モノトーンでスタイリッシュなクロス柄。かぎ編みの長編みでアクリルたわしを作ってみましょう。
2色で編むときの糸の渡し方について詳しく解説します。
Contents
長編みだけで作る北欧クロス柄のアクリルたわし
材料
- アクリル毛糸…ここでは100均ダイソーの毛糸を使用
- 6/0号かぎ針
- 7/0号かぎ針
- 毛糸用とじ針
- 糸きりはさみ
黒糸は編み目が見づらいので、グレーの糸を使ってガイダンスします。以後、表現は黒糸とします。
長編みの北欧クロス柄のアクリルたわし編み図
編み図はこちらです。
シンプルに長編みだけで編んでいきます。ここでポイントとなるのは、糸の替え方。
ここでは糸渡しにポイントを絞って解説したいと思います。
基本的な編み方の説明は割愛します。長編みの編み方、一段あがるときの編み方、糸の始末…など、おさえておきたいポイントは5つあります。
ポイントだけ箇条書きにすると…
- 最初のくさり編みはゆったり目に編む(1つ大きめの針を使うのがポイント)
- 1段目の立ち上がりの3目の次の長編みはくさり編み5目目の裏山を拾う
- 2段目の立ち上がりの3目のくさりはねじれないようにして裏返す
- 立ち上がり3目の次の長編みを編むとき針をさすのは、隣の隣
- 編み終わりの16目目の長編みは前段の立ち上がりの目の下から3目目に針を通す
長編みの北欧クロス柄のアクリルたわし編み方
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- くさり編みの作り目をつくり、くさり編みを16目編みます。
- 1段目
立ち上がりのくさり編みを3目編みます。
- くさり編みの5目目の裏山に針を入れて長編みを1目編みます。ここで2目長編みが編めたことになります。
- 続いて14目くさり編みの裏山にかぎ針を入れ1段目を編んでいきます。
- 2段目
1段目が編めたら、そのままくさり編み3目編んで、2段目の立ち上がりの目にします。
- そのままくさり編みがねじれないように編み地を裏に返します。
- ここですでに2段目の最初の1目は編めたことになるので、2つ目の長編みを編みます。
そのときにかぎ針を入れる穴は立ち上がりの目の隣ではなく、その隣に針を入れて長編み1目編みます。
- 続けて3目長編みを編んでいきます。立ち上がりの3目含めて合計5つの長編みが編めました。
- ここからクロスの模様を入れていく作業になります。
色を変えるのは、7番目からの長編みですが、その手前の6番目の長編みの最後に色を変えなければなりません。
6番目の長編みを編むときに、未完成の長編みを編み、最後に糸を引き抜くときに、黒の糸から白糸に変えて糸を引き出します。針にかかった糸が白糸に変わりました。
そのまま3目長編みを白糸で編みます。
ここで黒の糸と白糸の最初の糸と編んでいる白糸の3本は編みくるんでいきます。
- 白糸の長編み4目目でひきぬくときに、黒の糸に変えます。そのまま黒で5目長編みを編みます。
- 16目目の長編みは、2段目の立ち上がりの目の下から3番目の目の中に針を入れて編みます。これで16目長編みが編め、2段目が編めました。
- 3段目
16目目の長編みを編んだ糸先は、正面からみて内側に伸びています。その黒の糸に白糸を手前に向かって引っ掛けます。
- そのまま3段目の立ち上がりの3目を編みます。
- 編み地を裏に返し、白糸を向こう側に這わせ、編みくるみながら合計6目黒の糸で長編みを編みます。
- 9と同じように白糸に変えます。黒糸の6目目を引き抜くときに白糸に変えます。そのまま4目白糸で長編みを編みます。
- 白糸で4目目の長編みで、糸を引き抜くときに黒糸に変えます。黒の糸で6目長編みを編みます。3段目が編めました。
- 4段目
16目目の長編みを編んだ糸先は、正面からみて外側に伸びています。その黒の糸に白糸を向こう側に引っ掛けます。
- そのまま3段目の立ち上がりの3目を編みます。
- 編み地を裏に返し、白糸を手前に這わせ、編みくるみながら黒の糸で未完成の長編みを編みます。
- 未完成の長編みの糸を引き抜くときに黒糸から白糸に変えます。そのまま白糸で12目編みます。
- 白糸で12目目の長編みで糸を引き抜くときに黒糸に変えます。そのまま2目黒糸で長編みを編みます。4段目が編みあがりました。
- 5段目
糸の渡しかたは12~14と同じようにします。
5段目は、4段目と同じように黒糸2目+白糸12目+黒糸2目の長編みで編みます。
- 6段目
糸の渡しかたは17~19と同じようにします。
6段目は、2段目と同じように黒糸6目+白糸4目+黒糸6目で編みます。
- 7段目
糸の渡しかたは12~14と同じようにします。
7段目は、6段目と同じように黒糸6目+白糸4目+黒糸6目で編みます。
7段目の白糸を編み終わったら、白糸は編みくるまなくてもいいです。
- 8段目
8段目は黒糸で16目長編みをします。
- ループをつけます。くさり編み15目編みます。
- くさり編みの編み始めの目の位置にかぎ針を入れ、引き抜き編みをします。
- 編み始めと編み終わりを毛糸用のとじ針を使って糸の始末をしてできあがり。
糸渡しのしかたを詳しく説明
レシピを見て、げんなりきたかもしれません(汗)
少々、詳しく書き過ぎたので却って分かりにくかったでしょうか?
ざっくり言うと、1段に長編みを16目編み、その途中に糸を変えてクロス柄にしますよ!という説明です。
その糸の替え方を理解しておけば何てことない。それをくどくど…書いているだけのレシピです。
ただ闇雲に糸の色を変えていっても美しい仕上がりにはなりません。クロス柄がガタガタになったり、側面の渡した糸が必要以上に見えていたり…
そこをきちんとおさえているかどうかがポイント。
柄の途中で糸色を変える方法
編んでいる途中で、糸の色を変えたい場合、例えば2段目なら黒糸で6目長編みして、白糸で4目、次に黒糸で6目長編みしています。
糸を変えるとき、黒糸で6目長編みし、次の7目目から白糸に変えるのはNG。糸を替えたいときはその前の目で色を変えておかなければなりません。
なので、黒糸で編む6目目の長編みを編むときに、最後に引き出す糸を白糸で引き出すようにします。
この基本がわかると、レシピの9の内容が理解できますね。
この画像は、白糸で4目目の長編みで糸を変えたところです。
次の目に黒糸で1目長編みを編みました。このようになります。
側面の糸の渡し方
レシピの12~14、17~19については、ざっくり言うと、
2、4、6段目などの偶数段は、長編みの糸先が自分からみて内側に向いているので、白糸を手前に引っ掛けて、立ち上がりの目を3目編み、編み地を返して、白糸を向こう側に這わせて編みくるみます。
糸先が内側を向いています。
白糸を手前に引っかけます。
白糸を引っ掛けたまま立ちあがりの3目を編みます。
編み地を返し、白糸を向こう側(背面)に持ってきて、編みくるみながら長編みを編んでいきます。
1、3、5段目などの奇数段は、16目目の長編みの糸先が自分からみて外側に向いているので、白糸を向こう側に引っ掛けて、立ち上がりの目を3目編み、編み地を返して、白糸を手前に這わせて編みくるめばキレイに見えますよ。という説明です。
糸先が外側に向いています。
白糸を向こう側に引っかけます。
手前に白糸を這わせて、編みくるみながら長編みを編みます。
OKな例
糸渡しがうまくできた例
NGな例
黒糸をまたいで白糸が出てきてしまった例
糸目が多少出ても気にならない場合は、ここまでこだわる必要はないかと思います。難しいなら直観的に編んでいき、糸目が出てしまったら、周りをぐるりと縁編みして隠す…という方法もあります。
あまり気を張らずに、気楽に楽しく編んでみてくださいね。
参考書籍:北欧テイストのエコたわし
今回参考にしたのはこの本。少しアレンジを加えて編んでみました。
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