最近、約4年半使用しているパソコンの調子がおかしい。いつ何時、パソコンがダウンしてデータが消滅してはいけないと、せっせと2TBの外付けHDDにデータを移しました。
外付けHDDはポータブル型。
パソコンにばかり危機感を感じていましたが、まさか購入して3年にもならない外付けHDDの方がクラッシュするなんて…。
誰が想像したでしょう。
これは私だけでなく、誰にでも突然訪れる可能性の高いリスク。
子どもの画像や動画とかを外付けHDDに託しきっている方、それ…注意したほうがいいですよ。
特にSEAGATEを使っている方、
危ない…かも。
Contents
外付けHDDの復旧は自力でできるか?
問題の外付けHDDには、当ブログ用のオリジナル画像やPDFなどの資料、YouTubeにアップした動画の元データなどなど格納されており、
同時に子どもたちの写真や動画が、保存されていました。
やばくない?
しかもパソコンに保存してものを、空き領域が少なくなってきたので、コピーではなく、わざわざ外付けHDDに移動させていたという…。
なんでパソコン本体に残しておかなかったんだろう。せめてゴミ箱を空にしなけりゃよかった…。今となっては悔やまれる…。
でも、こんな警告がでると焦るよね…。
この状態なら誰だって外付けHDDとか他のデバイスに移しますよね(共感を得たい私)
しかも問題の外付けHDDは、実はちょっと落としてしまった…( ̄д ̄)
しかし、ガツンと落としたわけでなく、ちょっと滑ってコツって、
ほんとうにコツってラックの角に当たったくらいの衝撃。
(落としたといえば、そうかもしれない)
パソコンにつないだ外付けHDDからは、虚しくブーーーーーンというモーター音が響くだけ。
認識してくれない…。
なんとか復旧しないものか、業者に見てもらう前に自力でできることはないのか…。
そもそも業者に頼むって、いったいいくらかかるのだろう?
自力でやって直ればラッキー。(このときはまだ楽観的な私)
てなわけで、いろいろリサーチしてみました。
まずは、基本的なことを知っておこう。
HDDの故障の原因
- 論理障害
- 物理障害
HDDが故障する原因は、論理障害と物理障害の2つに分けられます。
私の場合は、どうも物理障害っぽい。(素人判断)
落下させてはいないけど、確かにコツンとPC本体に当ててしまった。そもそも設置している場所が不安定で悪かった。
ただ、ガツンと落としたわけでないのに、たったこれだけで壊れるもんなのか?
外付けHDD自体も購入してからまだ3年しか経っていないのに、まさか寿命ってわけじゃないよね?
さておき、直ればいいわけなので自力でできる方法を探ってみた。
- ハードディスクをぶんぶん振り回してみる
- 冷すまたは暖める
- 復旧ソフトを使ってみる
- 分解する
ハードディスクをぶんぶん振り回してみる
もっと、技術的なことやって直すのかと思いきや、なんとも原始的な方法。
ハードディスクを袋に入れて約1分くらい遠心力をかけるように振り回すのだとか。その際は壊れないように、エアーキャップ(プチプチ)などの緩衝材で包み、その上からタオルを巻く。振り回している最中に誤って投げないように注意する…てか。
いや~、これ…勇気いるわ~。
いくらなんでも、もし手が滑ってブーメランのごとく飛んでいってしまった日にゃ、目も当てられない。
これはさすがに試す勇気がありません。
しかし、この振り回す方法で直せた方がおられました。
パソコンなんて分からない同人女が春コミの新刊の原稿をしていたらHDDを壊した話をします(続きます) pic.twitter.com/YhnwwLBH18
— 二尺 (@2syaku) March 18, 2019
このツイートの漫画、まるで私と同じ状況なので、思わず食い入るように見てしまいました。
しかし、真似する勇気がどうしてもでない。
もし、もし、万が一直ればラッキーですが、今以上に状態が悪くなってしまった場合、業者でも直せなくなる可能性が…。
冷す・暖める
こちらも原始的な方法で、ハードディスクを1日冷凍庫に入れ、その後1日かけて自然解凍するというもの。
そのときに結露がつかないように、しっかり梱包することがポイントだそう。
また、逆に暖めるという方法も。これはドライヤーやこたつなどで暖めるというもの。
しかし直るという保証はなく、直るケースもあるようです。という曖昧な解答。
自己責任でおこなってくださいという話です。
これも試す勇気がありません。
他にも、
復旧ソフトを使う、とか、分解するとかでできるようですが、そもそも復旧ソフトの購入にお金を使うくらいなら、業者に修理してもらったほうがいいわけで、ソフトを使うというのは却下。
また、分解するなんて、どう考えても余計状態を悪くするだけで、直せる気がしない。
やはり自力では無理っぽい。
やってはいけないこと
ところが起動とシャットダウンをくり返すことで機械に大きなダメージを与えてしまう可能性があります。
くれぐれも直接主電源のオンオフはしないように。
プロに任せたほうが無難…という結論
自力でやって直ればラッキーだが、リスクが高すぎる…。
しばらく日を置いて、改めてパソコンに接続してみたけど、ピーっという機械音しかせず、奇跡は起こらなかった。
(気まぐれで認識してくれるのを期待したのだが…)
ここはプロに相談したほうが無難。
そこで「外付けHDD 壊れた」などいろいろなキーワードで検索してみました。
その中でいつも上位に出てきて、広告費にお金を払っているな~というサイトがありました。
サイト内容もしっかりしていたので、相談することにしました。
▼打診してみたのはこちら▼
データ復旧サービス 国内売上シェアNo.1!【デジタルデータリカバリー】
ここを選んだ理由は、
データ復旧率95.2%とかなり高い確率で復旧できるというのを前面に押し出していました。
その言葉を信じて、きっと私の外付けHDDのデータは生きているハズとの希望もあり、依頼してみることに。
もうひとつ選んだ理由として、
福岡市にもオフィスがあり、私の職場のすぐ近くだったこと。入居しているテナントビルはまあまあレベルの高いオフィスビルということもあり、信頼できるだろう…との判断。(私は不動産屋)
まず何を診てもらいたいのか機種を選択します。個人か法人かも必須。
ご希望の連絡時間帯も必須。
…てことは、メールではなく電話で連絡が来るっぽい。
症状を簡単に記載しました。
メールの送信が完了。
そして約束の時間よりも30分ほど早く先方の担当者から電話がかかってきた。
カクカクシカシカ…(状況説明)
そして担当者は
「おそらく物理的障害と思われるので、復旧できる可能性は高いと思われます。」
(希望の光)
担当者:見積もりは無料なので、梱包だけ済ませてもらえば、宅配業者がご自宅にHDDを着払いで取りに伺います。
私:え?まだ修理するかも決めてないんですが、着払いでいいんですか?
担当者:はい。大丈夫です。
修理代金のお見積りには4つほどチェック項目がございまして、
・総ディスクの容量
・故障箇所数
・どのくらい深刻な状態なのか(難易度)
・復旧にかかる工程数(日数)
(うる覚えだが、ざっとこんな感じだった)
を鑑みまして、料金を出しております。
そして今回の場合ですと、最低5万円~✖万円となります。
え?
え、え?
しかも、最低って言ったよね?
聞き間違いかと思い、もう一度聞いてみた。
いやいや、他の業者はもっと高い金額で出されているみたいですよ。
専門のエンジニアが防塵された特別室で作業してうんぬんかんぬん…
あとは担当者の話が耳に入って来ず、
検討してあたらめて連絡しますと言っていったんHDDを送るのを見送った。
2~3万円と思っていたわたしが甘かった。
そんなに高いん??(; ̄Д ̄)
そこでググってみると、実際に依頼した方々のブログ記事やYouTube動画が出てきて、20万たら、30万円…。
いくらなんでも高額すぎる…。
私の場合も5万円と言われたわけじゃなく、5万円~✖万円と言われ、5万円という金額が私の中では衝撃だったので✖万円をよく聞き取ってなかった。おそらく20万円などとあり得ん数字だったような…。
見積もり依頼したら10万円とか20万円と言われる可能性は非常に高い。いや、恐らく5万円ってことはないだろう。
(実際私と同じ外付けHDDで5万と言われて見積もり出したら23万円というブログも発見)
他の方のブログやコラムを見れば見るほど、5万円で済むとは思えなくなってきた。
データ復旧は高額…
落ち着いて外付けHDDに入っていたデータをもう一度思い出してみる。云十万払う価値はあるか…。
クラウドはやはり神!
2~3万円程度ならお願いしてもいいかな♪と軽く考えていた理由のひとつにバックアップにはクラウドも利用していたこと。
Googleフォト
実はGoogleフォトを2000年2月から利用しており、現時点で20年分の画像がストックされています。
古い写真は、2014年にすべてGoogleフォトにアップロードさせていました。
そして何より助かったと思ったのが、子どもの動画。
15分以内で編集した動画をストックしていました。
Googleフォトは15分以内の動画であればGBを消費せず、1本1本が15分以内の短い動画に編集したためほとんどGBを消費していません。
ただGoogleフォトは自動的にバックアップしてくれるけど、時系列なので探すのが大変。数万枚となると、ちょっと…目的の画像を探すのにかなりの時間を要します。
※2020年11月追記
Googleフォトのポリシー変更があり、2021年6月1日からは「高画質」での保存はストレージ容量の対象になります。
Dropbox
Dropboxは、パソコンのピクチャやドキュメントみたいに簡単にファイルやフォルダーの整理ができるので便利。
子どもたちの画像は時系列、行事別にフォルダを作って格納していました。
Dropbox無料版は最初2GB付与されます。
そこから友だち招待やfacebookとの連動などしてGB数を増やしていき、私も16GBまで増やすことができました。
ただ16GBでは到底追いつかず、泣く泣く古いデータをDropboxから外付けHDDに移動させていたという…。
ただ希望の兆しとして、
iPhoneにもDropboxアプリを入れたので、iPhone内にある画像は同期してくれます。
しかもアプリの中には、削除したはずの画像データが全部残っています。
Dropbox、神ですね。
ただ、いちいちダウンロードしなければいけないっぽい。
せっかくフォルダ分けして整理したデータを喪失したのは、やはり痛い…。
この一件があって、無料版にしがみついていましたが、Dropbox Plus(有料版、容量は2TB)にしました。
Dropboxは2014年からずっと使っていますが、データの損失などのトラブルは一度もありません。
なによりパソコンやHDD、スマホが壊れても最新のデータを常に同期しているので、安全に保存されるクラウドストレージは安心です。
仮に外付けHDDの復旧費用が20万円とかかかるんだったら、有料版にしたところで何年分のDropbox使用量よ?って話。
Dropbox Plusは月額1200円ですが、実はもっと安くできる方法があります。
詳しくはこちらの記事で説明しています。
ソースネクストからDropbox Plus3年版では、時々キャンペーンを催していて、月額800円で3年間使用できたりします。私もうまい具合にそのキャンペーンに乗っかることができました♪
Dropbox Plus(有料版)は2TB、
容量を気にせずどんどん画像や動画をストックできます。
(有料版にして気づいたこともありましたが…)
関連記事Dropboxのスマートシンクって何?Windows10での設定方法と容量の検証
データ復旧しなければならない方へ
どうしてもデータを復旧したいという方、私も同じ思いだったので全力で調査してみました。
データ復旧の費用は、外付けHDDの場合やっぱり20~30万円とかは相場のようです。
なかには50万円と提示された方もおられます。
それだけ払っても、思い出はお金で買えないので、やむを得ないという方もおられるでしょう。
そこでどこに頼むのかが重要ポイントになってきます。
私が依頼したデジタルデータリカバリーの評判を探ってみましたが、決して悪い業者ではなく、むしろ業界最大手で技術力には定評のあるおすすめ業者。実際にやり取りした中でも押し売りのようにグイグイ来る感じではありませんでした。
しかもHDDを送る前に、きちんと5万円以下にはなりませんと断言してくれたことも良心的です。
ただ個人だと値段が高い傾向はあるようですね。
(実際、法人か個人か確認されました。法人だと少し安くなるっぽい言い方でした。)
着払いで送って、修理を依頼しない場合の送料は負担しなければなりませんが、それは至極当然のこと。
やっぱり子どもの画像や思い出の品って、お金に変えられないところはあるので、しっかり見積もりを出してもらうというのもひとつの手です。
郵送のやり取りなら、リアル対人でグイグイ商談されるより、頭を冷やして考える時間もできることだし。
ただ、高額になるということは理解したうえでやり取りすることが肝心です。
でなければ、私みたいにええええ???ってなりますから。今思うと、2~3万円くらいなら出せるかな~なんて、相場観がないのも甚だしい。0が一つ多いですから。
そのくらいの金額は覚悟しておかないと…。
最後にもう一つ。
もし、復旧したあと新たに外付けHDDを購入しようとするなら、SEAGATEはやめておいたほうがいいかも。
実は今回故障したのはSEAGATEの2TBの外付けHDD。約1万円程度で購入しました。
外付けHDDのデータ復旧を調べていると、いくつものサイトで故障率がやや高いという記載を目にしました。
知っていれば買わなかった…。