きちんとしたベストを1枚欲しくて自分でソーイング。
会社には制服がないので、きちっとしたスーツで出社することもありますが、たいていはブラウス、スカートと言ったスタイルが多いです。
そんなときベストを着るだけできちっとした印象になるのでアイテムを使いわけています。
リネンが好きなので、会社にも着ていけるリネン服を目下制作中ですが、その中でもベストは作ってグッドだった作品。
茅木真知子さんの「好きな布でつくる服」を参考にして作ったベストです。
バックスタイルはこんな感じ。
ピンキングはさみで作ったコサージュを胸元にあしらってみました。裏地はソレイアード。
バックルがついているのでウエストラインの調整ができます。
Contents
リネンのベストの作り方
型紙
こちらが型紙です。中央下のポケットは今回省略して作りました。
こちらの「麻のベスト」と「ウールリネンのベスト」を参考にしました。
バックスタイルは「麻のベスト」のバックルをつけるタイプのものを参考にし、ベルト紐の形をアレンジして作りました。
オーソドックスなベストの作り方の流れ
【表身頃】
- ベルトを作ります。
- 後ろ中心を縫って、ベルトをつけます。
- 脇を縫います。
【裏身頃】
- 前身頃に裾見返しを縫い合わせます。
- 身頃と見返しを縫い合わせます。
- 脇を返し口を残して縫います。
【表と裏を合わせる】
- 表身頃と裏身頃を中表に合わせ前衿ぐり、前端、裾と後ろ衿ぐり、袖ぐりを縫い、返し口から表に返します。
- 前後の型を返し口から引き出して縫い、表に返します。
- 返し口をまつります。
- 衿ぐり、前端、前裾、前袖ぐりにステッチをかけます。
- ボタンホールを作り、ボタンをつけます。
- コサージュを作ります。
ベルトの作り方
ベルト布の縫い代を折って、アイロンで型をつけます。
半分に折って重ね、端を縫います。
片側の端を斜めにカットし、折り返してステッチします。
バックルをつけます。
今回つけたのはまつって縫わなくていいタイプのものです。
身頃にベルトを重ねてステッチします。もう片方も同じようにステッチします。
バックルをつけます。
表身頃と裏身頃の縫い合わせ方
1表裏の身頃を中表にして合わせ、前衿ぐりと前端、裾にミシンをします。
2
後ろ衿ぐりにミシンをかけ、縫い代に切り込みを入れます。
3
袖ぐりにミシンをかけ、縫い代に切り込みを入れます。
裏布の左脇に15cmほどの返し口を縫い残しておきます。
4
脇の返し口から全体を表に返し、アイロンで整えます。
5
表身頃の肩を中表に合わせて、しつけで仮止めしておきます。
6
肩を身頃の間を通して、返し口から外に引き出します。
表身頃と裏身頃のそれぞれの肩を縫い、表に返します。
右肩も同じように左脇の返し口から出して縫います。
7
前袖ぐりにステッチをします。
8
衿ぐり、前端、前裾にステッチをします。
9
裏布の返し口はまつります。
コサージュの作り方
花びら5枚、花心2枚、がく1枚の型をとります。
花びらはピンキングはさみで花びらを切り取り、花びらに4~5ヶ所切り目を入れます。
花びら3枚をそれぞれ4つ折りにします。
土台になる花びら2枚を少しずらして重ね、中心をボンドで止めます。
4つ折りにした花びらを土台の中心に縫い止めます。
花心2枚を重ねて4つ折りにします。
花心を花びらの中心に縫い止めます。
花びらをねじって表に返し花心は広げて形を整えます。
がくの中心に切り込みを入れコサージュピンを差し込み裏側をボンドで貼りつけるか、がくの真ん中にピンを縫いつけます。
がくを花びらの裏側にボンドで貼りつけてできあがりです。
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あると便利なグッズ
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ソーイングをやり出したらいろいろと作りたいものが増えます。
同時にあれば便利だと思う道具も増えてきます。
ピンキングはさみもそのうちのひとつ。私はソーイングだけでなく古いタオルをウエスにするとき縫うのが面倒なときはピンキングはさみで切って使っています(笑)
裏地がソレイアードのリネンベストのできあがり
左胸にコサージュをつけたらベストのできあがりです。
Note
メンズのベストをベースに作った形のベストです。
1着は持っておきたいと思っていましたが、きっちりし過ぎるのもどうか…。
しわ感が魅力のリネンで作ったらどうなるかな…と作ったところ意外といい感じに仕上がりました。
次回は黒いリネンで挑戦してみてもいいかな…。