築20年の我が家の洗面所のクッションフロア(CFシート)は悲惨な状態になっています。
入口のシートがめくれ上がり見るも無残……。
今回、洗面所に乾太くんを設置することが決まり、ついでに11年使用した洗濯機も新調することにしました。
このタイミングを逃すと床はもうずっとボロボロのままなので、この機会にクッションフロアの張替えにチャレンジしようと一念発起。
そこで簡単にできるらしい自力DIYで試みようとしましたがあっさり断念。
途中までやる気満々だったのですが、無理だと悟りました。
そこで、プロの業者にお願いすることにしました。
この記事は「クッションフロアの張り方」というガイダンス記事ではなく、プロの業者さんから聞いた張り方のコツをメモした単なる備忘録。
参考になるところがあればどうぞ。
洗面所の床を張り替える前の状態
お恥ずかしいですが、こんな状態で洗面所を使っておりました。
シートの色目も髪の毛や埃などの汚れが目立ちやすく、定期的にオキシクリーンで磨かないといけない。
ただきれいに掃除をしたところで、出入口の剥がれだけは誤魔化せません。
型紙を作るといいとのアドバイス
私は不動産会社に勤めておりますが、賃貸の業務を行っているため補修関係はさっぱり。
そこで内装部署の方にアドバイスを求めたら、洗面所はやる箇所も少ないし、意外と簡単にできるとのこと。
計測してみたら約2.9㎡程度。畳2枚分にも満たない広さ。
角のところさえきれいにできればあとは簡単よ。とのアドバイス。
ただ、その角が難しい…。桟と桟の間などはやるの?という疑問。
そこでコピー用紙の裏紙を使って型紙を作ることに。
A3とA4のコピー用紙をつなぎ合わせて角に合わせてカット。洗面所の床に合わせて型取りしました。
昨年春に次女が部屋の模様替えをしたとき自力でクッションフロアを張り替えた余りがあったので、複雑な箇所だけカットして試してみました。
意外ときれいにできました。
ただパーツだけなので、たまたまきれいにできたのですが、まるっと型紙を作るとなると、ずれてしまう可能性大。
まさか洗濯機を移動させて型紙を取るわけもいかず、洗濯機下の箇所は型紙を取れず。
アドバイスしてくれた内装担当の方は、知識もあり、経験もあるので簡単と言うのですが、まったく素人の私がやるには、なんだか敷居が高い…。
ずれる予感しかしない…
いや、確実にずれる……
自力DIYを諦めたもう一つの理由は……
近くのホームセンターに偵察に行きましたが、クッションフロアの商品ラインナップが極端に少ない。
というか、ない…。
木目のフローリング調はちょっと違うし、とにかく商品を選べない。
ネットで買うにも、材質を触ってみることができないのでかなり危険…
というのは昨年春に次女はネットでクッションフロアを注文したのですが、張り替えたあと、ツルツル滑ります。
我が家には高齢者がおり、父は身体が不自由なので滑るような素材はNG。
そんなわけで自力DIYを諦め、業者に依頼することに。
クッションフロア張替えの費用
乾太くんの設置にあたり、20年来のお付き合いのあるガス会社販売店担当者に見積もりをお願いしました。
その際にクッションフロアを張り替える業者を知らないか尋ねたところ、懇意にしている業者がいるとのこと。
さっそく見積もりをとってもらったら、25,000円という金額提示。
ネットで調べたところ、相場からして安い金額です。
会社の内装担当者に聞くと、その金額なら重ね張りではなかろうかと。
●新規張り
今ある床材を剥がして、下地の上に新しい床材を張る方法
●重ね張り
今ある床材の上に、直接新しい床材を張る方法
重ね張りだと、上から張るだけなので作業時間も短く手間がかかりません。 ただ床の高さがクッションフロア分高くなってしまいます。
最初、重ね張りと聞いて、「えっ?」と思いましたが、現場では意外と多く取り入れているらしく、仕上がりには問題ないとのこと。
仮に自力DIYをするなら、重ね張りにしたほうがいいとのアドバイスだったので、ここは特にこだわらなくても良さそう…。
重ね張りを想定して1週間前にクッションフロアのお掃除を行いました。
いくら重ねて見えなくなるとはいえ、汚れた床のままだと気持ち悪いし、スッキリしないしね。
クッションフロア選び
業者さんからサンゲツのカタログをお借りし、どのシートにするか家族で話合い。
見本はちいさなサンプルしかなくて、イメージが湧かず、ネットで「サンゲツ (品番)」で検索して施工後のイメージ画像を見て感じを掴みました。
夫は白系がいいと言いましたが、それって、いかにも掃除をしない人が選ぶ色だよね。
現在ベージュ系の床ですが、髪の毛、埃が目立って気になります。
私はグレー系がいいと思ったのですが、長女は大理石調がいいとみんな意見がバラバラ。
ここでYouTubeなどで情報を収集すると、洗面所でNGなクッションフロアの色は 1位が白系。
染み付いた汚れがどんなに掃除をしても取れないというのが大きな理由。
確かに我が家でも洗濯機下の汚れは磨いても取れなくなっています。
次いで2位が黒系。
埃が目立つようです。とくに模様のない単色黒はおすすめしないとのこと。
それらの意見を鑑み、大理石調の落ち着いたグレー系に決めました。
「サンゲツ HM-11111」で検索してイメージを掴み、こちらでお願いすることにしました。
実際サンプルで見ると暗めに見えましたが、ネットで見ると明るい色目です。
実際張った画像と比べると、ネットとは微妙に雰囲気が違いますねww
実際はサンプルは濃く見えるようで、それを見越して色選びをするといいとのことです。
プロのお仕事拝見
そして乾太くん設置工事日。
朝一で内装業者さんが来られ、まずは床の張り替え作業。
なんと重ね張りではなく、既存のシートを剥がし新規張りしてくれました。
業者さんいわく、シートを剥がすと過去何回張り替えしたのか接着剤とCFシートの裏紙の付着した層でわかるとのこと。
半面ずつの作業で、まずは接着剤を塗布します。
しばらく乾かしてから張り付け作業。
CFシートを張るときに持っておくと便利なのはクッションフロアカッター。
クッションフロアの余分な部分を、カッターを壁に押し当てながら滑らせることで、定規なしでまっすぐにカットできるというグッズ。
ただし、クッションフロアの厚みに合わせてサイズ調整しなければならないので、そこが難しいらしい。
シートを被せて、床のサイズより大きめになるようザッとカット。
ヘラで空気を抜きフラットにします。
そこから少しずつ余分なところをカットしていきます。
地ベラを壁に当てて、余分なクッションフロアをカッターナイフでカットします。
地ベラはサイズ違いをいくつか持っているほうが便利。地ベラの上からカッターでカットします。
【入隅の処理方法】
入隅の切り方を教えていただきました。
角の部分を折り曲げます。
端の部分を合わせて折り曲げます。
コーナー部分をしっかり押し当て、角の位置を付けます。
くせをつけた角部分からカッターで切り込みをいれます。
再度、角に合わせます。シートを戻すと余分なシートが壁に立ち上がります。
洗面所床の角とクッションフロアのV字型の角が 合っていることを確認したら、地ベラをあてます。
地ベラの上からカッターで余分をカットします。
パッキンのネジを開けて、CFシートを中に入れ込んで固定してくれたので、丈夫な仕上がりになりました。
ボロボロだった洗面所入口のCFシートもこんな風にまるでここだけ新築に戻ったみたい。
今回、どうしても自力でできる自信がなくて業者さんに依頼しましたが、結果よかったです。
ヾ(⌒▽⌒)ゞ
後日談ですが、選んだクッションフロアの柄、大成功です。
髪の毛が落ちていても全く目立ちません。
洗面所にはグレー系でマーブル柄、かなりおススメです。
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