ダイエットにも関心はありますが、成功してもボディがたるんでいたら意味がありませんね。
いくつになってもキレイな肌をキープしたいもの。
巷に流れている情報はホントに正しいの?
そこで数多くの美容のうわさの中から特に気になる8項目をピックアップしてみました。
ボディケアついて、きちんと知っておきたいことをQ&A形式でご紹介します。
Contents
美容のうわさ・ボディケアについての8つのQ&A
Q1 ナイロンタオルで洗うと肌が黒ずむ
刺激のある素材で肌を強くこすることによって起こる黒ずみは、「黒皮症」と呼ばれる色素沈着です。
黒皮症はメラニン色素が表皮の一部に過剰にたまったシミとは状態が異なり、メラニン色素が真皮まで入り込んだ状態を指します。
肌当たりのしっかりしたナイロンタオルは、肌を傷つけて黒ずみを起こすように見えますが、実のところ、「強くこすらないと洗った気がしない」ことによる洗いすぎが、本当の原因です。
強い摩擦をくり返すことで起きる症状なのでナイロンタオルに限らずゴシゴシ洗うことがNGです。
日本人を含め東洋人は白人に比べると、もともとメラニンの量が多い人種です。それだけに肌も黒ずみやすいのです。
第一の予防法は、とにかく優しく洗うこと。
毎日お風呂に入るのであれば、脇や陰部などの汚れの多い部分にはソープが必要ですが、体の大部分はシャワーを流しながら手でさっとなでるだけでも汚れは十分落とせます。
Q2 夜10時に寝ると肌の老化が遅くなる
夜10時から午前2時が肌のゴールデンタイムといわれる理由は、この時間帯が成長ホルモンの分泌のピークに当たるからです。
成長ホルモンは全身に働いて代謝を調節している肌の新陳代謝に最も欠かせない大切なホルモンです。
分泌量は加齢とともに減少しますが、一生を通して分泌され続けます。
また分泌を高めるには、リラックスした状態が好ましく、肌のためには夜10時に寝るのが理想と言われる理由もここにあります。
現代生活で22時にベッドに入ることはなかなか難しいのが現実ですが、せめて22時前にメイクを落とすように心がけましょう。
Q3 甘いものを食べ過ぎると肌のキメが粗くなる
詳しい理由はわかりませんが、砂糖を多く食べる人は、肌の炎症が起こりやすく、治りにくいようです。
糖分の摂り過ぎでも和菓子と洋菓子では、洋菓子のほうが肌を荒らします。
洋菓子は生クリームやバターなどの乳脂肪分を多く含むため、脂肪分を代謝する際にビタミンB2という美肌ビタミンが不足し、小鼻や腕などに脂肪のブツブツができることがあります。
一方、和菓子は、小豆に含まれるサポニンに砂糖を吸収しにくくする働きや便秘を防ぐ効果があり、洋菓子に比べるとニキビや吹き出物が出にくいようです。
またメープルシロップは糖質の吸収を邪魔する働きのフェノール類を含むため、砂糖よりはやや肌に良いと言えます。
Q4 豆腐をたくさん食べるのは美白に良い
直接的に美白効果があるとは言えません。
ただし、豆腐はタンパク質を多く含むほか、肌を再生させるビタミンB2やアンチエイジング効果のあるビタミンEを含むため、ずっと多く食べ続ければ肌の新生が進み、くすみのない肌が作られていくと言えます。
また、大豆オリゴ糖の働きで腸内環境が整って肌がきれいになることもあるでしょう。
ビタミンCや、ビタミンB2をあわせて摂ると効果が増します。具体的な料理としてはビタミンCを豊富に含むゴーヤのチャンプルなどおすすめです。
Q5 コラーゲンやビタミンは多く摂るほど肌に良い
タンパク質であるコラーゲンには細胞を修復する働きがあり、1日に100g摂った場合でも気になる悪影響はなかったという報告があります。
コラーゲンは消化、吸収の過程でその約半分が使われてしまうため、美肌のためには多めに摂ることを心がけて良いでしょう。
ちなみに1本に10gのコラーゲンを含むコラーゲン飲料を1日3本ずつ、10日間続けて飲むという実験では肌のカサつきなどが大きく改善されたという結果が出ています。
ビタミンは、多く摂っても尿中に溶けて排出されず、体内に蓄積される脂溶性のA、E、D、Kに関しては注意が必要です。
特にビタミンAには胎児に奇形を生じる可能性があることが認められています。ふつうに食事をしている分には摂り過ぎになりませんが、サプリメントを利用する際には十分注意しましょう。
Q6 キャベツを食べると胸が大きくなる
生のキャベツを多く食べるダイエットでは体重は落ちても胸は落ちない、という噂は本当でしょうか。もしそうなら誰もがチャレンジしたいダイエットですよね。
しかし実際のところよくわからないのが本当のところです。
胸が大きくなるかもしれないと言われる要因としては、よく知られているようにキャベツがビタミンCとビタミンUを豊富に含み、胃の粘膜などを修復する力が高く、胃腸の調子が良くなったときにホルモンバランスが整うことが挙げられます。
また、生のキャベツをよく噛むことで、頬から首、肩にかけての血行が促進されることも、バストアップにつながるとされる理由かもしれません。
いずれにせよ、キャベツを食べるとすぐに胸が大きくなると考えるのは短絡的でしょう。
同じような理由できな粉牛乳も挙げられます。
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Q7 年をとると女性もヒゲが濃くなる
性差なく人は男性ホルモンと女性ホルモンの両方を持っていますが、そのバランスには個人差があります。
女性ホルモンがガクンと減る閉経後の女性は、男性ホルモンの影響を受けて「鼻の下のうぶ毛が濃くなる」「足の指に毛が生える」などの現象が出る場合があります。
頻繁に剃ると、防御反応でより濃くなることもありえるので、どうしても気になる人は、レーザーでの永久脱毛を考えてみるのもよいでしょう。口周りの脱毛は10分程度。料金は1回1~2万円が平均です。
Q8 手と首は年を隠せない
外的刺激を受けやすい状態にあって、顔ほどかまってもらえないことが、「手と首は年齢を隠せない」と言われる最大の要因です。
しかし逆を言えば、ケア次第で隠せるということになります。
(参考文献:REAL SIMPLE No.23 日経BP社発行)
気になる美容のうわさ