築21年の我が家。
実は3年ほど前からウォシュレットが不調で、作動したりしなかったり。
またリモコンのセンサーも上手く作動しなくなっていました。
それでもトイレは使えるので、なんとかやり過ごしていましたが、とうとう1階の親世帯のウォシュレットも壊れてしまいました。
やはり高齢者になるとウォシュレットはあった方がいい。
ということで、今回トイレをまるっとリフォームすることにしました。
便器だけ替えようかと思ったのですが、21年も経てばクロスも剥がれていたり、黒ずんでいたりで、せっかくならクロス、クッションフロアも替えようとなりました。
Contents
トイレのリフォーム・壁紙・クッションフロア選び
便器を新調するにあたって、便器だけ替えたのでは、クロスの痛みとかが目立ってしまう。
このタイミングを逃すと、恐らくクロスやシートを張り替えることはないでしょう。
せっかくなら心機一転、きれいにしたいと、天井から床までリフォームすることにしました。
そこでクロス選びに悩みます。
ほんと、カタログの膨大なサンプルから選ぶのは難しいですね。
実はつい最近、リビングと食堂のクロス・天井の張替え内装を行いました。
そのときも悩みに悩みました。
デザイナーさんから最近はグレーが流行っているようですよと言われつつ、我が家のリビングには反映してないという…。
そこでトイレはグレー系を採用してみることに。
業者さんから借りたのはサンゲツのカタログ。
この中から選んでくださいと。
サンゲツはシュミレーションができるので便利ですね。
こちらから自分で作ることができます。
参考sangetsu|着せ替えシュミレーションマイコーデでは、実際にシュミレーションしてみましょう。
1階トイレ
我が家は完全同居型の二世帯住宅。1階フロアは親世帯。
親の趣味でカレンダー貼りまくり、置物盛りだくさん。全体的にゴテゴテした印象。
ここはすっきりさせたい。
親世帯の壁紙はあまり冒険はせず、シンプルなものを。
かと言ってシンプル過ぎても面白くない……。
壁紙って横の模様が多い印象ですが、おしゃれな次女の意見を取り入れて縦のラインのものをチョイス。
壁紙は決まったものの、天井はどうするか。
縦ラインなので、そのまま同じ壁紙を天井に持ってくるとしっくりこない。
ここでシュミレーションが便利。
サンゲツの「着せ替えシミュレーション マイコーデ」でシュミレーションしてみました。
壁紙:壁…SP9783、天井…SP9729、床…HM11014
で、いきなり施工後の画像を披露します。
できあがりはこんな感じ。
iPhoneで撮影しています。カメラにもよると思いますが、全体的に明るくなる印象。
天井はややグレーかかった色目、床は淡い木目にしました。
便器の色は、高齢者や糖尿病の家族がいるので、尿の色など健康状態がすぐわかるようホワイトにしました。
これは、1階のトイレはブラウンにしており、母から「尿の色がわからん」と指摘を受けて気づきました。
建築当時は父母もまだ60代と若かったのですが、年齢を重ねていくうちに健康状態も変わっていきます。
家を建てるときは10年先、20年先も見越して考えないといけないということを改めて感じました。(てか、もうそんな機会ないけど…。)
2階トイレ
2階のトイレには失敗談があります。その話はあとからするとして、こちらはグレー系を取り入れてみました。
サンゲツのシュミレーションはこれ。
壁…SP9784、天井…SP9729、床…HM11087
選んだ壁紙がとても暗く見えるのが心配になりました。
ところがいざ施工してみると、まったく暗くありません。
実際貼ったらこんな感じ。
なんか全然明るくて安心。シュミレーションではかなり暗く反映されていますよね。
実はここだけの話。
グレー系は汚れも目立ちにくいというメリットがあります。
2階のトイレは主に夫が使用し、どうしても尿の飛び散りが気になります。(座ってしろや)
さっと掃除しやすいようにクッションフロアは敢えて目地なしを選びました。
フローリングの床はやめた方がいいという話
2階のトイレの失敗談というのは、
かつて不動産会社で住宅の賃貸営業をしていたころ、内見した物件でトイレの床がフローリングのところを見て、すごく素敵だな〜と思っていました。
注文建築で家を建てることが決まったとき、リビングのある階のトイレだけは憧れのフローリングを採用しました。
しかし、これは大失敗。
特に男の子がいる世帯では止めておいたほうがいいです。
絶対、やめておくべき。
なぜなら、床が腐る。
毎夜、毎夜、夜中のおしっこで便器から飛び散ったおしっこに気づかず 数時間放置。
それが積もりに積もって
気づいたら
床が腐っていた……
ォオー!!(゚д゚屮)屮
全員が全員、男の子がやり損なうとは言いませんが、我が家の場合は恐らく尿の漏れが原因だと……。
そう、気づかない私が悪いのです。
主婦失格です。
そうなんですが、トイレマットにしみ込んだ尿まで確認できませんでした。(いいわけ)
というわけでサイズの合う耳長トイレマットを探しあぐね、なんとか誤魔化しつつ20年。
とても客人に快く使っていただけない我が家のトイレ。
(´д`)ママン…
今回はフローリングを剥がすと大規模な補修になるので上からクッションフロアを張っての補修です。
便器を取り外した後。くっきり黒ずみが……。
最近はクッションフロアでも床と同じような質感のものもあるので、敢えてフローリングを選ぶ必要はないと思います。
臭いも取れにくいので、フローリングはトイレには不向き。(個人の感想)
3階トイレ
3階は予備のトイレ。寝室があるため夜中にトイレに行きたくなったときに階段を降りずに済むのが便利ということで設置していました。
この階は、ウォシュレットなしのオーソドックスなトイレです。
以前はウォームレット(暖房便座)にしていましたが、使用頻度もあまりないので電源を抜いて便座シートを使っていました。
メインのトイレではないため壁紙は冒険して、たしかウィリアムモリスだったか、デザイナーの壁紙にしてもらいました。
気に入っていたのでここはそのままにしようかと思いましたが、経年劣化による剥がれが気になります。他が新しくなると、さらに目立つだろう…。
ここは全部替えることに。
サンゲツのシュミレーションでチェック。
壁…SP9780、天井…SP9791、床…HM11140
壁紙はデザイナーズにすると単価が高くなるため諦め、クッションフロアで冒険することに。
遊び心を入れモロッカンタイル調にしてみました。
天井は淡いブルーでアクセントに。
予算の関係もあり、3階はウォシュレットなしに。
楽天で購入したTOTOの二連式のトイレットペーパーホルダーも左側に付けてもらいました。
そうそう、トイレットペーパーホルダーを設置する位置に悩みました。
右、左、どっち?
それについてはこちらで検証しています↓
トイレリフォームの日数は2.5日間
通常、トイレのリフォームは1日でできるようです。
ところが我が家の場合、1階、2階、3階と3箇所あるので、2日間の日程を組んでもらいました。
初日、まず1階のトイレの便器を取り外し、次に2階のトイレを取り外している最中にクロス業者さんが1階の壁、天井、床の張り替え作業。
2階の壁紙を途中まで剥がした状態で初日を終えました。
3階はまったく扱っておらず、その晩は3階だけトイレが使える状態。ついては生活に支障はありませんでした。
(夜中にいつもの癖で2階のトイレの扉を開けて「おげーーっ」という夫の雄叫びが聞こえましたが(笑))
2日目は、少し作業が押している状態だったので、30分早く来ての作業でした。
クロス業者さんが2階のトイレの壁紙張りの作業をしているときに、1階の便器の取り付け。
そのあと3階の便器を取り外し、2階のクロスを終えて3階の張り替え作業。
夕方までかかり3階の壁紙の一部が張り切れず、ドアの開閉の調節も終わらなかったため、便器だけ設置完了させ、残りのクロスは次の日にやってもらうことになりました。
本来2日間の日程でしたが、次の日も作業してくれ、ていねいな施工をしてもらいました。もちろん追加料金は発生しませんでした。
トイレを選ぶ基準(我が家の場合)
今回我が家が選んだのは、
TOTOの便器はピュアレストQR、ウォシュレットはウォシュレットSB。
それを選んだ経緯についてお話します。
今回、トイレのリフォームをするにあたり、どのタイプにするか悩みました。
トイレのタイプには、
- タンクレストイレ
- 一体型トイレ
- 組み合わせ便器
の3種類があります。
タンクレストイレは見た目がとてもオシャレ。コンパクトで宙に浮いているデザインも!
タンクがなく水道直結なのでタンクに水が溜まるのを待たずして、連続して水を流せるというメリットも。
1階は既に手洗い器を設置しているのでタンクレストイレでも良さそう。
一体型もスッキリしており、見た目もオシャレ。
手洗いあり・なしを選べます。
シンプルな形状で掃除もしやすそう…。
ところが、お値段も高い……。
そしてなにより気になったのが、タンクレストイレ、一体型トイレは故障した場合、便器・タンク・温水洗浄便座をまるごと交換しなければならず、メンテナンス費用がかさみます。
一方、組み合わせ便器は、便器・タンク・便座を組み合わせて設置できるトイレ。
そのため好きなようにカスタマイズすることができます。
タンクは手洗いあり・なし、便座はウォシュレットのあり・なしを選べます。
また故障した場合、そのパーツだけの交換で済むためメンテナンス費用も安くなります。
節水効果については、タンクレストイレは年間約75%の節水、一体型、組み合わせ便器についても年間71%の節水は見込めるとのこと。
タンクレストイレに比べ節水効果は劣りますが、少なくとも20年前のトイレに比べ間違いなく節水効果は見込めます。
タンクレストイレ、一体型トイレに比べ、デザインはやや野暮ったい印象がありますが、我が家では組み合わせ便器にすることにしました。
3階はウォシュレットを設置していないので、将来取り付けたいと思ったときに便座だけ交換すればいいことだし。
交換方法は業者さんが設置のときに丁寧に教えてくださいました。しっかり動画に撮ったのでそのときが来たら役立てよう…(笑)
ウォシュレットは袖リモコンか壁リモコンか?
壁リモコンは壁にリモコンを取り付けて、そこからウォシュレットを使ったり、流すボタンで水を流すことができ、とても便利です。
また見た目もハイグレードな印象です。
ところが、壊れたときが大ごとです。
我が家も当初、壁リモコンのウォシュレットでした。
ところが数年前から「流す」ボタンが壊れ、タンクの横(フタを開けたら手動レバーあり)のレバーを使っていました。
そして、センサーがバカになっているのか、余計なところでオートセンサーが働き、用を足している最中にザー―っと流れたりします。
それだけならまだしも…
これ、健康診断前の検便のとき、何度泣かされたことか……。
ただでさえ便秘気味でようやく催した便意。いざ、採収しようと便器から立ち上がったその瞬間、センサーが働き、無情にも流れて行く私のう●こ。
そんなこともあり、次回はセンサーではないリモコンがいいと思ったことでした。
アラカン前にリフォームし、次、トイレが故障するころにはシニアになっているだろう。
そのときに修理費用が出せるのか…。
そう考えると、見た目のスタイリッシュさでけでなく、実用性を重視し、故障しづらいだろうと思われる袖リモコンタイプを選びました。
流すボタンはリモコンに不随してある必要もないし、むしろ手動のほうが故障時には安心。
てか、リモコンがバカになって流すボタンを使えなくなった我が家では、むしろ必要のないボタン。
念のため世間一般はどうなのか街中をリサーチしてみました。
たいていどこのオフィスやショップのハイグレードなトイレでも、流すレバーはタンクについていることが多く、リモコンで流すところはほとんどありませんでした。
ただひとつ残念なことに、選んだTOTOウォシュレットSBは貯湯式。
これの何が残念かと言うと……
ウォシュレットには貯湯式と瞬間式の2種類があります。
内臓されたタンクに温水を貯めておくタイプ。
本体価格は安価ですが、常にお湯を貯めておくためランニングコストがかかります。
また一度に大量に使用すると湯切れをおこし、冷たい水になってしまうというデメリットがあります。
洗浄時に瞬間加熱して温水にするタイプです。
本体価格は貯湯式に比べ高くなりますが、使う都度お湯を沸かすだけなので貯めておく必要がなくランニングコストが抑えられます。
また連続で使用してもウォシュレットのお湯が冷たくなることはありません。
つまり貯湯式の場合、一定量を超えるとウォシュレットのお湯が水になってしまう (≧▽≦)
これがネック。
TOTO の袖リモコンタイプは貯湯式しかなく、選択肢が限られました。
予算との兼ね合いもあったことだし、仕方ないですね。
総評として
実際使ってみると、フチのところに水の流し口があり、お掃除がやややりづらい感じはあります。
水流については、水を流すとほんとに少量で、トルネード洗浄で便器全体を水が回遊して洗浄しています。
これは節水効果が期待でき、次回の水道代がどのくらいになるのか楽しみです。
トイレが新しくなると、健康状態もよくなるような気がします。