我が家の自家用車を廃車することにしました。
いつもお願いしている修理工場に見積もりを取ってもらったところ、1万円程度の支払いで処分してくれるとのこと。
車に疎いので、そのまま丸投げしようと思っていましたが、廃車で逆にお金がもらえるということを知り、しっかり調査してみることにしました。
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複数件の業者を当たってみて選んだのは…
Contents
廃車をするときにやること
まず、我が家の愛車の情報です。
- メーカー:トヨタ
- 車種:マークⅡ
- 年式:1997年(平成9年)
- 走行距離:91,000km
なんと23年も乗っていたわけです。人間で言うと長老ですよね。
大学生の息子が生まれる前から乗っており、家族が増えたため途中でハイエースに買い替えたときに父に買い取ってもらいました。
その後両親と同居するようになってから家族兼用で乗っており、大学生になった息子が免許取得したタイミングで、メインで息子が運転するようになりました。
ところが、ボコボコぶつけ、無残な外観。
もちろん、修理も考えましたが、あまりにも頻繁にボコボコにするのできりがない。
恥ずかしながら、ボコボコ状態のまま乗っておりました。
しかし外観だけでなく、バッテリーが調子悪くなり、ギアの不具合、エアーバッグ故障などさまざまな問題が出てきて、今年10月の車検を受けず手放すことに決まりました。
廃車の見積もりを取ってもらう前に、必要な情報と愛車の画像を撮ってスタンバイしました。
車検証を用意し、車の走行距離を確認。
とりあえず必要と思われる情報はこれくらいか。
では、実際に複数頼んでみた経過をご紹介します。
廃車買取.com(カーネクスト)
まず最初に打診してみたのは、廃車買取.com。
質問事項は、
- メーカー・車種名
- 年式
- 走行距離
- 氏名
- 電話番号
- 都道府県
内容を確認し、入力確定を行うと、携帯のほうにSMSメッセージが送信されました。
それからほどなくして、廃車買取.comの担当者からTELが入りました。
社名を「カーネクスト 」と名乗られたので、一瞬私が間違って依頼したのかと思いましたが、廃車買取.comとカーネクストは同じ会社でした。
車の排気量や、車検日など補足でいくつか質問を受けたあと、その場で見積もりを出してくれ、重量税・自賠責の還付も買取金額にプラスして15,000円と提示されました。
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ハイシャル
次に「ハイシャル」に見積もり依頼をしてみました。
年式の選択肢で最高に古いのが1998年までしかなく、我が愛車はその前の年の1997年。該当がないので「わからない」を選んで見積もり依頼。
すると、ハイシャルからメールが届き、車検期間を聞かれました。
解答を返信すると、ほどなくして担当者から電話が入り、車についていくつか質問を受けたのち、出た見積もり金額は、
重量税・自賠責の還付も買取金額にプラスして10,000円で引き取りしますとのこと。
廃車本舗
最後に廃車本舗に依頼してみました。
質問事項は、
- メーカー
- 車種
- 状態
- お名前
- 電話番号
- 都道府県
状態は、
可動車・動かない(バッテリー上がり)・動かない(その他)・長期放置・事故車・故障車から選択します。
「無料査定スタート」で申込完了。そのあと、メールがFAXで車検証を送ると、スムーズな査定ができるということです。
私は送信しませんでしたが、ほどなくして担当者からTELが入りました。
いくつか質問を受けたのち、出てきた見積もりは、
車体が12,000円、重量税・自賠責の還付は3.000円程度で買い取り時期が遅れると還付金は減っていくということでした。
廃車業者3社を比較した結果
3社比較してみたところ、一番高い価格で引き取ってくれるのが、廃車買取.comでした。
これは我が家の車の事例で、年式や車種、メーカー、状態などによって変わってくると思われます。
1社だけではなく、複数見積もりを取ってみることは大切ですね。
そしてどの業者も提示した見積もり料金は実際に振り込んでくれる金額で、レッカー移動代、引き取り手数料、解体費用、手続き代行費用は一切かかりません。なので余分な手数料を差し引かれることはありません。
また見積もり金額とは別に、 1年分払い込んだ自動車税の一部が返ってきます。抹消登録時期によって還付金の残額が変わるため、廃車すると決めたらなるべく早く行うとより多く還付金が受け取れます。
気になったのは、あれだけボコボコの外装ですが、どの業者もそこは問題にしていませんでした。もちろん画像を要求されることもありません。
外観よりむしろ可動車かどうかが焦点になるようで、問題なく走行できているかどうかに重きを置いている印象でした。
そこで廃車をお願いしたあとの行方について調べてみました。
廃車後の行方
海外へ輸出し中古車として販売
世界的にみて日本製の車は優秀と評価されています。
日本では走行距離の多い車や年式が古い車については評価が低くなりますが、海外に目を向けると、もっと老朽化した車に乗っていることも多いのが現状です。
また日本製の車は故障しにくいと評判で、その高度な技術は世界的にも認められているところです。そのため日本で廃車扱いされている車も海外では人気が高く需要があるというわけです。
それぞれのパーツを分解して再利用
事故車や故障車で動かなくなった車は、一般的には解体となりますが、解体する前に中古部品など使用できるものは分解して再利用します。
たとえ大破して動かなくなった車でも、すべての部品がダメになったとは限りません。問題なく使用できるパーツをひとつひとつていねいに取り外してリサイクルパーツとして売ることができます。
鉄くずとして販売
車はいわば鉄の塊です。解体して必要なパーツを取り除いた後も鉄資源として有効利用することができます。
廃車となっても最後まで無駄がなく、そのため利益が還元されるのです。
永久抹消登録はどうなる
廃車業者にお願いして車を引き取ってもらった場合、その行く末が気になります。
本当に廃車になって鉄くずになってしまったのか、はたまた海外に輸出されて中古車として販売されているのか。
愛車の行く末だけでなく、「永久抹消登録」か「一時抹消登録」かによって、自動車重量税、自賠責保険、自動車保険(任意保険)、リサイクル料金の還付が受けられるかどうかが変わってきます。
永久抹消登録をすると、自動車税などの支払いがすべてストップするため、継続して請求されることはありません。
しかし一時抹消登録の場合は、還付金が戻りません。
悪質な業者は、廃車依頼したのにもかかわらずされておらず、あとから次年度の自動車税の請求が来たなどとのトラブルもあると聞いたので、そのところがどうなっているのか心配でした。
これについて、廃車買取.comでは、仮に永久抹消登録をしない場合でも、自動車税の支払いなどは廃車買取.comのほうで行うため、私たちユーザーに請求が来ることは一切ないとの説明を受けました。
自力でもできるっぽいがプロに任せたほうが無難…
実は廃車手続きは自力でできるようです。
ようですと他人事みたいに言っておりますが、運輸支局に出向いたり、面倒な手続きやらなんやら、手間がかかり煩雑です。
餅は餅屋。
ここはプロに任せたほうが無難。廃車業者に丸投げしたほうが楽。
その後の顛末
これは我が家の事例で、私が感じて決めたことなので参考までに。
結局、上記の流れからいくと、一番高値をつけた「廃車.com(カーネクスト)」に決めたのではと思いますよね˖°٩( ‘ω’ )و
ところが最終的に我が家がお願いしたのは、「廃車本舗」でした。
どの業者も数日後のうちに電話での連絡があり、担当者と会話する中で、安心することができたのは「廃車本舗」
私から電話すると、窓口の女性は、私が見積もり依頼した車種を即答し、社内の連絡も行き届いているようで状況をすべて把握していました。
最初の提示額よりさらに高く提示してくれ、車検ギリまで乗りたい意向も組んでくれました。
どんな会社でも、そこに頼むか頼まないかは、営業や窓口担当の対応によって決まります。
ユーザーファーストの会社が一番。
それを感じさせてくれた業者さんでした。
とくにネットで完結しており、店舗に足を運んだわけでもなく、担当営業と名刺交換して顔を合わせたわけでもないので、そのあたりの感覚というか、雰囲気はとても大事。
話しやすい雰囲気で、相談にも応じてくれたのでここに決定!
Note
廃車するのにお金がかかると思っていただけに、廃車でお金がもらえるなんで目からウロコでした。
また今回、見積もりを依頼した3社とも迅速な対応と、きちんとした説明をしてくれ、また強要されることもなく、ご縁があればお声かけ下さいみたいなスタンスでした。
個人的には、どの業者も問題なくやり取りできましたが、一番親身さを感じたところにお願いすることになりました。
これは担当した営業や自分に合う合わないがあるかと思うので、参考までに。
しかし言えることは相見積もりはとったほうがいい。
自分の車がどのくらいの査定がつくのか数社当たってみて決めるのがいいのではないでしょうか。
廃車したあとは、新車を購入するまでの間、カーシェアでも利用するかな…。(目下検討中)