マネートラック(monetrack)はシンガポールに所在地を置く海外法人のASPです。
海外で登記をしている企業(個人輸入代行など)の案件がとても多く、報酬も高め。担当者も密に相談に乗ってくれます。
こちらはオープン型になっており、Twitterアフィリエイトもできるのでぜひ登録しておくべきASPです。
私は2019年の春ごろにお声かけいただき、そこからのご縁で他ASPにはない案件の取り扱いができています。2019年報酬があったので、はじめての仕訳帳作成です。
もし、マネートラックに興味があるならこちらからどうぞ♪
私の場合、確定申告は1年分をまとめて一気に記帳して確定申告に臨んでおります。
昨年はじめての青色申告。白色申告とは全然違い、本当に大変でした。
今年もその季節がやって参りました。
取り掛かってみたものの、なんせ1年に1回なので記憶があいまいになっており、また新に取引を開始したASPであったことから、忘れないように手順を記しておきました。
マネートラックの報酬確認方法のガイダンスです。
参考になれば、どうぞ。
Contents
マネートラックの確定額・支払額の確認方法
マネートラックは他のASPとは少し違っています。
報酬の支払い
- 広告主がアフィリエイターの成果を確定後、即日払い(原則24時間以内)。
- 毎月、月末締の翌月20日払い。お振り込み額の確定は、毎月1日。
- 毎月、月末締の翌々月10日払い。お振り込み額の確定は、毎月1日。
手数料:支払い受取サービス「マネペイ」経由となり、マネペイから銀行へ送金は、1回につき500円の手数料がマネペイの残高より引かれます。
成果が確定したら即引き出し可能となるので、必要なときに引き出せます。ただしマネペイ経由で、送金の都度500円の手数料がかかります。ある程度貯まってから引き出すほうがいいでしょう。
※2021年現在は、ドットマネーに交換することができるようになりました。こちらは手数料がかかりません。
マネートラック報酬支払い履歴の確認
まず売上確定レポートからチェックしてみます。
レポート>売上レポート>売り上げ確定レポート
開始日と終了日を選択
ここでは2019/01/01~2019/12/31を選択します。
期間は「月間」にして、「検索」をクリック。
売上確定レポートが表示されました。
「ダウンロード」をクリックすると、xlsxファイルがエクスポートされます。
ファイル名:売上確定レポート_20200116084440
※日付は取り込んだ日
この表を基に仕訳帳に記載していきます。
会社名別にデータを確認したいときは、支払いレポートでチェックします。
ヘッダーに右側にある「$」をクリックし、「支払いレポート」を選択します。
支払いレポートが表示されます。
支払い済みとなっているものは成果が確定し、マネートラックが支払ったもの。報酬の引き出しはマネペイ経由となり、自分で処理しないと振り込まれません。
マネペイ経由で引き出したら「引き出し済み」と表示されます。
マネートラックの報酬確定日の確認方法
青色申告は、実現主義で記載しなければならないため、報酬の確定日を調べなければなりません。
つまり、収入の事実が確定した時点の日付で計上しなければなりません。
報酬の確定日の確認は、xlsxファイルを見ます。
開始日が月初、終了日が月末になっています。私は確定日を月末で処理しました。
入金振込については、自分がマネペイ決済をした日となり、自動では振り込まれないため、通帳より確認して記帳するようにします。
マネペイ経由で振込があった場合、「ハイパーウオーレット ジ」で振込があります。
マネペイ(Monepay)は、世界中で決済サービスを提供するHyperwallet Systems Inc社のプラットフォームを使用したマネートラック専用のウェオレットサービスです。
※追記
ドットマネーに交換の場合、銀行によって5営業日あととなり、「CYBERAGENT」で振込があります。
仕訳帳の記入のしかた
上記で調べたお支払い履歴と確定金額を仕訳帳に記帳していくわけですが、ここで仕訳例として
4月30日に確定した10,500円を5月20日に引き出した場合の書き方として
4月30日:(借方)売掛金10,500円/(貸方)売上高10,500円(4月分成果確定)
5月20日:(貸方)普通預金10,500円/(貸方)売掛金10,500円(4月分引き出し)
と記載します。
都度毎月、記帳していくのが本来のやり方でしょうが、私はマネーフォーワードの会計ソフトに1年分のデータをまとめてインポートして仕訳帳を作っています。
簿記の知識がなくても「MFクラウド」とエクセルを駆使して青色申告
成果確定の仕訳帳記入のしかた
成果確定は、実際はまだ入金はありませんが実現主義のため記載しなければなりません。成果が確定した時点で借方に売掛金、貸方に売上高として処理します。
【仕訳例】
マネートラックの場合、広告主によって確定日が違ってきます。私は月末を確定日として仕訳帳を作成しました。
入金振込の記帳のしかた
報酬支払いレポートの支払額と通帳に振り込まれた金額を突き合わて確認しておいた分の記帳をします。
借方は普通預金、貸方は売掛金で処理します。
【仕訳例】
他のASPと違って報酬確定後の翌月または翌々月に振り込まれるわけではなく、自分で引き出すため、引き出したときに仕訳処理をします。
通常はこの書き方で仕訳をしますが、ここで問題なのはマネペイの手数料。この表では手数料の記載がないためまるまる報酬を受け取ったことになってしまいます。
振込手数料も経費として認められるため、きちんと仕訳処理します。
マネートラックの報酬引き出しにかかる手数料の記載方法
例えば、1月の確定額は4,500円、2月は3,980円、3月は13,040円、合計すると21,520円です。
通帳と突合せてみると…
手数料を差し引かれているため数字が合いません。
この場合の仕訳として
4月15日:(借方)普通預金21,020円/(貸方)売掛金21,520円(1.2.3月分振込)
4月15日:(貸方)支払手数料500円/(貸方)- -円(マネペイ手数料)
と記載します。
私は確定申告ソフト「マネーフォワードクラウド確定申告」で仕訳していますが、仕訳帳をインポートするときに、借方と貸方の数字が合致しないとはじかれてしまいます。
考えた末、
このように処理しました。
これで成果確定、入金振込の表を完成させ、会計ソフトにインポートすれば完成です。
マネーフォーワードで1年に1回一気に終わらせる
以前、私は青色申告に必要な複式簿記の知識がなく、白色申告をしたら驚くべき額の税金がかかりました。
自身のブログを立ち上げたのをきっかけに個人事業主となり、昨年はじめて青色申告。
なんとか自力でやろうと、税務署に何度も足を運び、勉強会にも参加して質問しながらの確定申告でしたが、正直大変。
実のところ、税務署の方々はアフィリエイトに詳しい方はほとんどおらず、的確なアドバイスはもらえませんでした。税理士さんだってアフィリエイトに明るくない人も大勢いて、人によっては経費についてこれはNG、これもNG…と言われることもあるようです。
そう聞いていても途中で挫け、やっぱり税理士にお願いしようと思いましたが、いろいろとネット上の情報を読み漁り、アフィリエーター(ブロガー)に最適な会計ソフトはマネーフォワードクラウド確定申告ということがわかり、とりあえず無料で試してみました。
仕訳のちょっとしたルールさえ覚えたら、それをもとにエクセルでデータを作っておき、会計ソフトにインポートするだけで、青色申告に必要な帳簿が作成でき、それほどハードルは高くありませんでした。
今回2回目の青色申告ですが、確定申告ソフト「マネーフォワードクラウド確定申告」のおかげでかなりの時短とストレスの軽減になりました。
日ごろはパソコンで管理している家計簿ソフトにお小遣い帳のように経費を入力しておき、レシートや領収証を保管しておくだけ。
年が明けたら、入力していたデータをエクスポートし、仕訳帳リストに貼り付け、各ASPの仕訳をするだけで、簡単。
いつまでもダラダラしていたら、肝心な記事が書けないので、一気に終わらせて確定申告時期に備えるだけです!
エクセルでの入力方法やソフトの使い方、ASPの報酬額の確認のしかたについてはこちらを参考にしてみてください。
●Google AdSence、A8、バリューコマース、リンクシェア、もしも、レントラックスはこちら
簿記の知識がなくても「MFクラウド」とエクセルを駆使して青色申告
●その他のASP
Felmat【確定申告】報酬額確認方法と1年分まとめて仕訳記帳のしかた
AD.TRACK【確定申告】報酬額確認方法と1年分まとめて仕訳記帳のしかた
コンプアフィリ【確定申告】報酬額確認方法と1年分まとめて仕訳記帳のしかた
Note
当サイトはあくまで一般的な情報や自身で調べた情報ををご紹介しているものであり、内容に誤りがある可能性もございます。確定申告など個別具体的な納税については必ずお近くの税理士や税務署にご相談ください。