ママ友で牛乳石鹸赤箱の虜になっている方がいて、彼女はここ数年赤箱オンリー。
全身洗いも洗顔もこれ1個で完結しているといういわゆる「赤箱女子」
いやいやいやいや
いやいやいやいや
石けんで顔を洗うとな?
((( ;゚Д゚))エッ!?
身体は石けんでもいいけど、顔はやっぱり専用の洗顔料でしょ、そもそもつっぱるし、、、
という先入観を捨てきれずにいる私。
もう何年も牛乳石鹸を使っているそのママ友は私より10歳くらい年下で、お肌ツルツル。
もし石鹸で洗顔ができるならこの上ないコストパフォーマンスのよさ。
肌もツルツルになって、コスパも最高ならぜひとも牛乳石鹸洗顔にトライしてみたくなりました。
アラフィフの私でも果たして顔を洗えるのでしょうか?
安価すぎて本当に肌に大丈夫?という不安を払拭すべく検証してみました。
ちなみに私はおでこはテカるが、頬は粉吹く混合肌です。
Contents
牛乳石鹸で洗顔できる?
私はマジックソープを愛用しており、身体はマジックソープ、洗顔はそのときの気分でチョイスした洗顔料を使っております。
最近父の入浴介助をするようになったのですが、父はもっぱら石鹸派。
入浴介助開始当時はボディソープを使っておりましたが、牛乳石鹸赤箱に変えると、心なしか父の肌がしっとりとしたような…。
試しに自分も牛乳石鹸赤箱で身体を洗ってみたところ、風呂上りが妙にしっとりと肌が落ち着いている。
いやいやいやいや
これは最近、シャワーヘッドをミラブルゼロに変えたせいよね。
と、最初はさして気にしておりませんでした。
ところがボディソープで洗った日と、牛乳石鹸赤箱で洗った日のしっとりさが肌感覚で違う。
なんだろ?このさっぱりとしながらもしっとりとした感触は……
これなら洗顔もイケるかも…
゜∀゜!!
一番気になるのが洗顔後のツッパリ。
必要以上に肌に必要な皮脂まで落としてしまうと乾燥の原因になってしまう。
ここをクリアできれば牛乳石鹸での洗顔もあり?
牛乳石鹸で洗顔してみた
まず赤箱で洗顔してみました。
泡立てネットで泡立てると、まろやかな泡立ちで、ふわふわのホイップクリームみたい。
クレイが配合された洗顔料みたいにピンと角が立ったような弾力性の泡ではなくて、ほんとに柔らかいふわっとした泡立ち。
悪く言うと頼りない感じ。
しかし肌に乗せたときの感触はふわっとして優しい。
ゴシゴシ擦らずクルクルとなぞるだけで皮脂汚れを落としてくれます。
洗顔後の感じは専用の洗顔料と洗ったときと大差なし。
いわゆる普通の石けんで洗ったときのようなゴワゴワ感はまったくありません。
多少のツッパリ感はあるものの、これは専用の洗顔料を使ったときと同じ程度のハリ具合。
最近シャワーヘッドをミラブルゼロに変えてから、トルネードミストを30秒ほど顔にあて続けると、毛穴の汚れがさっぱりと落ちたのか、顔がスッキリしてお風呂上り、心なしか肌が白くなったと感じるようになりました。
さらに牛乳石鹸で洗うともう1トーン明るくなったような気がします。
(あくまで個人的感想)
本当に牛乳石鹸赤箱で洗顔して大丈夫なのか、データで検証してみたいと思います。
スキンチェッカーで肌の状態をチェック。
まず入浴前の右頬の状態は、
水分量…47%、油分…47%、弾力性…58%
入浴中に洗顔し、お風呂上りに計測したところ
水分量…62%、油分…41%、弾力性…67%
水分量は15%アップ、油分は6%減、弾力性は9%アップと皮脂汚れは落としつつ、水分量はしっかりキープ。というよりかなり大幅にアップしていました。
肌の水分量は保った結果となりました。
水分量に関しては、最近ミラブルゼロにシャワーヘッドを変えたせいもあり、保水効果が高くなっている可能性が高いです…。
そうなりゃ、云千円する洗顔料と比較しても遜色ないではありませんか~!
圧倒的リーズナブルな価格で、全身はもちろん洗顔もできるなんて
目からウロコ……
なら、青箱はどうでしょうか?
青箱は赤箱に配合されているうるおい成分スクワランが配合されておらず、どちらかといえば、さっぱりと洗い上げるタイプの石鹸。
赤箱はローズの香りでなんというか少し甘くゴージャスさがあったりします。
対して青箱はジャスミン。
なるほど南国のエキゾチックな初夏を連想させるすっきりした香りがします。
スクワランが配合されていないので保湿成分に欠けるという意見もあるようですが、肌のつっぱり具合など赤箱も青箱も大差ないように感じます。
肌感覚だけでなく、データで検証してみたいと思います。
こちらも入浴前にチェックすると
水分量…67%、油分…40%、弾力性…70%
お風呂で青箱で洗顔をし入浴後に計測したところ
水分…83%、油分34%、弾力性…80%
水分量は16%アップ、油分は6%ほど減少し、弾力性は10%増えておりまずまずの結果。
検証結果を見るからに、赤箱でも青箱でも大差ありませんでした。
ということは、特に赤箱にこだわらずどちらで洗顔しても問題ないということになりますね。
ただせっかくなら保湿成分(スクワラン)があったほうがいいかな……。(気持ちの問題)
とくにアラフィフともなれば保湿には気を配りたいですし。
しっとり洗いたいときは赤箱、さっぱり洗いたいときは青箱と使い分けてもよさそうです。
牛乳石鹸赤箱&青箱とは
牛乳石鹸は牛乳石鹸共進社株式会社が製造販売する石鹸です。
1928年に大阪で誕生し、当初発売されたのは「赤箱」でした。
1949年に「青箱」が関東地方を中心に販売され、今でも関東では青箱、関西では赤箱が多く売られているなど地域によって違いがあるとか。
私が住む福岡ではどちらも売られており、もしかしたらスーパーやドラックストアによっても取扱いが変わってくるのかもしれません。
赤箱 | 青箱 | |
洗い上がり | しっとりすべすべのなめらかな美肌に洗い上げます。洗顔にも使えます。 |
さっぱりすべすべ肌に洗い上げます。 |
泡立ち | ゆたかでクリーミィな泡立ち | ゆたかでソフトな泡立ち |
うるおい成分 | ミルク成分(乳脂:お肌の保護成分)とスクワラン(うるおい成分)配合 | ミルク成分(乳脂:お肌の保護成分)配合 |
香り | やさしいローズ調の花の香り | さわやかなジャスミン調の花の香り |
発売開始時期 | 1928(昭和3)年~ | 1949(昭和24)年~ |
種類・価格 |
●レギュラーサイズ…100g110円(税込) ●赤箱125…125g132円(税込) |
●レギュラーサイズ…85g96円(税込) ●バスサイズ…130gオープン価格 |
全成分 | 石ケン素地・香料・乳脂(牛乳)・スクワラン・水・ステアリン酸・酸化チタン・EDTA-4Na | 石ケン素地・香料・乳脂(牛乳)・水・ステアリン酸・酸化チタン・EDTA-4Na |
しっとりと洗い上げる赤箱
赤箱は、ゆたかでクリーミィな泡立ち。
スクワラン(うるおい成分)配合でしっとりとした洗い上がり。
スクワランは、水分や汗と混じって皮脂膜になるため、肌を乾燥から守ってくれます。
もともと人間の肌の中にも存在する天然の成分のため肌なじみもよく、毛穴を詰まらせません。
ローズ調の香りということですが、個人的にはきつい香りではなくお母さんの匂いがします。(昔からあるからか、そう感じるのかな…)
さっぱり洗い上げる青箱
青箱は赤箱よりもリーズナブルな価格で店頭で売られています。
赤箱と成分は同じですが、青箱にはうるおい成分のスクワランが入っていません。
ただしお肌を保護する「ミルクバター」は青箱にも配合されているので、青箱も洗顔に使うことができます。
ゆたかでソフトな泡立ちで、さっぱりとした洗い上がり。
脂性肌の方はこちらのほうがさっぱりとしていいかも?
ジャスミン調の香りがさわやか。
ミルク成分で肌がなめらかに
牛乳石鹸というネーミングだけあって、ちゃんと牛乳が配合されています。
「ミルク成分」はミルクバターのこと。
新鮮な牛乳から作られているミルクバターは、乳清(ホエー)とも呼ばれ、かつてクレオパトラも愛用していた美容にいい成分。
美肌づくりにかかせない水溶性のタンパク質や乳糖、水溶性ビタミン、ミネラルが多く含まれており、
活性酸素の働きを抑制する「グルタチオン」を増加させる抗酸化作用があります。
抗炎症作用、鎮痛作用などもあり、肌荒れやニキビなどの美容にも効果が期待できるとして注目されている成分です。
たしかに洗い上りは肌のキメが整ったように感じるのはこのミルクバターのせい?
昔ながらの釜だき製法
石けんを作る方法として、釜だき製法か中和法の2つの方法があります。
もっとも大量生産できるのは中和法で、脂肪酸と苛性ソーダを反応機にいれて加熱撹拌させるだけで数時間で化粧石けんを作ることができる製法です。
しかしできあがった石けんには保湿成分であるグリセリンが含まれていないため洗浄後に肌につっぱり感がでてきます。
牛乳石鹸は手間のかかる釜だき製法で作られています。
熟練の職人さんが国内の工場で約1週間かけて油脂を加熱撹拌しながら、水や水酸化ナトリウムを加えてけん化させ、食塩を加えて石けんと不純物を分離させる作業を2回繰り返して作っています。
釜だき製法でていねいに作られることにより、うるおい成分が程よく含まれ、肌あたりの優しい石けんに仕上がっています。
牛乳石鹸で洗顔するときの注意点
クレンジングの代用をするなら2回洗顔
泡立てネットを使う
クレンジングの代用をするなら2回洗顔
牛乳石鹸は洗顔だけでなく、メイク落とし(クレンジング)もできます。
ただし使い方に注意。
毎日 石鹸だけでメイクも落としています。 よく泡立てて 二回洗顔して終わりです。強くこすったりもせず、綺麗に落ちています。 化粧品店でこれを言うと必ず「やめて下さい」と言われますが、肌は問題ないし逆にキレイなくらいなので やめられません。使ってトラブルもないなら 私はオススメです。
引用:Yahoo!知恵袋
メイク落としをする場合、必ず2回洗うようにします。
赤箱女子のCHiRiさんも生まれたときから赤箱を使っているヘビーユーザー。
クレンジングも洗顔も、手や体を洗うのも
ぜーんぶ赤箱(しかも家族全員)!
メイクしたままお風呂に入ったらまず赤箱で洗顔。そのあと髪や身体を洗ったあと湯船でじっくり身体を温めてからもう一度、2度目の洗顔をするとすっきりキレイに洗えているとか。
参考Life of 赤箱女子
ただしメイクってかなり個人差がありますよね。
私なんか朝しっかりメイクしても夕方は汗や皮脂でノーメイク状態になっています。かろうじてアイメイクは残っていますが、眉毛は麻呂状態…(笑)
そんな感じなのでとくにがっつりクレンジングも必要ありませんが、しっかりメイクアップしている場合、アイメイクなどはキャリアオイルや馬油などの天然オイルと併用して使うのがいいかもですね。
メイクしたところにオイルを馴染ませて、軽くティッシュオフしたのち牛乳石鹸で洗顔します。
本当に2回の洗顔でメイクが落ちているのか検証しました。
お風呂で2回洗顔したあと、ビオデルマで拭き取ってみました。
ファンデーションはもちろん、アイメークもきれいに落とせていました。
ただ何度も言って恐縮ですが、ミラブルゼロのトルネードミストを30秒顔に当て続けることでファンデーションの汚れも落とせるということらしく、正直なところ牛乳石鹸なのかミラブルゼロの効果なのかは不明…。
泡立てネットを使う
石けんで洗顔するときにマストとなるのが泡立てネット。
手で泡立てたときと、泡立てネットで泡立てたときに肌触りはまったく別物。
石けん洗顔するときは必ず泡立てネットを使うようにしましょう。
参考「モコモコ泡」の作り方
Note
石けんで顔を洗うという発想がなかっただけに、牛乳石鹸で洗顔できるなんて目からウロコでした。
ただ洗顔の際は泡立てネットを使ったほうがキメ細やかな泡でふんわりと肌を包んでくれるので、これはマスト。
(手でも作れないことはないですが、結構時間がかかるのでネットを使うのが一番!)
牛乳石鹸での洗顔は、アラフィフでもパサパサせずに使えています。
もっと早くに知っていたら洗顔料どれだけ節約できたことか……。
とは言え、基礎化粧はたまに変えてみると、肌も変化に順応しようと頑張るみたいだし、自分自身もリフレッシュします。
気分によってお気に入りの洗顔料に変えたりと楽しみながら洗顔したいですね。
ミラブルゼロ×牛乳石鹼で最強のバスタイム♪
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