夫の実家から大量のサザエが送られてきました。その数、ざっと70~80個。
居酒屋か海鮮市場などで食べるとおいしいサザエですが、家庭でも調理できる?
とりあえず焼いてみよう…と、キッチンコンロのお魚焼き器に放り込んでスイッチオン!
ななな、なんと黒焦げ…
焼き過ぎて失敗したのでリベンジ。(ブツはたくさんある)
何分がいいか、何度も焼いてみてちょうどいい焼き時間を発見!
さすがにつぼ焼きだけではたべきれないので、簡単な下ごしらえをし、サザエ三昧な食卓となりました。
家庭でできるサザエの焼き方と下ごしらえ方法、レシピのご紹介です。
Contents
サザエの調理法
サザエのつぼ焼き
まずは、定番のつぼ焼きよね~。
と、クール宅急便で送られてきたサザエをそのままグリルに並べ、スイッチオン!
その間、夫が義母にお礼の電話。
「ちょっと、調理法聞いて~」
とお願いし、聞いてもらったところ、最初は流水で洗って、それから…と言う説明。
ええ?
そのままぶち込んでしまいましたがな…
慌てて火を止め、洗い直して、
改めてスイッチオン。
普通、洗うよね…
なぜか、磯の香りが損なわれるような気がして
そのまま焼こうとしていたおバカな私…。
次に立ちはだかる難関。
何分焼けばいい?
我が家のグリルはハイテク(?)で、
お魚焼きモードにいろいろメニューがあります。
なんか、殻があって手ごわそうなので、
切り身モードよりも、姿焼よね…
と、勘でスイッチオン。
待つこと10分…
できた!
…まさかの黒焦げ…
ならば、モードを選択せず、普通に焼けばいいんだ。
と、調理時間をあれこれ試してみて、中火で焼いたところ、ベストな時間を発見!!
それは、お魚焼き器で中火で、ずばり7分。
ときどき様子を見て、グツグツしてきたら、上から水と酒とめんつゆをブレンドした調理液を回しかけて最後の仕上げ。
これでおいしいつぼ焼きのできあがり。
…と、嬉しすぎて完成画像を撮り忘れ、気がついたときにはすでに胃の中…。
サザエの下ごしらえ
さて、次に残りのサザエ、実に45個。これをどうするか…。
さすがに、つぼ焼きばかりでは飽きるし、日持ちもしない。
取りあえず、下ごしらえをせねば。
まず、流水でサザエを洗います。
鍋に水とサザエを入れ、塩を小さじ2杯程度加えます。
鍋に火をかけます。
沸騰したら火を中火に弱め、そのまま10分ほど煮ます。
ザルにあげます。
金串があれば、それでサザエの身をくり抜いていきます。我が家には、カニ用のスプーンがあったのでそれを使って身をくり抜きました。
フタと殻の間に金串を差し込みます。
貝柱に突き刺さったら、そのまま反時計回りにぐるっと回転させるようにくり抜いていきます。肝の部分が切れないように慎重に。
熱いけど、すぐにやると外れやすいです。
こうやってみると、少しグロい。
フタを外します。
包丁を使わずとも手で簡単に剥がれます。
肝と貝柱の部分を切ります。
下ごしらえは以上。
ここで、緑色の肝をどうするか…。
肝の苦味が好きな人は、この肝だけをすりつぶしてペースト状にして味付けし、パンやクラッカーなどに塗って食べてもいいですが、おそらく我が家では誰も食べないだろう…と却下。
でも捨ててしまうのは勿体ない…。
思案、試案…。
サザエの炊き込みご飯
失敗ばかりで何ですが…、
下ごしらえのときに煮汁をそのままドバっと捨ててしまいました。汗
本当はこの煮汁を使って炊き込みご飯をつくれば、磯の香り漂うおいしいサザエの炊き込みご飯ができたはず。
捨ててしまったものはしょうがない。
またもやリベンジ!
炊き込みご飯につかうサザエは貝柱の部分だけ。
貝柱を薄くスライスします。
鍋にだし汁をつくり(今回は昆布と鰹ではなく、手軽に茅乃舎だしを使いました。時短、時短…)
しょう油…大さじ4、みりん…大さじ3、料理酒…大さじ3と、残りのサザエを入れ、暫く煮ます。(約5~7分程度)
※炊き込みご飯用のスライスした貝柱はいれません。
ボウルにザルをセットし、煮たサザエと煮汁を分けます。しばらく置いて粗熱をとります。
その間に米(今回は3合)を洗い、ザルに上げておきます。(最低30分以上は置くようにしましょう)
炊飯釡に米を入れ煮汁を加えます。炊飯器の目盛り3のところまで足りなければ水を足して水加減します。
その上にサザエ(貝柱の部分)と、スライスした油揚げ(2枚程度、湯通しは不要)を入れ、普通の炊飯モードで炊きます。
炊き上がったら、三つ葉を散らし、少し蒸らします。
サザエの炊き込みご飯のできあがり。
まったくの独自のアレンジレシピでしたが、これが功を奏して家族全員絶賛!
普段、ご飯のおかわりをしない夫も珍しく2杯目を食べておりました。しっかり味つけをしたのが良かったみたい。
ベースはこれの分量を参考にしました。
やっぱ、博多は濃い味よね~。
下味つけた「つぼ焼き」
先ほど味付けしたサザエも同じように暫くおきます。
冷ますと味がしみこんでくれます。
再度、サザエの殻に詰め直して、焼きます。
普通に焼いて上から酒を振りかけただけのつぼ焼きよりもお上品な味になります。
※ここでは、サザエに一度火を通しているので、グリルは3分程度にしました。
残りの煮たサザエはそのまま頂きます。小鉢に入れて副菜としてGood!
これでもか!というくらい、サザエ三昧。
もう暫くサザエはいいです…というくらい堪能させていただきました。
作り方まとめ
サザエのつぼ焼き(浜焼きバージョン)
- サザエは流水で洗い、グリルにセットする
- 魚焼き器で中火で7分。途中で様子を見て、グツグツしてきたら、水、酒、めんつゆをブレンドした調味液を上からフタのところに振りかける
サザエの下ごしらえ
- 流水でサザエを洗う
- 大きな鍋に水とサザエを入れ、塩小さじ2程度加え、火にかける
- 沸騰したら中火に弱め、10分ほど煮る
- ザルに上げる
- 金串で殻の中のサザエの身をくり抜く。フタと殻の間に金串を差し込み、貝柱に突き刺さったら、そのまま反時計回りにぐるっと回転させてくり抜く
- フタを手で外す
- 貝柱と肝の部分を切り分ける
サザエの炊き込みご飯(3合)
- 貝柱の部分を薄くスライスする(量はお好みで)
- 鍋にだし汁を作る(昆布と鰹で出汁をとってもよし。市販のだしを使ってもよし)
- しょう油…大さじ4、みりん…大さじ3、料理酒…大さじ3を加え火にかける
- 3が煮立ったらサザエ(炊き込みご飯用の貝柱以外)を入れ、5~7分程度暫く煮る
- ボウルにザルをセットし、煮たサザエと煮汁を分け、暫くおいて粗熱を取る
- 米を洗い、ザルに上げて置く(最低30分以上は置いておく)
- 油揚げ2枚を薄くスライスする(湯通しは不要)
- 炊飯釜に米を入れ、3合分の煮汁を加える。煮汁が足りなければ水を足して水加減する
- その上にスライスした貝柱と油揚げを入れ普通の炊飯モードで炊く
- 炊き上がったら三つ葉を加え少し蒸らす
サザエの味付けつぼ焼き
- 炊き込みご飯で煮たサザエを、殻に戻してグリルで3分ほど焼く。
※追記(2019.10)
先日、またサザエが送られてきました。そのとき夫が張り切って調理してくれましたが、私よりも簡単な方法でつぼ焼きをしておりましたので、お品書き。
フライパンにサザエを並べて料理酒と水を適量回しかけ、フタをして8分加熱。残り3分くらいの時にサザエの貝(口)のところにめんつゆを回しかけて再度フタをする。
時間が来たら火を止める。
こちらのほうが簡単でした。参考までに!