクリックしてください。一旦pinterestに飛び再度ブログに入りなおして頂くと画像が表示されます。
無料型紙と布の通販サイト『nunocoto fabric』のドルマンスリーブブラウスの製図・型紙と作りかたです。
anappy life
*画像が表示されないときはここをクリックしてください。一旦pinterestに飛び再度ブログに入りなおして頂くと画像が表示されます。
無料配信パターン ドルマンスリーブカットソー。
A4用紙16枚を組み合わせて使います。
ドルマンスリーブ・Vネックのチュニックの作り方
薄手のリネン布でサラリと着れるチュニックを作りましょう。
前身頃と後ろ身頃の型紙を取り、衿口はバイアステープで処理します。
バイアステープはあらかじめ3cm幅で長さ約83cmほどを用意しておきます。
バイアステープの作り方
布の方向はたて地にします。
たて地は布の耳と並行になっています。
布目に対して45度の角度で線を引きます。
今回は3㎝幅のバイアステープを作りたいので3㎝幅にカットします。
今回は衿まわりをバイアスで処理するため83cmほどの長さが必要になります。
とても1枚の布ではそんな長さのバイアスはとれませんね。
そこでカットしたバイアス同士をはぎ合わさなければなりません。
カットしたバイアステープを縫い代分をあらかじめずらして中表に合わせて先端同士0.5cmのところを縫い合わせます。
(ここでピッタリ合わせて縫うと縫い代分だけつなぎ目がずれてしまいます。)
縫い合わせたところの両端は突き出ているので余分をカットします。
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Step1:袖口、裾の処理
前身頃と後ろ身頃の袖口と裾の部分をそれぞれロックミシン(またはジグザグミシン)をかけます。
Step2:右肩を縫う
右肩を縫い、2枚一緒にロックミシン(またはジグザグミシン)をかけます。
Step3:衿ぐりの処理
バイアステープを縫うイメージです。
赤い●のところからスタートして→の方向まで縫い合わせます。
衿ぐりをバイアステープで縫います。
このときVになっているところまで縫います。(画像●のところまで)
前身頃の衿のVのところに切り込みをいれます。
そのまま真っすぐにするとバイアステープと表身頃が平行になります。
そのまま先ほど縫った●のところの先を直線ミシンして1周ぐるりと縫います。
1周縫ったら、バイアステープを表に返します。(身頃をくるんだ状態になります)
目を落とさないようにステッチします。
Vのところは布地がもたつくので、身頃を前中心で中表に折り、角にミシンをして仕上げます。
Step4:左肩を縫う
左肩を縫い、2枚一緒にロックミシン(またはジグザグミシン)をかけます。
Step5:両脇を縫う
脇を縫ってロックミシン(またはジグザグミシン)をし、後ろに倒します。
Step6:袖口の処理
袖口を二つ折りにしてミシンでステッチします。
通常はこの部分にはロックミシンはかけず、三つ折りにして処理するやり方が多いです。
もちろん縫い代を多めに取ってそのように処理してもいいですが、
今回は薄手の生地のため三つ折りにするとその部分だけごわついて見えるのでスッキリさせるため二つ折りでガイダンスしています。
Step7:裾の処理
裾を二つ折りにしてミシンでステッチします。
ここも同じように三つ折りで仕上げてもいいです。
その場合は一番最初の過程の裾のロックミシンは省略しても構いません。
袖同様、ぶ厚くなるので二つ折りでガイダンスしています。
(これは気持ちの問題ですが…生地によっては気にならないものもあります。)
バテンレースでアクセント
お好みでバテンレースをつけてアクセントにしてもいいです。
【お買得】 27×10cm 白バテンレース(1枚)【RCP】
この作品はバテンレースをつけて仕上げていますが、本当はきれいに縫えなかったところをバテンレースで隠しているというからくりがあるのです(笑)
何かと便利、お世話になっています。バテンレース。
おすすめ便利グッズ
型紙をおこすときはハトロン紙を使うと便利
雑誌などの型紙に線を引くときは消えるインクのチャコペンシルが便利
参考にした書籍
茅木真知子さんのソーイング本はとてもわかりやすく、私のバイブルです。
Note
簡単にできるチュニックは取り掛かったらそんなに時間はかかりません。
むしろ型紙を裁断するほうが手間がかかることもあります。
なのでお気に入りの型紙がみつかったらハトロン紙に書き写し保存しておきましょう。布を変えて何枚でも作れます。
注意したいのは、型紙の取り方。
ソーイング本に付属でついている型紙はいろんな作品が1枚に載っていることがほとんどです。自分の作りたい作品の型紙を間違えないように型をおこさなければなりません。
そのときに便利なのが消えるインクのペン。自分の型紙をなぞり、ハトロン紙にトレースしてから使いましょう。
本の型紙をそのままダイレクトに切り取ってしまっては他の作品が作れなくなります。手間でもこの作業はやっておいてくださいね。