酢にんじんをご存じですか?
これ、毎日食べると若返り効果が期待できます。特にアラフィフ世代、アラカン世代の方は毎日食べてほしい食品です。
お酢とにんじん、
これが最強の組み合わせで、一緒に摂ることで相乗効果があり、最強のエイジングケアとなります。
最近肌の調子がよくない、お通じが悪いという方、簡単にできるので早速作って召し上がってみてください!
薄毛を気にしだした夫に
「ハゲが治るらしいよ」と言って差し出したら、「酢の物は苦手…」と言いながら手をつけなかったのが積極的に食べてくれるようになりました。
夫は糖尿病なので食べさせたいと思い、苦しまぎれに言った(嘘も方便)のですが、なまじ嘘ではなく、肌や髪にもいいのです。
そんな酢にんじん、簡単にできます。
まずは作り方からご紹介。
酢にんじんの作り方
材料
- にんじん…2本
- 塩…小さじ1/2
- リンゴ酢…100ml
- はちみつ…大さじ1
How to cook
1にんじん2本は皮つきのまま洗います。
にんじんの皮には、目や肌の健康や、免疫力がアップする作用があるβ-カロテンが多く含まれています。皮をむくと栄養が半減してもったいないことに。
2
にんじんのヘタと下の部分を少し切り落とします。
3
スライサーでにんじんを細く切ります。
包丁で細切りしてもいいですが、スライサーでカットしたほうがふわりとした食感になり食べやすいです。
スライスしきれない分は、包丁で細かく切りましょう。
4
小さじ1/2を入れて揉みます。
揉んで全体に塩を馴染ませます。このまま5分ほど置くとにんじんがしんなりとしてきます。
5
酢100mlをタッパに入れます。
酢は、米酢、穀物酢、リンゴ酢、醸造酢、黒酢などお好みのものをお使いください。
個人的にはリンゴ酢がさっぱり爽やかな甘さがあり、食べやすいです。
今回は、リンゴ酢と黒酢をブレンドしたものを使いました。酢の物が苦手な方は食べやすいと思いますよ。
6
はちみつを大さじ1加えます。はちみつはお好みで量を調整してください。
リンゴ酢の場合ははちみつは控え目に入れてもいいです。
7
お酢とはみちつをよく混ぜ合わせます。
8
にんじんを入れて酢に漬かるように軽く揉み込みます。
9
ふたをして30分ほど置いたらできあがり。
冷蔵庫で保存すると2~3週間は日持ちするとのこと。
ただ我が家では3人で食べるので2~3日でなくなり、2週間持ったことはありません。
もっと大量に作ればいいのですが、新鮮なものを食べたいので、この量がベストです。
酢にんじんはいつ食べる?
酢にんじんは食前に摂ることで、血糖値をコントロールし糖化予防に役立ちます。
食べる量は小皿にこんもりと盛った量を目安に。1日あたり1/2本ほど食べるといいでしょう。
糖化とは、老化の原因のひとつと言われています。
血液中の余分な糖とたんぱく質がくっつくと、AGE(Advanced Glycation End Products)という物質がつくられます。
AGEは、シワやシミ、たるみなど肌の老化を加速させ老化症状を引き起こします。
糖とたんぱく質がくっつかないようにするためには血糖コントロールが大切で、お酢にはAGEを防ぐ作用があります。
にんじんに含まれるβ-カロテンと同時に摂ることで掛け算となり相乗効果で糖化予防に役立ちます。
酢にんじんの効果がすごい
酢にんじんは糖化予防だけでなく、その他驚くべき健康効果があります。
血圧を下げる効果
酢に含まれる酢酸は、血管を拡張させる作用があり、血液の流れをスムーズにしてくれます。
そして血液中の悪玉コレステロールを減らして血液をサラサラにします。
また、にんじんに含まれるカリウムは、体内の余分な塩分を排出してくれるので血圧を下げる効果があります。
60歳以降は血圧が高くなる方も多くなります。
高血圧を放置すると、脳梗塞や心筋梗塞など病気のリスクが高まります。
ぜひ毎日積極的に酢にんじんを食べて予防することが大切。
私事ですが、昨年父が脳梗塞で倒れました。
酢にんじんの存在をもっと早く知っていたら、父の脳梗塞を予防できていたのかな…と思うと、あたらめて食の大切さを実感します。
血糖値の上昇を抑える効果
私の母(83歳)と夫は糖尿病なので、二人にはぜひとも酢にんじんを食べてもらいたい。
酢にんじんには血糖値の上昇を抑える効果が期待できます。
酢に含まれる酢酸は、糖の吸収スピードを遅くして血糖値の上昇を緩やかにします。
さらににんじんに含まれる食物繊維も腸内でゲル状になり、糖を包み込みながら移動するので糖の吸収スピードを遅らせます。
酢とにんじんを同時に摂ることで相乗効果があり、血糖値を下げる効果が期待できます。
食物繊維を先にたべることで、血糖値の上昇を抑える効果が高くなるので、最初に酢にんじんを食べるのがおすすめ。
便秘解消
私は酢にんじんを食べ始めてお通じがよくなりました。
酢には腸内環境を整える効果があり、にんじんに含まれるβ-カロテンも体内でビタミンAに変化して腸の粘膜を正常に保つ効果があり、食物繊維も善玉菌のエサとなります。
腸内環境が整うと、免疫力もアップし、風邪などひきにくくなります。
老化防止
これが一番うれしい効果ですが、酢にんじんには老化防止効果も期待できます。
老化の主な原因に活性酸素があります。
体内で蓄積された活性酸素は美肌に必要なコラーゲンやエラスチンを減少させ、シミやシワ、たるみの原因であるメラニン色素を増加させます。
活性酸素から身体を守るには、抗酸化力をつけること。
酢や、にんじんに含まれるβ-カロテンには強い抗酸化作用があり、活性酸素から守ってくれます。
まだβ-カロテンは老眼や白内障の予防や改善にも役立ちます。
目の毛様体の弾力性をアップさせる効果があるβ-カロテンを積極的に摂ることで水晶体の白濁を防ぐ効果が期待できます。
ダイエットにも効果あり
さらにうれしいのはダイエット効果もあること。
酢に含まれる酢酸は、体に脂肪がつきにくくする効果があります。
またにんじんに含まれる食物繊維は満腹感を高め、便通もよくしてくれるので、酢とにんじんの掛け合わせで効果倍増です。
夫は糖尿病ですが、にんじんがあまり好きではないと酢にんじんを食べてくれませんでした。
恐らく糖尿病に効くと言ったところで、他のもので代用すると言われかねないことは予想できました。
そこで、
「酢にんじんって、ハゲに効果があるみたいよ」と言ったら、
夫の表情がパッと明るくなり、前のめりになりました。
そのときはでまかせに言ったのですが、あながち嘘でもない事実が判明。
お酢に含まれるアミノ酸は頭皮の血行をよくし、髪の成長を促してくれます。
とくに黒酢は他のお酢と比べてアミノ酸の含有量が多く、他の酢には含まれていないビタミンB2を豊富に含んでいるので、髪にハリとツヤを与えます。
なので私はリンゴ酢と黒酢をブレンドしたお酢を使っていますが、これがさっぱり爽やかな味で食が進みます。
お酢のツンとした食感が苦手な方は、リンゴ酢がおすすめです。
- 血圧を下げる効果
- 血糖値の上昇を抑える効果
- 便秘解消
- 老化防止
- ダイエット効果
- ハゲ予防
これだけの効果が見込める酢にんじん。
もはや、食べない理由はありませんよね?
高いお金を出してサプリを買ったり、高級食材を食べなくとも、身近にある食材でこんな素晴らしい効果があるなんて。
酢×にんじん=相乗効果で効果倍増!!
しかも、意外とおいしい。
癖になります。ぜひ、作ってみてください。
作り方まとめ
- にんじん2本は皮つきのまま洗います。
- にんじんのヘタと下の部分を少し切り落とします。
- スライサーでにんじんを細く切ります。
- スライサーしたにんじんに小さじ1/2を入れて揉みます。
- 酢100mlをタッパに入れます。
- はちみつを大さじ1加えます。はちみつはお好みで量を調整してください。
- お酢とはみちつをよく混ぜ合わせます。
- にんじんを入れて酢に漬かるように軽く揉み込みます。
- ふたをして30分ほど置いたらできあがり。