お昼ごはん、どうしてますか?
我が家は現在、私と長女の弁当を朝作っております。
子どもが中学生までは給食があったのですが、高校からは弁当持参になります。
長男、長女とも学食(学生食堂)には行かず、お弁当を持参。
そしてこの春から次女も晴れて高校生となるので、朝作る弁当が1個増えるわけです。
長女の通う高校は、我が家から2駅先で駅から3分という好立地。朝課外(福岡では朝早くに課外授業があっています)がある日でも7時前に家を出ればいいので、6時過ぎに起きれば充分間に合います。
ところが、次女が通うことになる高校は、隣市になりドアツードアで1時間。朝課外に間に合うようにするなら、6時半には家を出なければなりません…。
長男のときも遠い高校だったんで、5時に起きて作っていたんですよ。しかも1リットルの弁当箱に詰めれるだけのおかずの量を…。
ところが長女で楽をさせてもらったので、私の体内時計は6時にしか起きれないようになってしまっている…。
これはやばい…。
ママ友に相談すると、かえってきた答えは
「我が家は前日に作っているよ」
えっ?前日…。それって大丈夫?!
新学期が始まる前のこの春休み期間中は、弁当持参は私だけなので、人体実験(?)してみました。
前日弁当、大丈夫かのレポです。
Contents
前日に弁当をつくるのは大丈夫か?
Point1:冷蔵庫の野菜室に保管
そのママ友いわく、
前日の晩ご飯の支度のときに弁当も一緒に作り、ごはん以外を弁当箱に詰め、充分冷ましてからフタをし、冷蔵庫の野菜室に保存。
当日の朝、ちゃんとレンジで加熱して、朝炊いたご飯を詰めて、しばらく冷まし、フタをして持たせているとのこと。
このスタンスでもう何年もやっているけど、今までお腹を壊したとの報告は受けたことがないと言うことでした。
お弁当を前日作ることの不安は何といってもお弁当が腐らないかどうかではないでしょうか?
作ってから時間が経つと気になるのが菌の繁殖。
冷蔵庫で保存していたとしても菌はついてしまいます。
そこで菌の増殖をさせない工夫が必要になってきます。
お弁当を詰めるときの注意点として
- お弁当の具材には直接手が触れないようにする。
(菜箸やビニール手袋を使用する)
- おかずを詰めたら完全に冷めるまでフタをしない。
(フタにつく水蒸気の水滴が傷みの原因になる)
この2点を押さえて詰めるようにすればOK。
Point2: 朝電子レンジで加熱する
私の職場では電子レンジがあるので、冷たいお弁当もチンすればほっかほかになり、快適に食べることができますが、高校にはそんなものありません。
冷たいまま食べることになります。
自分だけほっかほかを食べるのは何だか申し訳ないような気がして、職場ではチンせず常温保存してた弁当をそのまま食べています。
しかしこれが意外と違和感なく食べれるんですよ。
でもこれは当日朝に作った弁当の話。
では、前日に作って冷蔵していた冷たい弁当はどうでしょうか?
実は冷蔵庫から出した弁当をそのまま持っていくのではなく、
朝、電子レンジで加熱することが前日弁当のポイントとなります。
理由は、菌の増殖を防ぐため。
お弁当にしっかり火を通すことによってほとんどの菌は死滅するらしいです。75度以上であれば1分以上加熱すればよいとのこと。
前日作った弁当を野菜室から出して、電子レンジで加熱し、冷ましてからフタをして持たせます。
朝の忙しい時間は、まず弁当を加熱し、冷ましている間に朝食や身支度をし、外出前にフタを閉めれば効率がいいですね。
本当は別の容器におかずを入れて冷蔵し、当日朝は加熱してから弁当箱に詰めたほうがいいようです。
そうは言っても朝の貴重な時間。なるだけ時短したいときは前日に弁当箱に詰めてしまっても大丈夫。人体実験済みです。(笑)
Point3:ご飯は朝炊く
ご飯も前日炊いたものを詰めておき、朝おかずと一緒に加熱すればいいように思いますが、これ、おすすめしません。
なぜなら、
まずい…( ̄д ̄)
炊き立ての米粒がピンと立ったご飯はおいしいですが、いったん冷蔵して電子レンジで加熱して時間を置いてしまったら、別物になってしまうのです。
職場など電子レンジがある環境なら、いっそご飯ごと冷凍した弁当を保冷剤を入れたバックに入れて持っていき、食べる直前に加熱すればまあまあおいしく召し上がることができます。
しかし、中途半端な解凍なら却ってまずい。
やはり手間でも、ご飯だけはタイマーをセットして炊飯し、朝、炊きたてのご飯を弁当箱に詰めて持っていきましょう。
ただししっかり冷ますのがポイント!
フタをしめたときに水蒸気がつかない程度に冷まします。
Point4:生野菜は入れない
夏場などとくに生野菜は菌が繁殖しやすいということから、入れないほうがいいということです。
とはいえ、グリーンがないとなんだか茶色一色の弁当になってしまい、見た目もおいしくなさそう…。
我が家では、仕切りとしてレタスやサニーレタス、グリーンリーフを使っています。
当然そのレタスも食べていますが、今まで1回もそれでお腹を壊したことはありません。
彩り程度に加えるなら問題はないかと思います。
ただし、水洗いした後はキッチンペーパーなどでしっかり水分を拭き取って入れることが重要です!
どうしても気になる方は野菜を除菌できる洗剤があります。↓
やさいくだものあらいは、食品をそのままザブザブ洗うことができます。
使い方は簡単。
ボウルに1~5リットルの水を入れ、やさいくだものあらいを5ml程度入れてよくかき混ぜます。その中に野菜や果物を約5~10分程度浸して水洗いするだけ。
成分は
- ミネラル水
- ハーブエキス(青森ヒバエキス・オレンジエキス)
- 大豆レシチン
- 貝殻
- 発酵物質
の安心なものばかり。
スーパーで買ってきたほうれん草をまずやさいくだものあらいで洗い、1週間冷蔵庫で保存してみると、傷みも少なく、フレッシュな状態を保つことができます。
なんと、お肉にも使えるんですよ。お肉を洗うって発想がなかったのでこれは斬新でした!
洗って保存すると、お肉の黒ずみの予防ができます。
1本で約40回使えるのでコスパも良く続けやすいですね。
農薬や放射性物質等から家族を守る一押しお役立ちアイテムです。
Point5:プチトマトは朝のレンジ加熱後に加える
お肉中心の弁当だと、茶色の弁当になってしまいますね。そんなときプチトマト1個入れるだけで随分見た目も違ってきます。
ただ前日プチトマトまで弁当箱に詰めてしまうと一緒に電子レンジで加熱してしまうので、できれば加熱して冷ましたあとに加えたほうがいいですね。
このくらいなら大した手間ではありませんね。
Point6:味付けは濃い目にする
昔の電子レンジなどなかった時代は味を濃くすることで菌の繁殖を防いでいました。
食べ物も温かいと味がダイレクトに伝わりますが、冷めると薄く感じてしまいます。
常温で食べる弁当は濃いくらいがちょうどいい味加減になります。
防腐剤の代わりとして濃い味付けにしていたのは先人の知恵ですね。
お弁当のときはちょっと濃いめに味付けしてOK。塩分が気になる方は加減して調整してくださいね。
Point7:酸化防止効果や防腐効果のある食材を使う
夏場であれば、ご飯にお酢を混ぜてすし飯のようにして持っていくと傷みません。
ご飯に梅干しを1個入れておくだけでもいいです。梅干しは胃液の殺菌作用があるため、食べたあとに効果を発揮します。ただし塩分を摂り過ぎないように他の食材とのバランスを考えていれましょう。
他にも生姜やカレー粉なども防腐効果が期待できるようです。
前日弁当のメニュー実体験レポ
では、前日に作って食べてみたメニューの感想を述べたいと思います。
チキン南蛮
前日に大量に(むね肉4枚分)作ったので、当然ながら弁当にも入れました。
もちろんゆで卵とたまねぎのみじん切りを入れたタルタルソースも。
弁当にマヨネーズ系は傷みやすいためよくないと言われておりますが、全然大丈夫。
むしろ鶏肉のほうが固くてあまり美味しくありませんでした。
前日の夕食で食べたときはまずくはなかったのですが…。これは再加熱したせいでしょうか??
冷凍食品
あと1品ほしいとき、弁当箱のすき間を埋めたいときのお助けアイテム、冷凍食品。かにクリームコロッケを入れてみました。
いつもは当日朝に作るので、レンジで指定時間加熱したあと弁当箱に詰めるのですが、前日弁当の場合は、凍ったまま弁当箱に詰めておきます。
朝、詰め合わせた弁当箱ごとレンジで加熱するので加熱時間はあいまい。
朝作って詰めた弁当のほうがおいしいような気がするのは、気のせい?
原理から言えば同じ工程なはずですが…ね。
卵焼き
弁当の王道と言えば、やっぱり「卵焼き」!
私の作る卵焼きは少し甘めなんですが、これは前日に作って大丈夫?
結論、全然問題なし!
ウィンナー
すき間を埋める食材でもっとも手軽なのはウィンナー!
コレ、炒めて冷まして、冷蔵して、過熱して…だとまずくなるのでは??
結論。
味、変わりません。大丈夫!
ハンバーグ
これはもう全然問題なくおいしく召し上がれます。
夕飯の支度のときに多めに作り、弁当分は一口サイズの大きさに丸めて、焼いたものを冷凍しておけばOK。
あと1品というときのお助け食材になってくれます。
万全な対策をしたい場合、ハンバーグのたねをつくるときに、150gに対して小さじ1杯程度のお酢を加えることによって、24時間経過後もほとんど菌は検出しないという実験結果が出ています。気になるときはお酢を加えて作りましょう。
作り置きができる弁当おかず
時間があるときにまとめて作りストックしておきましょう。冷蔵で2~3日は大丈夫。(もしかしたら5日程度は大丈夫…)
きんぴらごぼう
お弁当と言えばきんぴらごぼう。毎週のように作っています。
すき間を埋めるのにも便利。
糸こんにゃくと牛肉のきんぴら
白飯進む!牛肉としらたきのしぐれ煮♪ by AYACHIN*
きんぴらに飽きたら、糸こんにゃくと牛肉を甘辛く煮て、お弁当のすき間埋めとして利用。
ひじき煮
大豆の入ったひじき煮は夕飯の副菜だけではなく、お弁当の1品としても大活躍。
プラカップに入れて盛り付けましょう。
にんじんグラッセ
レンジで4分簡単❇型抜き和風人参グラッセ by ❤和くんのお嫁さん❤
お弁当の見た目も鮮やかになるにんじんグラッセは、レンジを使えば簡単、時短。
切り干し大根煮
我が家の具沢山♥切り干し大根の炒め煮♥ by youおかしゃん
やはり日本人。この素朴な味がほっこりします。
彩りを演出する脇役おかず
ブロッコリー
ブロッコリーはお弁当の強い味方。でもそのまま食べるのは味がない。かと言ってマヨネーズは傷みやすいし…。
そんなときは茹でたブロッコリーをマヨネーズで炒めて、しょう油を垂らし、かつお節を振りかけたらお子さまでもパクパク食べれるメニューに変身。
一度お試しあれ!
茹でたブロッコリーは冷蔵庫で1日程度しか持たないので、残りは小分けして冷凍したほうがいいです。
プチトマトのピクルス
私の母のレシピ。普段トマトを食べない父がおいしいとパクパク食べたプチトマトの酢漬け。
カンタン酢とリンゴ酢をブレンドして(配分は好みで)、洗って水気を切ったプチトマトを一晩浸け込むだけ。
前日弁当におすすめの弁当箱
ミコノス タイトランチ2段
ドラマ『ウチの夫は仕事ができない』でサーヤが使っていたお弁当箱はこれ。
俄然お弁当作りに気合いが入ります。
わっぱ弁当箱
ひとつはもっておきたいわっぱの弁当箱。
ただし電子レンジでの使用はできないため、他の容器に冷蔵保存していた具材を詰め替える必要があります。
Note
実際前日弁当を持参し、お昼まで常温保存の状態で食べてみましたが、全然問題ないことがわかりました。
これから先、梅雨の時期から夏場になるとすこし注意が必要かもしれません。
幸い私の職場は冷房が効いており、お弁当を保冷剤で冷やしたことはないですが、今まで一度もお腹をこわしたことはありません。
子どもたちには夏場だけは保冷シート付の弁当袋に保冷剤を入れて持たせています。
注意点だけきっちり守れば大丈夫なので、安心して前日弁当を持参してください。
朝の忙しい時間が少しでも楽になればいいですね。