雨の日は洗濯物を外に干せない、花粉が気になる、布団をふんわり乾かしたい!
そんな願いを叶えてくれるコインランドリーの乾燥機。
ほとんどのコインランドリーはガスを使用しています。
あのカラリと乾いて、ふんわりとした柔らかな仕上がりは高温のガスだからこそできる技。
でも、重たい洗濯ものを運んでコインランドリーに行くのって面倒ですよね。
自宅にコインランドリーがあればこの上なく便利なのに…。 コインランドリーに行くたび、自宅に1台欲しいと思っておりました。
それを実現してくれるのがリンナイの「乾太くん」
乾太くんが欲しい!!
でも、家電のように簡単に購入できないというのがネック。
我が家でも乾太くん導入まで紆余曲折がありました。
念願の乾太くんが我が家にお嫁入りするまでの、なんてことない話ですが、乾太くんを導入したいけど、できずに断念している方の参考に少しでもなれば…という思いで書いてみました。
一旦は諦めた乾太くんが、ひょんなことから設置ができたというお話です。
興味があればどうぞ。
Contents
乾太くんは家庭用コインランドリー
我が家ではガスをこの上なく重宝しており、キッチンもガスコンロ、冬の暖はガスファンヒーター、雨の日の洗たく乾燥は浴室乾燥機とフル回転でガスを活用しております。
ところが浴室乾燥機については設置から12年が経過し、いつ故障してもおかしくない状況。
そこで兼ねてから欲しかった乾太くんを検討しようと20年来のお付き合いのあるガス会社販売店担当者に相談したところ……
乾太くんは後付けだと厳しい
乾太くん設置には排湿筒工事で壁に穴を開ける必要があり、ここがネック。
今から家を建てるなら、あらかじめ排気ダクトを作った設計にすれば問題ありませんが、既存住宅の場合、壁に穴を開ける必要があります。
窓の一部に窓パネルセットというものを設置する方法もあるみたいですが、我が家の洗面所の上部にある窓はサイズが合わず、なおかつ電動式になっているため潰すことができません。
我が家は大手ハウスメーカーで建てておりカスタマー対応が充実しています。
カスタマー担当者に相談すると、既存の無駄にデカイ洗面台をコンパクトなものにやり替えてその余白に穴を開けるという提案を受けました。
それって大規模リフォームになるじゃないですか。乾太くんを設置したいだけなのに……。
そこまでの予算もないためその案は却下。
泣く泣く乾太くんを諦め、電気の衣類乾燥機をリサーチ。
電気式の衣類乾燥機は乾太くんの4分の1程度の金額でありそうですが、家電量販店の販売員さんの説明によると、乾燥に3~4時間はかかるということ。
乾太くんは8Kgでも60~70分あれば乾くというから、実に3倍以上の時間がかかり、しかもふんわりという感じではなさそう…。
以前乾燥機能付きの縦型洗濯機を使っていましたが、4時間くらいかけて乾燥したのにしっとりとした仕上がりで1回か2回しか使用しなかったという経験から、乾かないイメージがあり、魅力をまったく感じない。
乾太くんは屋外に設置ならイケる
YouTubeや、ブログを読むと乾太くんをベランダで使用している方がおり、「これだ!」と思いました。
我が家のエコウィルは1階の裏庭に設置しております。
その上にキッチン側のベランダがあり、ベランダに設置すればガス管もそのまま下せ、コンセントもあります。
(※乾太くんは電源も必要です)
もう、ピシャリじゃないですか!
一旦は諦めた乾太くんへの情熱が沸々と湧きあがりました。
もうすぐ会える、乾太くん♪
ところがキッチンのベランダと言ってもおまけ程度の大きさでもっぱらゴミ箱を置くだけのスペースしかない小さなもの。
しかも庇(ひさし)は気持ち程度あるだけで、雨が降ろうものならベランダはずぶ濡れ状態。
屋外に設置する場合、専用のカバーもあるとのことですが、雨の日に使用するとき、雨に濡れながら洗濯ものを運ばなければならず、寒い日には外に出て出し入れをしなければならないという家事効率の悪さ…。
しかし、あのコインランドリーが自宅で兼ねられると思えばそれくらいの不便さは妥協せねば…。
ベランダに置く体で、ガス会社販売店担当者に見積もりを取ってもらいました。
乾太くん、まさかの品薄状態。半年待ち
見積もりを取りつつも、商品が入荷できないことがわかり、担当者からはしばらく待って欲しいと言われたのが今年の1月。
それから待つこと半年あまり。6月になってようやく商品が入荷しました!との連絡が。
実は乾太くんを導入しようと思ったのは、12年以上使い続けていたエコウィルをエコジョーズに買替える際、エコウィルと同時に設置した浴室乾燥機もそろそろ寿命を迎えそうだったから。
このタイミングで兼ねてより欲しかったガス乾燥機にシフトしようと考えました。
実際は乾太くんのほうが先に入荷ができ、エコジョーズのほうが少し遅れて入荷となり、その間倉庫で保管していただきました。
ベランダの庇よりも乾太くんがデカイことが判明
いよいよ納品してもらおうと、乾太くんのHPから乾太くんと専用台のサイズを確認。
乾太くんの背面をベランダの壁にくつけた状態で設置しようと考えておりましたが、 なんと庇の長さが610mmしかなく、乾太くんの奥行きのほうが長いことが判明。(はよ、気づけよ…)自分でツッコみを入れた
また扉を前にして設置すると、ベランダの手すりに当たりどうにも使いづらい。
ならば横に向けてはどうか…。
ところが乾太くんの横幅は650mm、庇は610mm。やはり乾太くんのほうがデカイ。
サンシェードで雨除けしようかと思いましたが、乾太くんが当たり、どうもよろしくない。
なら、庇(ひさし)の真下にジャバラの波板をDIYしようか。
↑こんなイメージ
木材を四隅に立て、その上に波板を乗せるという簡易的なDIY。
我ながらグッドアイデア!
ところが設置するのは2階のベランダ。
屋根部分の波板の設置は登ってやらねばならない。
これ、誰がやるの?(私…)
こんなとき、今までは父がDIYの手伝いをしてくれたので心強かったし、なんでも出来てきた。
ところが父が脳梗塞で倒れ、半身不随となってしまったため父の力を借りることもままならず、かと言って私ひとりで、例え簡易的であれ、2階のベランダに波板を設置するなんざ自信のかけらもなかった。
そだ、【くらしのマーケット】 に頼もうか…と探してみるも何か違う。 もっとおおがかりな補修を請け負っている方ばかりで、どうもしっくりこない。
やはり自分でDIYか……(自信なさすぎ)
答えが出ないまま、取りあえず先にエコジョーズのやり替え工事を行いました。
【盲点】24時間換気システム
ところがふとしたことで転機が訪れた!!
エコジョーズの設置工事のときに ガス機器スペシャリスト(GSS)の方が同行されました。
そこでベランダをみてもらい、ついでに洗面所もみてもらったところ……
GSSの方が、洗面所に設置してある「24時間換気システム」に目をつけました。
本当は24時間つけっぱなしにしなければならない器具ですが、我が家の場合、浴室に窓があり、毎日窓を開けて換気しているため、洗面所の24時間換気システムはオフにしていました。
つまり使っていないという……。
これは外にダクトが繋がっているのでここに排気ダクトを取りつければ問題ないと。
また肝心のガスも引き込まれていました。
v(≧∀≦)v
洗面所に穴を開けることばかり考えていたので、これは盲点でした。
乾太くんをベランダではなく、洗面所に設置できるなんて、なんて夢のようでしょう。
乾太くん8kg設置工事
ということで、後日改めて設置工事を行い、無事我が家に8kgの乾太くんがお嫁入りしました。
設置工事の様子
最初に専用台を組み立て、乾太くんを設置する位置を決めたら排気ダクトの接続工事です。
思った以上に存在感があります。なんか工場のボイラー室みたい(笑)
乾太くんと同時に洗濯機も新調することにしました。
関連記事ヤマダ電機「他店より安く」は本当!【コツあり】10kgの洗濯機が5万以下で買えた
洗濯機上に乾太くんを設置するにあたり専用台も購入。
専用台は、高、中、低の3種類があり、高、中は高さ調整できます。
洗濯機のサイズを確認し、フタを開けたときに当たらない高さに設置してもらいました。
洗濯機のフタを開けたら高さが1345mm。
乾太くんの専用台(高)は高さ調整ができ、マックス1380mmなので一番高い位置でセッティングしてもらいました。
ところが思ったより、乾太くんが高い位置に。
排気ダクトをつなげてしまえば位置をずらすことができないので、ここは慎重に考えなければなりません。
まだ洗濯機が届かず、乾太くんだけ設置で、もし洗濯機がうまく収まらなければどうしようと不安がありました。
工事担当者曰く、乾太くんを下げる分については、排水ダクトを継ぎ足せば問題ないが、逆に高くするのは排水ダクトを縮めることはできないため難しいとのこと。
洗濯機を設置してみて、あまりにも使い勝手が悪いと思った場合、下げての設置もできそうなので少し安心。
ガス栓をつなぎ、乾太くんのセッティング完了。
洗濯機が届き、フタを開けてみたら全開できました。
そのせいで乾太くんが高い位置になりましたが、我が家に踏み台になる丸椅子があったので、それを使って出し入れするようにしたら特に問題なしでした。
- 洗濯機のフタが途中までしか開かなくてもいいから乾太くんの扉が顔の位置にしたい
- 洗濯機の扉が全開しないとストレス。乾太くんは踏み台を使って使用。
これはどっちを取るかの選択になります。
ガス会社担当者と、工事担当者に意見を聞いたところ圧倒的に後者だとアドバイスをいただきました。
洗濯機を開けるとき、フタが半開きだとそこでストッパーは効かないので必然的に片手でフタを持ち、もう一方の手で洗濯物を投げ込む作業となります。
これは不便…。
毎日のことなのでストレスなく行うには洗濯機のフタは全開できたほうがいい。
踏み台を使うことについては、我が家では誰も不便と感じておらず、この選択に満足。
洗濯だけに選択が大事。なんちゃって。
乾太くん設置にあたり洗面所リニューアル
乾太くんを設置するついでに兼ねてからボロボロになったクッションフロアの張り替えも行いました。
こちらも自力DIYを考えたのですが、結局はプロにお願いすることに。
20年来のお付き合いのあるガス会社販売店担当者に請け負ってくれるリフォーム業者さんがいないか聞いたところ、安くでやってくれる業者さんが見つかりました。
ついでにクッションフロアも新調。そのときのお話はこちら↓
また、11年使った洗濯機もいつ壊れてもおかしくない状態なので、この機会に新調。
最近の洗濯機はドラム式をはじめ、縦型洗濯機でもいろんな機能がついたものが多いですが、我が家には乾太くんがお嫁入りするので、洗濯機に乾燥機能は必要ありません。
洗濯のみできるシンプルな洗濯機が欲しかったのですが、これがなかなかなくて探し回りました。
ようやくゲットできた洗濯機は東芝のAW10M7。なんと購入しようとヤマダ電機に出向いたら生産終了となってしまい在庫がない。必死に探してゲットした話はこちら↓
シンプルな洗濯機を求めつつ、気になったのが東芝のウルトラファインバブル機能。
ウルトラファインバブル機能が搭載された洗濯機はゆうに10万円を超えるため、予算オーバー。そこで噂のWashAAをつけました。
WashAAは全自動洗濯機と給水ホースの間に取り付けるマイクロ・ナノバブル発生装置
と、乾太くん導入に当たっていろいろ紆余曲折があり設置に至りました。
乾太くんのレビューについてはのちほど追記します。
2023年5月 追記しました!